純黒なる殲滅龍の戦記物語

キャラメル太郎

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第8章

第114話  黙秘

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「“みってぃー”ちゃあん!!あぁん良かったわぁ!見つからなかったらどうしよぉかと思ったのよぉん!!」

「グルルルルルルルルル…………ッ!!!!」



「とんでもない名前を犬につけているんだな。みってぃーだと。それにこれ以上無いほど怒って唸り声を出している。飼い主は嫌われすぎではないか?」

「使い古したモップみてぇな毛並みしてンのに、なンっつー名前つけてンだよ。犬が憐れで仕方ねェ」

「あの人間は……あんな体格で……よく……動けるな……それも……中々に……俊敏だ」

「此処を早く離れんか?あの犬が臭くて敵わん。ついでにあの女の香水の臭いも強烈だ。鼻が曲がる」



 捜索願いであった依頼を完了した。犬の見た目は長い毛並みをした小さな犬との事なので、リュウデリアが『繊密な総観輿図ファルタラヴィア』を使って、街の中に居るそれらしき犬を全て調べた。そしてすぐに見つけ、場所を伝えてクレアとバルガスが確保に向かう。

 家の中で飼われていた犬が隙を突いて逃げ出して1週間が経っていた事から、雨に濡れて砂が付着し、泥も被って長い毛に絡み付く。結果、一本一本が細い毛だというのに泥で束となり、見た目が完全に汚いモップと化した。臭いも強烈である。

 そしてそんな犬の飼い主であるマダムは、とてもふくよかな女性だった。それなりに金持ちなのか、高そうな服に首元に巻かれた白いフワフワのストール。指には光り輝く指輪がこれでもかとつけられている。女性というよりマダムと言った方が伝わりやすい女性は、真っ赤な口紅を塗った唇の端を、嬉しそうに持ち上げて犬を抱き締める。

 服が汚れることも厭わず、これでもかと抱き締めて頬擦りすると、汚れが顔に移っても気にしていなかった。それだけこのモップと化した犬が大切だったのだろう。リュウデリア達は香水と濡れた犬の臭いに顔を顰めて早く離れようと言っているが、それに反してマダムが近寄ってくる。



「冒険者さんありがとぉ。とぉっても助かったわぁ。依頼をして良かったぁ」

「「「──────ぐっ……っ!!」」」

「……あー、うむ。依頼だからな。気にしなくていい。ではな」

「あ、そうそう。お名前を教えて下さらないかしらぁ?これでも私、本当に感謝しているのよぉ?何かあったら最近建ったばかりっていう宿屋の『スター・ヘイラー』にいらして頂戴ねぇ」

「私はオリヴィアという。……『スター・ヘイラー』……あの宿屋か。そんなに良い宿なのか?」

「従業員は全員見目麗しくて、とても素敵なところよぉ。もう少しだけこの街に滞在するのだけれどぉ、私はとぉっても気に入ったからぁ、発つまでお世話になるわぁ」

「……そうか。分かった。犬をもう離すなよ。今回は私が受けたから良かったものの、他の者達は今忙しくしていてこういった捜索願いを受けようと思う奴は居らん」

「まぁ!それは大変ねぇ。気をつけるわぁ」



 マダムは背後に控えている従者を引き連れて去っていった。報酬は冒険者ギルドで貰えば良いので、オリヴィアもその場を後にした。道行く途中で食べ物を売っている屋台に目移りしている腹ぺこの龍達に苦笑いし、仕方ないなと言いながら適当に買って与えた。

 宙に浮かせながら使い魔が果物等を食べているのが凄い光景なのか、道を歩く通行人達が興味深そうに見ていた。視線だけならば特に気にしないので、そのまま冒険者ギルドまで行き、慌ただしく動いている受付嬢にマイペースで話し掛け、依頼達成を示す直筆のサインが入った紙を渡した。

 犬の捜索なので難易度も低く、報酬は1万5千Gだった。街は中々に広いので、何の手掛かりも無しに探すとなればそれなりに時間が掛かっていただろう。割に合わない依頼なので受けようと思う者は殆ど居ないはず。マダムは運が良かったと言える。



「あ、そうだ。冒険者さんからオリヴィアさんがミスラナ王国から徒歩で来たということを聞いたのですが、国を出た後に何か異変などは見られませんでしたか?」

「いや、特にはなかった。いつも通りだったぞ。出発してから見えなくなるまで、少なくとも私が見ていた範囲では普通だった。つまりその後に何かがあったのだろう。私の後に出ただろう商人に話を聞くのも良いかも知れんな」

