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王位継承戦 Side-S 6■■の残滓
しおりを挟む次の日は、目覚ましで起きた後は、各方面にMMさんと一緒に挨拶回りをして、今後とも長いお付き合いをお願いしますと社会人みたいな感じでドサ周りをして王都を出るために馬車に乗り換えようとすると、馬ちゃんに背中を噛まれて呼び止められてしまう、振り返ると寂しそうな顔をする。
連れて帰ってあげたいけれど、君の仕事があるでしょと顔を抱きしめて撫でてあげると悲しそうな寂しそうな顔をするので、会える時には会いに行くからねと念を込めながら撫でてからお腹をぺちんと叩いて、帰りの馬車に乗り込む。
全員で撤収する時に、後列に司祭様が見えたんだけど、気のせいだと見間違いだと、自分に言い聞かせて出発する。
馬車の中には、一枚の紙が置かれており手袋をして裏返して文字を見ると
〈この恥を俺は忘れない、お前という目標が俺を焦がす、何時の日か晴らさせてもらおう〉
危険を顧みずにわざわざご丁寧に木炭で焦げを表現して手紙を置く辺り、よっぽどの恨みをかったってことだよね、目的は完璧に遂げたかな。
いいよ、何度も何度も、いくらでも腐り切ったお前のプライドを、性根を焦げ付かせてあげる。
何回挑んでもお前では私には勝てないと思い知らせてあげる…悔いて悔いて敗北の味だけを舐めながら生きて朽ちていけ、お前の業はそれをもって許されるだろうね…
窓を開けて、術式で火をつけて燃え落ちる迄、眺めて、ボロボロになった紙に水をしたらせてから外に放り投げる。
きっと、この光景も遠くから見ているでしょうからね
良い挑発になる
「姫ちゃん、ゴミを外に投げるのは良くないんじゃねぇのか?」
外を警護の為に歩きながら付いてくるMMさんに怒られちゃった、てへ☆彡
馬車から見える王都は大きいようで小さい箱庭だった、淀んだ空気と大地で構成された箱庭は今後は適度に整った環境に生まれ変わっていくだろう
私という清浄なる導き手によってね。
私達の街に帰ってくると、王都から帰ってくる行軍を見て、街中の人達が出迎えてくれた!
長かったような短かったような、人類の未来を左右する戦いが幕を閉じた…
帰って直ぐに街で起きた獣共と闘った報告を聞かされ、休む間もなく仕事かぁっとげんなりとはしちゃったけれど、幸いにも私達の街も大きな変化はなく特に大きな問題なく被害も無く事なきを得たみたい!良かったよかった!…手薄にしていたから、敵が街の状況を覗き込んでいたのなら攻めてくるんじゃないかって危惧していたけれど、取り越し苦労だったかな?それとも、他の事で手が一杯だったとか?…まさか、ね?
獣共との闘いとは違う場所から、ちょっとしたクレームがあった、その場所は魔道具生産をしてもらっている工場。
理由は単純に働かせすぎた!無茶苦茶なタイムスケジュールで生産ラインを稼働させまくってもらったので疲労困憊ってだけかな?特別休暇の許可と特別予算を渡したのでそれで許してね♪
此方の損害とか作戦に使った費用とかを報告してもらったっていうことは、今後の予算とかを計算しなおさないといけないのか…
久方ぶりの執務室で籠って作業をしようかと歩き始めるが、やっぱり視線はずっとある人物を探してしまう。
お母さんに会いたいな…
ここに居ないという事はきっと、外のシフトなんだろうな、まぁ身動きが取れないように封殺したのは私だから仕方がないよね…
のそのそと疲れた体と心を引きずりながら執務室に向かい、今後の予定を考えに行く。
後ろから付いてきた司祭様は楽しそうに私達の街を見学客として見て回っていた、うん、まぁもういいや、好きにしてー…いちいち関わってあげるのはめんどくさーい。
執務室に籠って作業を続け、区切りのいい部分になったので、窓を見ると、日が暮れてきてるので外に出て深呼吸でもしてからお風呂に入ろうかな、ついでに、司祭様の様子でも見てこようかな。
外に出て薄っすらと見えているお月様に挨拶をして近くにいた人に司祭様は何処か尋ねると、先ほどまで墓地で祈りを捧げていたという情報を貰ったので、墓地に向かうけれど、既に立ち去ったみたいで見当たらない。
