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第6章
第66話 友神
しおりを挟む「──────離せ地上の龍如きがッ!!戦いの神である俺に触れるなんぞ烏滸がましいぞッ!!」
「──────■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ッ!!!!」
神のゲートが閉じてしまった。それにより、リュウデリアは連れて行かれたオリヴィアの元へ、自力で行くことは不可能となった。ゲートが別の場所へ繋がっているのは解ったが、行き先は解らない。知る由もない。
連れて行ったのはこの戦いの神であると宣い、掴み掛かってくる男だ。最初は人間と同程度の背丈だったのに、魔力の反応も無く大きさをリュウデリアと同等のものとなった。神による力かどうかは知らない。だが、これだけは解る。この戦いの神は、リュウデリアの膂力についてこれていない。
リュウデリアが掴もうとすれば、左腕に付けた銀の盾を使って弾いている。空中でのぶつかり合いであり、腕を振り上げて盾に叩き付ける度に火花が散り、尋常じゃない力による重さが盾を通じて神に叩き付けられる。地上の生物である龍が、不敬にも襲い掛かってきたから適当に滅して神界へ帰ろうとしていたのに、とんだ邪魔者だと舌打ちをする。
それに腹立たしい事に、リュウデリアの方が腕力が上であり、防御力も格段に上である。右手に持つ銀の槍を突き刺そうにも、純黒の鱗に弾かれてしまい刺さらないのだ。いい加減に苛つきが見えてきた頃、無理矢理槍を突き刺してやろうと大きく振りかぶった時、リュウデリアの黄金の瞳が妖しく光り、右手を貫手の形で盾に打ち込んだ。
そんなことをしようと、また盾で受け止めるのみ。そうほくそ笑んだ戦いの神だったが、信頼していた銀の盾は、リュウデリアの貫手によって貫通し、顔を鷲掴みにされた。びきびきとふざけてるとしか言えない握力が頭蓋を握り潰そうとしていた。
「神であるこの俺に触れ──────」
「──────『廃棄されし凍結雹域』」
冷たい感覚を味わった気がした……のを最後に、戦いの神は純黒に凍てついた。動く事なんて出来ようはずもなく、唯氷像と成り果てた。顔を掴んだ右手を起点に魔法を発動し、あの神を一瞬にして凍り付かせたのだ。だがリュウデリアは凍った戦いの神を砕いて殺そうとはせず、その逆でしっかりと受け止めてゆっくりと地上へ降りていった。
ドシンと響かせながら着地し、凍った戦いの神を砕かないように置くと、体内に内包する魔力を解放した。大地が地震を引き起こして大気が揺れる。近くに居た動物達は一斉にその場から走り去り、魔物ですら逃げ惑った。
これは合図だ。魔力を解放して居場所を伝え、強弱を付けることでメッセージを送る。集まれと。此処に居ると。リュウデリアから送られてくる莫大な魔力を使ったメッセージを受け取るのは2匹の存在。例え数千キロ離れていようと絶対に伝わる、友の契りを交わした者達だ。
「──────お早い再会だな……とか言ってる場合じゃねぇよな?何があった」
「──────魔力からして……急ぎ……どうした……?」
空気の壁を破り、衝撃波を生み出しながら大空を飛翔してやって来たのは、友であるクレアとバルガスだった。雲を蹴散らし、ものの数秒で駆けつけた2匹の龍は、リュウデリアにも並ぶ龍種最強格という存在。1匹で乗り込むという線が頭を過ったが、今回は相手が人間というわけではない。
本を読んだ中で、時々地上にやって来て災厄を撒き散らす存在であったり、自然の恵みを与える存在であると書かれていた神。それが今回の相手だ。今凍り付けにした神は歯ごたえがなかったが、自身に落とされた雷の威力は絶大だった。他にもアレを撃てるような存在が居た場合、オリヴィアを探し出さなくてはならないリュウデリアには手が足りない。
だからこそ、今回はこの2匹を呼び寄せたのだ。降り立ったクレアとバルガスは、リュウデリアから計り知れない怒気が出ていることで非常事態だと察して真剣な声で問い掛ける。彼の傍にある凍り付けにされた神を見ながら、今起きたことを全て話して説明した。