「そうですか……分かりました、ありがとうございました!」

「構わん」

「それと、オリヴィアさんはもう少し依頼を熟せばランクがCからBになりますよ!頑張って下さいね!」

「ほう……。では、その後押しとしてこの依頼を受ける。今日中には持ってくるからしておいてくれ」

「この依頼をですね!とても助かります!……気持ちの整理??」



 依頼ボードから取った依頼書を渡された受付嬢は、ちょうど誰かに受けてもらおうとしていた依頼だったので嬉しそうに両手を合わせた。そしてオリヴィアの言葉に首を傾げるのだった。
























「お客さん来ないなぁ……やっぱり呼び込みしようかな。でもその間店が留守になっちゃうし……見張りを頼むにもお金が掛かるしなぁ……はーあ……」



 宿屋『ノーレイン』のカウンターで、暇そうに寝そべりながらぼやいているのは看板娘であるユミだ。今日も今日とて客足は無い。道路を挟んだ宿屋の『スター・ヘイラー』に持っていかれているからだ。

 昨日久しぶりに、それこそ2週間ぶりに来てくれたお客の真っ黒な人は、自身から聞いた宿事情に首を傾げて不可解そうにしていた。それもその筈。目の前に位置しているというのに、どういう訳か誰も泊まろうとしてくれないのだ。昔から泊まりに来てくれていた人達、お得意様も来なくなってしまった。

 まだ貯金はあるので税金も払えるし問題ないのだが、これがずっと続くとなるといつかは破綻してしまう。父と母が稼ぎに行っているが、それは大した足しにはならない。前のようにお客が来てくれれば、いくらでも安堵できるというものなのだが……と、そこへ3人組の男達が入ってきた。1泊したいという言葉に、ユミは目を輝かせて立ち上がった。



「1泊ですね!お部屋はおいくつ用意しますか!?」

「1部屋だ」

「え、でも……大人の男の人が3人も泊まれるほど、1部屋に置いてあるベッドは大きくないんですが……」

「あぁ、大丈夫大丈夫」

「なんたって……」



「部屋を使うのは──────お前だからだよ。お嬢ちゃん」



「……へっ……?んむ──────ッ!?」



 3人の内、後ろに居た男が後ろ手に入口のドアを閉めて内側から鍵を掛け、他の2人がユミに襲い掛かった。まだ子供の女の子であるユミが大の大人の腕力に勝てるはずもなく、あっさりと捕まって手首を縄で縛られた。口には布を細く丸めた物を噛まされて後ろで縛られ、声が出せない。

 体の後ろで縛られた手。揃えられて縛られた両脚。喋られないように噛まされた布。相手が普通の格好をした男達だったので油断した。まさか強盗だとは思わなかった。

 1人の男に抱え込まれ、適当な鍵をカウンターの下から取って歩き出す。鍵に書かれた番号と部屋の番号を確認して中に入ると、備え付けてあるベットの上にユミを放り投げた。ぼすんと小さくバウンドして横にさせられる。顔を上げて男の顔をしっかり覚えるために確認すると、最初の3人とは違う感じの顔になっていた。

 姿を変える変身の魔法が存在する。完全に外側を取り繕うだけの魔法なのだが、それなりに難しい魔法なのでやろうと思ってすぐ出来るものではない。つまり、ユミは犯人の顔を覚えても意味は無く、そして犯人の3人は強盗をすると決めてこの変身魔法を覚えたのだ。



「さぁ嬢ちゃん。金はどこに置いている?この部屋の鍵を取るとき、カウンターの下には無かった。流石に今までの分の売り上げはあるだろう?ほら、出しちゃいな」

「……っ」

「はぁ……痛い目を見たくないだろう?金を全部出してくれるなら痛めつけないと誓ってあげよう。どうだ?」

「……っ……っ」

「強情だな。まあ、すぐに話したくなるだろうさ。だから、今回拒否したことを後悔しろよ」



 仲間の2人はそこら辺の物をひっくり返しながら金を探しているのだろう、物が床に叩きつけられる鈍い音が聞こえてくる。そして目の前に居る男は、ユミから隠してある金の場所を聞こうとしているのだろう。備え付けの椅子に座ってこちらを見ていたが、場所を離さないという意思表示に首を横に振ると、はぁ……と溜め息をつきながら立ち上がった。