墓地は綺麗に掃除されていて綺麗になっていて、地面が濡れている辺り聖水などで場を清めたのだろう。なんだ、ちゃんと教会の人として行動してるんじゃん。
仕事をしたのであれば、話は別だね、後で寄付金を渡してあげよっと。
司祭様は勝手気ままに行動しているだろうから、そっちはもう好きにしてもらうのが正解だよね。
それじゃ、私は予定通りお風呂に入ろうかなって歩を進めると、気が付くと転送陣がある広場に向かって歩いていた、そこにお目当ての人がいるわけがないのに、やっぱりだめだね、心が完全に会いたがってる。
遠い遠い月を眺めていると転送陣から魔力を感じたので視線を地面に向けると転送陣から一人の女性がこちらに向かって歩いてくる
転送陣から完全に姿を現すと同時に駆けだし、柔らかいお腹に向かって突撃する
「ただいま、あと、おかえり!お母さん!!」
ぽすっというような、ぼにょっというような、柔らかくていいにお…汗くさい、でもいいや、お母さんの匂い…
「お帰り、頑張ったわね」
優しく抱きしめてくれる、頭を撫でてくれる、受け止めてくれる、これほど嬉しい事ってないよね…
空気に溶け込みそうなくらい小さくうんっと声を絞り出し、今にも泣いてしまいそうな程、感極まってしまう。
柔らかくて、むちむちしてる太ももとお腹に、帰ってきたのだと実感が湧く…つい、感極まってしまった影響か言葉にしてしまう
「ぁぁ、お母さんだ、この太い足に、ぽよっとしたお腹~」
「おい、ちょっとまて、ぇ?私、あの激務で相当痩せたと思うけど!?ぇ?あれ?…激務の間、丸薬しか食べてない、わよね?え、ふと…」
ん?ん~…うん、確かにちょっと太った?…ぁ、そっか、丸薬ってカロリーも高いんだよね、脂肪分もしっかりと補えるようにしてるけれど、食物性由来の油分じゃなかったっけ?ぁ、糖かな?持たせている水分にはたっぷりと加糖してあるんだよね…それじゃない?
「…っげ、そうなの!?あの丸薬改良してあったの!?っていうか、道理で!なーんか、水あっめぇなぁって思ったらやっぱり糖分プラスしてあったの!?」
あ、やっべぇ、つい思ったことを口に出しちゃったかも…失敗失敗てへ☆彡
「そういえば、心なしか胸も大きくなってる気がしたのよね!?な~んかちょっちきつくね?って、やっぱりか!?そういうことか!!」
しょうがないじゃん、運動量がえげつない戦士達に合わせて改良に次ぐ改良をしたんだからー、ちゃんと運動工学に基づいて栄養管理の名のもとに成分を構築してあるんだから。
…運動量が少ない、医療班の事は考慮してなかったから、今度、カロリー抑えめのやつも用意しなきゃいけないのか、これは良い意見だよね?現場の生の声ってやつじゃん、そうなると、隠蔽部隊も太るってことだよね?うーん、まだまだ改良の余地ありだね。
まぁ、今はそんな事よりもお母さんのむっちり具合を堪能堪能♪ぁ~確かに、この肌に吸い付く様なもっちり感は虜になるかも、この触り心地を男どもは求めちゃうのかな?だとしたら理解したって言いたくなっちゃう同意同意。
私が何も言わなくなったらお母さんも何も言わずにただただ、お互いの存在を確かめ合う様に抱きしめあった。
「貴女、頭皮臭いわよ、ちゃんと洗ったの?」「お母さんだって汗くさい、お風呂はいった?」
お母さんの鋭い指摘に即座に返すが、苦しいな、わかりきった誤魔化しだよね、だって、頭洗ってくれる人が常にいたわけじゃないもん…
「貴女ねー、そんな言葉で逃げれると思って?お母さんは外に出ていて貴女が帰ってきたと報を受けたから急いで帰ってきたのよ?入る暇なんてあるわけないじゃない、っていうか、一人でまともに髪の毛も洗えないの?ってことは、体もちゃんと洗ってないでしょ?みんなに迷惑かけてない?」
ぅぐ、お説教モードに入る前に逃げないと
離れようとするが、がっしりと掴まれて逃げれない、逃げることが出来ない状況で爪の間とか、耳の裏とか、生え際とかしっかりとチェックされる…
「洗ってないわねー、もう、しょうがない子ね、ほら、お母さんと一緒にお風呂行くわよ、その後にご飯でいいわね?」
頭をワシワシと豪快に撫でられた後は手を繋いでお風呂場に向かって歩いていくと
「うわ!?司祭様!?いらっしゃったんですか!?」
大粒の涙を流しながら、満面の笑みで両手を合わせて崇めるように立っている…これは、一波乱ありそうな予感がするから、離れようかな?