会ってからそんなに長い期間共に居たわけではないが、オリヴィアはクレアとバルガスにとっても友神である。そして友であるリュウデリアと最も親しい仲の存在。そんなオリヴィアが連れ攫われ、剰え泣いていたともなれば、自分のことのように怒るのは当然のことだった。
「事情は解った。勿論オレは力を貸すぜ。聞いてるだけで気に入らねェ」
「……私も……力を貸そう……だが……どうやって……神々の住まう場所まで……向かう?」
「礼を言う。行き方については……この塵芥を使う」
「コイツを……?どうやって?」
「恐らく、神は自身の力で別の次元へ渡るゲートを創り出す事が出来る。でなければオリヴィア達を先に行かせる訳がない」
「なーるほどね。だけど、ゼッテーやらねェって言うだろうな」
「……ならば……当然……その気になるよう……拷問をかけよう」
「その方が早いな。では今から顔の部分だけの魔法を解く」
説明を聞いたクレアとバルガスは、即決で力を貸してくれるという。2匹が居れば負けることはまず無いと考え、次にどうやって神界へ行くかを決める。だがそれに関してはリュウデリアに案が有った。神は自身の力で神界へ帰れる。それを使って侵入しようというのだ。
だが当然、リュウデリア達のことを地上で生きているだけの生命体の一つとしか思っていない神が、自分達の言うことを素直に聞くとは思えない。そこで、本を読んだことで得た知識で、拷問をしようと考えた。
痛みによって恐怖を煽り、無理矢理ゲートを開かせるのだ。逃げられては困るので頭以外の部分は凍らせておき、頭だけを解くのだ。リュウデリアが魔法を操作して頭の凍結を解くと、最初は何が起きているのか理解していない神だったが、すぐに現状を理解して自身達を睨み付けた。
「貴様等ァッ!!この俺──────ぶぐッ!?」
「黙れ塵芥風情が。お前は何も言わず、オリヴィアを連れて行った場所へのゲートを開けば良いのだ」
「…ッ……地上に、のさばぐがッ!?ぐっ……ごっ……ぁ゛がっ……っ!?」
「おいリュウデリア、オレにも殴らせろ」
「……私も……殴りたい」
「では今から1匹3回ずつというのはどうだ?」
「……ッ!!ふ、ふじゃげ……ぐげっ……ぶごっ……あげっ……ふぶっ……も、やめぶっ!?ぉごっ……っ!?」
「ひひっ。気色悪ぃ声あげて神サマがみっともねー♡ほらほら、もっと鳴けよ喋れるクソカス♡」
「ごっ……ぐべっ……ほぐぇっ……!?こ、ころじでばべっ!?」
「……次は……私だ……」
「ま、まっへぐべぇ……っ!?」
頭だけしか解かれていないので防御も何も出来る筈が無く、リュウデリア達は話しも聞かずに右左と拳を叩き付けてくるだけ。指の関節をバキバキと鳴らして、ニタリとあくどい笑みを浮かべながら嬉々として殴った。情け容赦なく、頬に打ち込み、鼻をへし折り、前歯を叩き折った。
躊躇いというものがなく、相手に対しての憐憫の感情が無いので、只管拳を向ける。待てと言われて待つわけがなく、魔法を解けと言われて解くわけがなく、殴るのをやめろと言おうとしても、最初の2文字くらい言ったら喋れなくなるくらい殴られる。戦いの神は、ニタニタと嗤う龍3匹から終わりが見えない暴力を受けるだけだった。
「ごがっ……ぅ゛べっ……ぉ゛ごっ……がっ……も、も゛う゛や゛べで……」
「殴んの飽きた。目玉抉ろうぜ。目が見えなくてもゲート創るくらいは出来るだろ」
「……ならば……鼻も要らんだろう……」
「顎も要らん……と言いたいが、歯を1本1本引き抜く為にやめておくか。さて、戦いの神とやら──────どれからやられたい?」
「──────ッ!!ぁ゛……あ゛……っ」
「あー、安心しろよ。舌噛み千切って窒息して自決出来ないよう頭が勝手にセーブするように魔法掛けといてやったからよ。あと、傷を治すことは出来なくても死なないようにすることは出来るから安心しな。あぁっ、オレ達ってやっさしー♡」
