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とある人物達が歩んできた道 ~ 振り払えぬ心 ~ ③
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こんな感情のまま、イライラしながら姫ちゃんの部屋に行くのはどうよ?駄目よね?気持ちを切り替えましょう…
ちょっとだけ、立ち止まり、通路の窓を開けて、窓から外の空気を吸いながら月でも眺めて心を落ち着かせて…おちつかせて…はぁ、ぶんなぐりてぇ!!
…騎士様がいたら、あの馬鹿をどうやって扱うのかしら?どうやって舵をとるのかしら?
是非とも、ご教授願いたいわね…
ぁ、そっか、今度、お義父様に相談してみてもいいかもしれないわね?血気盛んな騎士達の面倒を見てきた人だからこそ知りえる世界ってのがあるわよね?
うん、そうね、今度、手紙でも書こうかしら。暇そうにしているだろうし…
零れ出る溜息に苛立ちという感情を含ませながら空に流す、何度も何度も…心落ち着かせるために溜息を垂れ流している間もずっと、月の裏側を見ようとする、だけど、見ることは絶対に出来ない、永遠に会えない想い人を見つめるような乙女のように月を眺めながら吐息を夜空に向かって吹きかけていく・・・
うん、落ち着いてきたし、あの馬鹿の顔も忘れたわね。
さぁ、姫ちゃんの部屋にでも行こうかしらっと、静かに窓を閉めて部屋に向かうのだけれど、その前に念のために寄っておいた方がいいかしら?
姫ちゃんが仕事をしていることが多い執務室を覗いてみたほうがいいかしら?…
いえ、止めておきましょう、小娘が陣取ってそうな予感がするのよ、今の苛つきやすい状態の私があの小娘を前にすると、苛立ちが再燃しかねないわね。
執務室によることなく、真っすぐに姫ちゃんの部屋に前に辿り着き、部屋を優しくノックする…
返事はない?時間的に寝ていてもおかしくはないだろうけれど、一緒に昼寝をしていた時間を考えれば、まだ起きていそうな気はする。
もう一度、優しくノックする…返事はない。
だとすれば、寝ているか部屋を開けてるかの2択
ドアノブを捻る、鍵はかかっていない、姫ちゃんは基本的にドアのカギを閉めないことが多い。不用心だと思うでしょ?姫ちゃん曰くね
【見られて困る物が無いし、盗られるものも無い、私の部屋という危険な場所に無暗に踏み入る無謀な奴はいない】って理由なのよね。
うーん、姫ちゃんは自分の事を女性だという認識があるのかしら?世の中にはHENTAIっていうのが居るのよ?
部屋の中に入り、灯りを灯し中を見回わすが…見当たらないわね部屋にはいなそうね、っていうか散らかってるわね~書類があちこちに散乱してるじゃない…
そうだった、あの子、片付けるの苦手だったわね、ごちゃっと置くのよね、自分自身では何処に何があるのか把握しているから大丈夫!人の目に当たる場所は綺麗にするから!って心情だったわね。
まぁ、明日の昼にでも小娘が綺麗に整理整頓して、掃除も完璧にするでしょうから問題ないわね。
うーん、ベッドにもいないし、執務室で仕事をしていそうね。
散らばっている書類を適当に拾ってみるが、内容も、予算だとか、今後の議題だとか、人員名簿だとかで、目当てのものはない。
部屋に置かれている見慣れぬ木箱があるので蓋を外してみると、中には紙が入っている。
これは…そうよ!私が見たかったものじゃない。検査結果届いていたのね。
【特定の条件をベースとし、どの程度、ベースと合致しているのか生物学的検査】
恐らく、この書類を作成した人も、これが何を意味するのか知らないでしょうね。
表紙を捲り、1ページ目を確認する。
見知った名前たちに、何処のどの部分が最も数値が高いのか書かれている。
その中に先輩の名前があるのを発見する。あの人って何処か特出した能力がないけれど、もしかしたら秘めたる才能が!?
…なかった。数値はすこぶるほど、下だった、っていうか、無反応?ぇ?むはんのう?
もしかすると、先輩はここの大陸の血筋ではなく、よその大陸から連れてこられた捨て子とか?