手を離そうとするがガッシリと握られていて離してくれない、傍に居ろってことね、事の経緯は予想できるから離れたいのに…
「嗚呼、ここに聖女は降臨されておられたのですね、私の中にある女神様はここにいらっしゃったのですね、神よ、この場に居合わせてくれたもうた奇跡に感謝を捧げます」
発言が怖すぎて何も言えないよ…ちらりとお母さんを見ると愛想笑いのままだけど、笑顔が引きつっているね、これは扱いに困った顔だね。
「女神様」
すっと、頭を下げて挨拶をするけれど、お母さんが完全に何を言っているんだこいつ状態できっと、頭の中はクエスチョンマークで埋め尽くされているんだろうな
「女神様!!」
ガバっと顔を上げて歩み寄ろうとするけれど、お母さん完全に引いてるよ?
ちらりと視線を司祭に向ける
大丈夫?目がガンギマリだけど?なんか興奮剤でも投与したの?
「女神様!!!」
目をかっぴらいて、更に一歩前に歩み寄り手を握ろうとしてくるけれど、お母さんは上半身を逸らしてひぃっと小さな悲鳴が零れ落ちるのが聞こえたけれど、これ、大丈夫?
「愛しています!!!!」
うっわ、このタイミングでいうの!?そうか、脳内麻薬!!それを分泌させて興奮剤として作用させてるの!?鎮静剤が必要な局面!?
「ぁ、ごめんなさい、その想いにはお応えできません」
お母さんのその一言で司祭様の動きがピタリと止まった…ぁ、声は届いているんだ、なら、小さな悲鳴で止まりなよ?絶対にタイミング間違えてるよね?
司祭様が止まったのを確認するようにゆっくりと後ずさって退路を確保しようとしている辺り、お母さん、もしかしなくても馴れてる?こういった手合いの相手するの。
「司祭様、私は女神なんて恐れ多い名前で呼ばれるような特別な人じゃないので、愛を捧げられても困りますよ、普通に子を愛で育む何処にでもいる女性ですよ」
にこやかだけど、握られた手が汗ばんでいる辺り危険を察知しているみたいだね、上手いことに、当たり障りのない会話で逃げようって考えてる?
たぶん、その程度の逃げ文句じゃ無理だよ?ここまで覚悟を決めた男性ってそんな簡単に引かないでしょ?
「はHAはHA、何をおっしゃる、私が女神と決めたのであれば貴女は女神様なのです、どうか私の手を取り共に教会を支えましょう、貴女は祝福されている、貴女の姿を見た瞬間に私の心は決まりました、子を生し育てましょう、貴女は女神となり祝福され聖母として神に愛されし神の子を授かるのです」
うん、こりゃ無理だ、パンっと手を叩いて相手がビクっと反応すると同時に視線を此方に向けたその瞬間に視界をとおして
「眠りなさい」
催眠術式を最大レベルでぶつけると、膝から崩れ落ちるようにその場に倒れる、よかった、アドレナリン全開の状態の人に試したことが無いからちょっと不安だったけど、届いた。
ぐんにゃりと唐突に意識を落とした司祭様を目の当たりにしながらも、この状況から解放されたことに安堵したように溜息をついている辺り、お母さんもこれ以上は危険だと、最悪、力業に頼ろうとしていたみたい。
何回か軽く呼吸を整えたら、何食わぬ平然とした顔で意識を飛ばした司祭様の横を通りながら
「司祭様ったら、こんな場所で祈りを捧げていると風邪をひかれますわよ~」
オホホホとわざとらしい笑いしながら、この姿勢を祈りのポーズだと決めつけるようにしてその場を去ろうとするのは流石に薄情じゃない?いいの?お世話になった人じゃないの?