 手の関節をバキバキと鳴らしながらこちらに躙り寄ってくる。ベッドの上で、縛られて身動きが上手く取れないことで芋虫のように動く。そこへ強盗の男の手が伸びてきて、ユミの黒髪を掴んだ。目を瞑って顔を顰めると、拳を振りかぶっている姿が目に映った。

 顔がベッドのシーツに付いている。頭がぐわんと歪んでいるような錯覚だ。左の頬も痛くなってきた。どうやら拳で殴られたようだった。口の中に血の味がして、咥えさせられている白い布が赤く染まっていった。まだ子供の女の子に大人の男の殴打は強烈だろう。

 しかし強盗はそんなこと知らぬと言わんばかりに倒れているユミの上に馬乗りとなり、右……左……と拳を振り上げては打ち付ける。多少の力加減はされていても、半分の力でも相当な力だ。手は後ろで縛られているので、腕で防御することもできず、ユミはひたすら顔を殴られ続けた。

 ばき。ごき。と、人が強い力で殴られる時の不快な音が部屋に響いている。本来、泊まるお客の為に用意されている、ユミが一生懸命掃除をした綺麗な部屋で、強盗が女の子を殴り続けている。やがて20は殴ったと思われた時、強盗は殴るのをやめた。手は赤くなっていて、その理由は殴って赤くなったのと、血で赤くなってるからだ。

 殴られていたユミは意識が朦朧としていて、顔は大きく腫れており、口からは血を多く流していた。噛んでいる布は真っ赤に染まっていて、体がびくりと痙攣していた。そんな可哀想な様子にも拘わらず、強盗はユミの胸倉を掴んで上半身を起こさせ、腫れていたり、裂けて血を流している頬に平手打ちを放って意識を戻させた。



「痛いのは嫌だって思っただろう?」

「……っ………」

「金の隠し場所さえ言えばそのまま俺達は出て行ってやる。な?簡単なことだろう?だから話しちまえよ」

「………………っ」



 ──────誰が……言うか……っ!あのお金はっ……お父さんと……お母さんが……この宿を続けるのに……必要なお金っ!絶対に言わない……っ。死んでも言わないっ!!



「……………チッ。めんっどくせぇな。じゃあもう部屋中のもんひっくり返してでも探すからお前はいいや。生かしておくのもなんだからな、ストレス発散に死ぬまで殴ってやるよ」



 ユミは腫れて目が上手く開かない状況でも目の前の男を睨み付けた。拒否している。それを理解して、強盗はめんどくさそうに頭を雑に掻き回して、感情が読めない据わった目でユミを見下ろす。そもそも聞き出そうとしていたのは早く見つける為だ。必ず必要という訳ではない。

 なんだったら宿屋『ノーレイン』の中の物をひっくり返して探し回ればいいだけだ。なのでもう口を割らないと確信したユミという存在は要らないものと化した。邪魔な存在だ。変身の魔法を使っているとはいえ、特徴などを話されても困るのでこの場で殺してしまおうと判断を下した。

 左手で首を絞めながら右手を振りかぶる。脳に酸素が行き渡らなくなって、視界が生理的な涙で歪んでいき死ぬと確信したが、それでもお金が隠してある場所を明かそうとは考えなかった。死を覚悟し、静かに目を閉じて振り下ろされる拳を待つ。そして強盗の男が拳を振り下ろして殴り付ける寸前。仲間だろう男の声が聞こえてきた。



『───だ──────て────ら─────』

『──ぶ────な─────お────あ───』



「あぁ?ったく、何騒いでんだアイツ等は」

「……………………。」



 何やら部屋の外から騒いでいる声が聞こえてきた。強盗なのだから他の者達に疑いを掛けられるような行為はするべきではないのだ。もし騒いでいる声が聞こえて不審に思えば、憲兵に相談してしまうだろう。

 何をやっているんだとイラついた声を上げながらユミの上から退いて床に足をつけてドアに向かって歩き出した。だが、手がドアノブに伸びきる前にノックされた。仲間だったら遠慮なく入ってくるはずだ。ノックなんてしない。強盗の男はバックステップしながら魔法陣を描いた。雷系の攻撃魔法だ。