…確かに先輩って力が強いわけでもなく、術式に優れているわけでもなく、魔力が濃いわけでもない、寧ろ譲渡法が未だに苦手としている。
扱えないことは無いが苦手なのよね…うん、始祖様の血が薄すぎるのかもしれないし、実はこの大陸の出自ではないのかもしれないわね。
先輩の下は奥様の名前が書かれているわね、んー…ん?
奥様も数値が低いわね?てっきり…そうよね、術式とか、色々と…そ、ぅなのね、あの人も努力の末って人だったのね。
そういえば、浸透水式の適正も低かったわね、意識を通す技が苦手だったのよね。
もしかしなくても、浸透水式の適正値にも始祖様の血が濃いか薄いかの影響があるかもしれないわね。
そうなると…資料に急いで目を通すが、悲しい気持ちになる。
医療班の殆どが、想像していた以上に数値が低い…そう、なんだ、やっぱり相当、血が薄くなってしまっているのね。
私達は、徐々に弱くなっているっていう推測は正解なのでしょうね。
はぁ、残念ね。これじゃ、世代交代できないじゃない。
っていうか、この数値を見る限り、どう頑張っても届かない気がする…
血が濃い人達を神の如き視点で選び、選定し交配を繰り返しても…血を濃くするなんて無理じゃない?1+1は2じゃないのよ?
はぁ、これってさ、やっぱり、あーだめ、考えたくないけれど答えが先に出てきて囁いてくるじゃない、無理だって。
現実は、私達が思い描いているよりも絶望的ってことじゃない?…ぶん投げたくなる結果よね?
やっぱり、神様は見ているのよ、人という枠組みから逸脱した考えだって、そんなのは失敗に終わるって、愛無くして先はないって言いたのかしら?
だったら、騎士様を返してよ…
心が滅入りそうになるのを頭をふって頬を叩いて奮い立たせる。
あー、なんかもー嫌になってきたわねー!こうも、現実を叩きつけられちゃうと…やる気も抜け落ちて消えて行っちゃうわよ。
そうよねー。そりゃそうだわよねー。始祖様の血が濃かったら、頭角をメキメキと現しているじゃない…はぁーもぅ、そんな人…
そんな、ひと…いるじゃない、いるじゃない!いるじゃないのさ!
諦めかけていた時に他と一線を書くほどの異分子、イレギュラー、異端児、怪力無双此処にあり!!
女将!あいつもしっかりと検査の為に嫌がる中、血をとったじゃない!!
女将!おかみ!おかみ!!
必死に資料を読み漁っていくけれど、あれ?おかしいわね、名前が無いじゃない?
あー、もしかして、全てが終わったわけじゃなく、検査が終わった部分だけ送られてきたのかしら?
もう一度、資料をじっくりと見て行く…やっぱりそうね、私や姫ちゃんだけじゃなく、戦士や騎士の人達も名前が無いじゃない?
それに、このリストにある人たちの殆どが数値が芳しくない人達
まだ、希望は残されているってことね。
他にも資料が無いか見てみるが、魔道具の設計図とか、術式に関する論文とか、大型魔道具の稼働状況、実験段階などなど。
特に真新しいモノはなさそうね、新機軸の術式とか、研究も順調そうね、結果は伴ってはいないけれど、確実に前へと進めている。
教会の地下に設置した祈りの間を利用した魔道具も問題なく稼働しているし、各教会へも順次設備を導入しつつあるっと…
私達が明日を、未来を勝ち取るための策は順調に展開していけているわね。
…このまま、何事もなく、人の尊厳などを踏みにじることなく、生き残れたらいいのだろうけれど、私と姫ちゃんはそこまで甘く短絡的に事を構えてはいない。
寧ろ、間に合わない可能性の方が高いのかもしれない。敵と人、その戦力における天秤はどちらが勝っているのか計り様がないモノね
ふむ、目当てのモノも無いし、姫ちゃんも居ない、なら、私がすることは一つ。
一時撤退ね、この結果だったら報告する迄も無し、私だったら話題に出す気にもなれないわね。
取り合えず、今日は…うん、寝てから考えましょう。色々と、心が疲れたわよ…
資料を元の場所に戻し、姫ちゃんの部屋を出て自室へと戻っていく。
帰り道に執務室のドアから灯りが漏れているのが見えたので、執務室で仕事をしているのだと察する。
遅くまでご苦労様、寝れる時にゆっくりと寝てよ?