これで本当にいいの?っという言葉にしないで視線を送り続けていると、やっぱりこのままだとよくないと思っているのか
「・・・・やっぱり、だめ?」
はぁっと、溜息をつきながら司祭様の腋を掴んで持ち上げようとするが意識が飛んだ人を運ぶのは
「うん、重たくて無理!人呼んできますか…」
お母さんの筋力じゃ無理だよね、私?無理に決まってんじゃん、さてさて、どうしたものかな?
ペシペシとこれを運ぶのは無理じゃないと司祭の胸元を叩くとなんか、手には硬い鉱物様な感触が伝わってくる。
硬い物があるな、なんだろう?と、気になったので胸元を弄ると
「…なんだろこれ?」
三角形で、中央に目かな?そして、その周りに何か穴が開いている…ぁ、よく見ると数字の6だ、6が綺麗に重なるように三角形の中に収められてる6が3つあるなぁ、奇抜なデザインだな、なんだこれ?
「福音…それは、捧げ…よぶ」
背筋がぞわりとする、お母さんから昔感じた危険な感じ!?ぇ!?鳴りを潜めたんじゃないの!?
視線の先であるお母さんを見ると、焦点があっていない?いや、私が握っている私の手のひらよりも少し大きいサイズの三角形の何かを凝視している…ぁ、これってもしかしなくても、そういうこと?
段々と手に持っている三角形の何かが熱を持ってきてる、やっべ、これ条件付き魔道具だ、周囲の魔力を吸収して発動するタイプじゃん
捧げて呼ぶ。つまりはこれに魔力を、命を吸わせることで発動する儀式型魔道具、呼ぶってのはもう、決まってる!!
握りしめた三角形型の魔道具を手放そうとするが手から離れない!!??
この瞬間に頭に過るのは腕を落としてから、魔道具を爆砕するか、腕ごと爆砕するか!?
躊躇うと危険だと分かっていてもこの状況下でその二択しかないのは、ちょっと、ぇ、魔力量たりるかな!?
判断に迷ったその刹那に、三角形型の魔道具を握った腕にお母さんの手が伸び、魔道具を握られてしまう!?
一番、渡ってはいけない人に
「やらせるかってのぉ!!!」
カツーーーーンっと甲高い音と共に魔道具が地面に叩きつけられ上空に向かって跳ねる
「姫ちゃん魔力渡すからよろしく!!」
がしっと首元を掴まれ凄いスピードで私の体に魔力が満たされていくので、遠慮せずに魔力を純粋たる火力に変換し地面に叩きつけられた反動で空中に浮かんでる三角形型の魔道具周囲に高熱を纏った光を発生させ閉じ込めるように光で包み込む!!
「光は熱!光は質量!!ほーりーーーばーーすと!!」
お母さんから注がれる魔力量で発動できて尚且つ、私が扱える最大限の熱量と言えば始祖様の秘術!!そのスケールダウン型だけど、あの程度の金属であれば!!
バジュンっと光が弾けるように光が飛び散るのとほぼ同時に、金属が瞬間に溶けるような音が辺りに響き渡る、すぐに液体となった金属が地面にビジャっと叩きつけられ、地面がジュッゥゥっと焼ける音が聞こえてくる…
「「あっぶなかったぁ…」」
お互い、あれが超弩級の危険物質であると認識していたみたいで、脅威が去ったのと同時に腰が抜け、その場にへたり込んでしまった。
アレを握っていた腕がプルプルと震え始めているので、抑えようとしても収まらずどうしたものかと見つめていると、そっとお母さんが手を重ねてくれると震えていた手がピタリと止まる
「はぁ、アレを見た瞬間に記憶の扉が開いたわよ~、アレも鍵だったみたい、まだ、鍵が残されていたなんて思ってもいなかったわね、危なかったぁ、アレさえあれば、何処でも儀式が発動するのよ、本体は魔法陣じゃないのよ、アレが本体なのよ」
うん、アレを握ってから私も何となくそうじゃないのかなって感じちゃったよ、危なかったぁ、あんな危険な品物を身に着けていればそりゃ、司祭様も狂うよ!!
「それにしても、姫ちゃんは流石ね、直ぐにアレが危険な品物って気が付く辺り、最高の頭脳ね」
「お母さんこそ、あの状況で直ぐに意識を取り戻してくれてよかった、本当に焦ったよ、あと少しで私の腕ごとふき飛ばすところだった」
二人だからこそできる連係プレイに手をつなぎ合わせて笑いあった
その後、物凄い光が発生したことによって何事かと人が集まってきて事情を説明するのが大変だった。
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