 首を絞められていた状態から解放されたユミと、魔法を放とうとしている強盗の男が見つめる中、ドアがゆっくりと開いた。向こうに居たのは使い魔を3匹連れた純黒のローブで身を覆う存在だった。そんな存在の背後には、強盗の男の仲間だったら男達の生首が浮いており、白い目を剥いて口を歪ませ、苦痛な表情をしていた。ぼたりと生首から血が滴り落ちている。それが強盗の男の恐怖を煽った。



「何だテメ──────」

「1つゲームをするとしよう」

「あぁ……?」

「ルールは簡単だ。その魔法を私に当てて殺せればお前の勝ち。お前が私を殺す前に私がお前を殺せば、私の勝ちだ。ほら始めるぞ。よーい……スタート」

「ぶっ殺──────」



「──────『死ね』」



「うむ。やはり私の勝ちだな」



 ユミを散々殴った男は、白目を剥いて倒れた。展開していた魔法陣は消えて、顔を変えていた変身魔法も解けた。どういう原理かユミには分からなかったが、男が倒されたのだという事は分かった。

 倒れた男の首が独りでに捻れてぶちぶちと神経や血管、筋肉を千切りながら回っていき頭が毟り取られた。新たな生首が宙に浮かんで3つ揃った。そんな異様な光景を見ても、今のユミに騒ぎ立てられる程の力が残されていなかった。

 純黒のローブで体を覆っている存在……オリヴィアが切ってやれと言うと、口、手首、足首に巻かれていた布と紐が断ち切られて自由となった。オリヴィアがベッドの傍まで行き、上からユミの顔を覗き込む。フードで顔が見えないが、ユミには助けてくれた恩人なだけにキラキラして見えた。



「死んでいないな?これだから見張り役でも雇っておいた方が良いと言ったのだ」

「…っ……けほっ……だず…げで……ぐれで……ぁ゛りぁ……どう………」

「気にせんで良いぞ。強盗3人組の捕まえる事が依頼だからな。まあ捕まえると言っても生死は問わずだが」

「……っ……ひっく……えへ……へ」

「……?何故笑っ……気絶した」



「怪しい3人組の人間が居ると思えばこの宿だからな。変な縁でも結ばれていたのか?それにしても、俺達が来るまで生きているとは大した運の人間だ」

「顔ボッコボコだけどな。アウトっちゃあアウトとも言えるぜ」

「取り敢えず……依頼……完了だ……この惨状は……憲兵に……やらせよう」

「そうだな」



 安心からきたのか、殴られて酷い事になっている顔で笑うユミに首を傾げたオリヴィアだったが、すぐ後には眠るように気絶してしまった。まあ無理はないだろうなと思いながら、黙っていたリュウデリア達と会話をした。

 受けた依頼は最近店を襲っているという3人組の強盗の捕縛だった。しかし時には人を殺している強盗の凶悪性から、生死は問わずと書かれていたので殺して頭だけ毟り取った。後ろでふわりと浮いている状況でも平然としているのは流石としか言えない。





 宿から出て憲兵のところに行って事の詳細を話す間に、生首を浮かせていることで悲鳴を上げられたり、逆に憲兵に警戒されて冒険者を証明するタグを見せることになったが、強盗を捕まえる(?)事に成功したオリヴィア達だった。





 ──────────────────

 ユミ

 強盗に暴行を受けて気絶している。お金が隠してある場所は死んでも話さないと決めていた。お金は宿屋をやっていく上で必要なものだからだ。本当に殺されるときにオリヴィアが来たので一命を取り留めた。




 オリヴィア&龍ズ

 強盗3人組の依頼はオリヴィアが見つけて受注した。試しにリュウデリアが魔力で怪しい動きをしている人間を探すと、今まさに襲っている3人が居たので来た。その時には既にユミは馬乗りで殴られていた。

 折角強盗を捕まえた(?)のに、道行く人に悲鳴を上げられるわ憲兵に囲まれるわで少し不服。お陰で冒険者のタグを提示することになった。が、強盗犯であり、宿が襲われていたと言うと血相を変えて『ノーレイン』に向かっていった。

 別に悪いことなどしていないのに、武器を向けるなという思いだが、街に来る前に国を滅ぼしている。




『スター・ヘイラー』

 今人気の大きくて美男美女の従業員が揃っている宿屋。




『ノーレイン』

 ユミと、その両親が開いている宿屋。『スター・ヘイラー』の向かいに建っているが、客足を取られている。



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