そんな普通の、ごく当たり前の、親が子供を心配するような内容に、自然と笑みが零れてしまった。
ちょっとだけ、立ち止まり、通路の窓を開けて、窓から外の空気を吸いながら月でも眺めて心を落ち着かせて…おちつかせて…はぁ、ぶんなぐりてぇ!!
…騎士様がいたら、あの馬鹿をどうやって扱うのかしら?どうやって舵をとるのかしら?
是非とも、ご教授願いたいわね…
ぁ、そっか、今度、お義父様に相談してみてもいいかもしれないわね?血気盛んな騎士達の面倒を見てきた人だからこそ知りえる世界ってのがあるわよね?
うん、そうね、今度、手紙でも書こうかしら。暇そうにしているだろうし…
零れ出る溜息に苛立ちという感情を含ませながら空に流す、何度も何度も…心落ち着かせるために溜息を垂れ流している間もずっと、月の裏側を見ようとする、だけど、見ることは絶対に出来ない、永遠に会えない想い人を見つめるような乙女のように月を眺めながら吐息を夜空に向かって吹きかけていく・・・
うん、落ち着いてきたし、あの馬鹿の顔も忘れたわね。
さぁ、姫ちゃんの部屋にでも行こうかしらっと、静かに窓を閉めて部屋に向かうのだけれど、その前に念のために寄っておいた方がいいかしら?
姫ちゃんが仕事をしていることが多い執務室を覗いてみたほうがいいかしら?…
いえ、止めておきましょう、小娘が陣取ってそうな予感がするのよ、今の苛つきやすい状態の私があの小娘を前にすると、苛立ちが再燃しかねないわね。
執務室によることなく、真っすぐに姫ちゃんの部屋に前に辿り着き、部屋を優しくノックする…
返事はない?時間的に寝ていてもおかしくはないだろうけれど、一緒に昼寝をしていた時間を考えれば、まだ起きていそうな気はする。
もう一度、優しくノックする…返事はない。
だとすれば、寝ているか部屋を開けてるかの2択
ドアノブを捻る、鍵はかかっていない、姫ちゃんは基本的にドアのカギを閉めないことが多い。不用心だと思うでしょ?姫ちゃん曰くね
【見られて困る物が無いし、盗られるものも無い、私の部屋という危険な場所に無暗に踏み入る無謀な奴はいない】って理由なのよね。
うーん、姫ちゃんは自分の事を女性だという認識があるのかしら?世の中にはHENTAIっていうのが居るのよ?
部屋の中に入り、灯りを灯し中を見回わすが…見当たらないわね部屋にはいなそうね、っていうか散らかってるわね~書類があちこちに散乱してるじゃない…
そうだった、あの子、片付けるの苦手だったわね、ごちゃっと置くのよね、自分自身では何処に何があるのか把握しているから大丈夫!人の目に当たる場所は綺麗にするから!って心情だったわね。
まぁ、明日の昼にでも小娘が綺麗に整理整頓して、掃除も完璧にするでしょうから問題ないわね。
うーん、ベッドにもいないし、執務室で仕事をしていそうね。
散らばっている書類を適当に拾ってみるが、内容も、予算だとか、今後の議題だとか、人員名簿だとかで、目当てのものはない。
部屋に置かれている見慣れぬ木箱があるので蓋を外してみると、中には紙が入っている。
これは…そうよ!私が見たかったものじゃない。検査結果届いていたのね。
【特定の条件をベースとし、どの程度、ベースと合致しているのか生物学的検査】
恐らく、この書類を作成した人も、これが何を意味するのか知らないでしょうね。
表紙を捲り、1ページ目を確認する。
見知った名前たちに、何処のどの部分が最も数値が高いのか書かれている。
その中に先輩の名前があるのを発見する。あの人って何処か特出した能力がないけれど、もしかしたら秘めたる才能が!?
…なかった。数値はすこぶるほど、下だった、っていうか、無反応?ぇ?むはんのう?
もしかすると、先輩はここの大陸の血筋ではなく、よその大陸から連れてこられた捨て子とか?
…確かに先輩って力が強いわけでもなく、術式に優れているわけでもなく、魔力が濃いわけでもない、寧ろ譲渡法が未だに苦手としている。
扱えないことは無いが苦手なのよね…うん、始祖様の血が薄すぎるのかもしれないし、実はこの大陸の出自ではないのかもしれないわね。
先輩の下は奥様の名前が書かれているわね、んー…ん?
奥様も数値が低いわね?てっきり…そうよね、術式とか、色々と…そ、ぅなのね、あの人も努力の末って人だったのね。
そういえば、浸透水式の適正も低かったわね、意識を通す技が苦手だったのよね。
もしかしなくても、浸透水式の適正値にも始祖様の血が濃いか薄いかの影響があるかもしれないわね。
そうなると…資料に急いで目を通すが、悲しい気持ちになる。
医療班の殆どが、想像していた以上に数値が低い…そう、なんだ、やっぱり相当、血が薄くなってしまっているのね。
私達は、徐々に弱くなっているっていう推測は正解なのでしょうね。
はぁ、残念ね。これじゃ、世代交代できないじゃない。
っていうか、この数値を見る限り、どう頑張っても届かない気がする…
血が濃い人達を神の如き視点で選び、選定し交配を繰り返しても…血を濃くするなんて無理じゃない?1+1は2じゃないのよ?
はぁ、これってさ、やっぱり、あーだめ、考えたくないけれど答えが先に出てきて囁いてくるじゃない、無理だって。
現実は、私達が思い描いているよりも絶望的ってことじゃない?…ぶん投げたくなる結果よね?
やっぱり、神様は見ているのよ、人という枠組みから逸脱した考えだって、そんなのは失敗に終わるって、愛無くして先はないって言いたのかしら?
だったら、騎士様を返してよ…
心が滅入りそうになるのを頭をふって頬を叩いて奮い立たせる。
あー、なんかもー嫌になってきたわねー!こうも、現実を叩きつけられちゃうと…やる気も抜け落ちて消えて行っちゃうわよ。
そうよねー。そりゃそうだわよねー。始祖様の血が濃かったら、頭角をメキメキと現しているじゃない…はぁーもぅ、そんな人…
そんな、ひと…いるじゃない、いるじゃない!いるじゃないのさ!
諦めかけていた時に他と一線を書くほどの異分子、イレギュラー、異端児、怪力無双此処にあり!!
女将!あいつもしっかりと検査の為に嫌がる中、血をとったじゃない!!
女将!おかみ!おかみ!!
必死に資料を読み漁っていくけれど、あれ?おかしいわね、名前が無いじゃない?
あー、もしかして、全てが終わったわけじゃなく、検査が終わった部分だけ送られてきたのかしら?
もう一度、資料をじっくりと見て行く…やっぱりそうね、私や姫ちゃんだけじゃなく、戦士や騎士の人達も名前が無いじゃない?
それに、このリストにある人たちの殆どが数値が芳しくない人達
まだ、希望は残されているってことね。
他にも資料が無いか見てみるが、魔道具の設計図とか、術式に関する論文とか、大型魔道具の稼働状況、実験段階などなど。
特に真新しいモノはなさそうね、新機軸の術式とか、研究も順調そうね、結果は伴ってはいないけれど、確実に前へと進めている。
教会の地下に設置した祈りの間を利用した魔道具も問題なく稼働しているし、各教会へも順次設備を導入しつつあるっと…
私達が明日を、未来を勝ち取るための策は順調に展開していけているわね。
…このまま、何事もなく、人の尊厳などを踏みにじることなく、生き残れたらいいのだろうけれど、私と姫ちゃんはそこまで甘く短絡的に事を構えてはいない。
寧ろ、間に合わない可能性の方が高いのかもしれない。敵と人、その戦力における天秤はどちらが勝っているのか計り様がないモノね
ふむ、目当てのモノも無いし、姫ちゃんも居ない、なら、私がすることは一つ。
一時撤退ね、この結果だったら報告する迄も無し、私だったら話題に出す気にもなれないわね。
取り合えず、今日は…うん、寝てから考えましょう。色々と、心が疲れたわよ…
資料を元の場所に戻し、姫ちゃんの部屋を出て自室へと戻っていく。
帰り道に執務室のドアから灯りが漏れているのが見えたので、執務室で仕事をしているのだと察する。
遅くまでご苦労様、寝れる時にゆっくりと寝てよ?
そんな普通の、ごく当たり前の、親が子供を心配するような内容に、自然と笑みが零れてしまった。
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