「クレア。そんなに優しくしていると何時しか聖龍とか言われてしまうぞ」
「……折角の……轟嵐龍が……勿体ない」
「あ、いっけね☆」
ダメコイツらは。本気でやろうとしている。戦いの神は蒼い顔をしてボコボコに腫れた口を震えさせて残っている歯をカチカチと鳴らした。目の前に居る3匹の龍は、確実に拷問をしようとしている。人差し指を立てて指先に魔力の刃を形成しながら近付いてくるのを見て確信した。
愚かな人間が相手ではない。コイツらに止まるという選択肢がない。目を三日月のように歪め、3匹がケタケタと嗤いながら近付いてくる光景を見て、戦いの神は喉からヒュッと空気を漏らした。神が地上の生物に恐怖を感じるなど……とは言ってられない状況。早くしないと拷問される。
凍り付いた体は全く動かせないので、逃げられない。なのに近付いてくる龍達。抵抗のしようのない自身。そこで思う。別にコイツらを神界に連れて行ったところで、死ぬのは当然のこと。ならば神界へ連れて行って解放させれば良いだけの話だ。良しと心を決めた戦いの神が神界に繋ぐゲートを開くことを許可しようとして口を開けた瞬間、口を純黒の鱗に包まれた手が掴んだ。
顎の骨が砕け散りそうになる握力で握り締められて口が歪み、言葉が発せられない。困惑している戦いの神に、グッと顔を近づかせたリュウデリアがほぼ零距離で目を覗き込む。縦に切れた黄金の瞳が視界に映る。そしてその黄金の瞳は、果てしない憤怒に塗れていた。
「俺達は言ったことを反故にしない。つまり、お前の拷問はこれから行う。神の世界へ連れて行くのはその後だ」
「オリヴィアはオレのオトモダチなんだよクソカスが。いきなり連れて行きやがって舐めてんのか?ぁ゛あ゛?」
「……お前は……拷問を受けた後で……私達を連れて行く……決定事項だ……精々苦しみ……悶えろ」
「──────ッ!!──────ッ!!」
戦いの神は心底後悔した。こんなことになるならば残るのではなく、適当に相手をしてさっさと神界へ帰るべきだったと。ニタニタと嗤っていた表情が崩れて無表情となり、底冷えする声で淡々とこれから自身に対してやることを説明してきた。
やめてくれと叫びたいのに、口を押さえられて出来ない。3匹の龍に囲まれた戦いの神は、鼻を削ぎ落とされ、耳を引き千切られ、目玉を抉り取られ、歯を無理矢理引き抜かれた。痛みで絶叫しようと拷問の手は止まらず、宣言通りやると言ったことは一通りやられたのだった。
神界。神々が住まう、銀河や宇宙、地球がある世界とは隔絶した別次元の世界。そこは恒星の上に建造物が並ぶ……何て事はなく、そもそも足場が球体ではない。平地であり、彼方まで大地がある。それも無限に。つまりは限りがなく、何処までも続いて大地が途切れることがない。
神のみが住まい、人間達のように過ごしている。神獣を狩ったり、神界にのみ生まれる果実を実らせて収穫したりと、相手が神であると知っていなければ、姿形も同じなので気づかないだろう。そんな世界にオリヴィアは帰ってきた。永遠に帰るつもりがなかった神にとっての故郷。
木々が生えていたり、畑が耕されていたり、牧場があったり、大きな湖や川があったりと、普通の神が住んでいる場所から少し離れて、嫌でも目に付く超巨大な世界樹が聳えている。2柱の神に連れられたオリヴィアは、その高すぎて巨大な世界樹の上を目指していく。
少し時間を掛けて世界樹の上に到達すれば、見えてくるのは立派な宮殿だった。インドにある宮殿を彷彿とさせる造りをしている宮殿の庭に降ろされたオリヴィアは、膝を付いて頭を下げる戦いの神2柱に目もくれず、苦々しい表情で宮殿へと足を進めた。心底行きたくないというのが全面的に出ている。
左右対称なシンメトリーの庭を進んで入口にやって来ると、オリヴィアを待っていたように男神が1柱立っていた。近くに来ると仰々しく頭を下げてくるなり、案内するから着いてきて欲しいと言われた。今更拒否も出来ないので嫌々ながら付いていくと、黄金の鎖で施錠された黄金の両開き扉の前まで来た。
「最高神様は現在手の離せない状況にありますので、オリヴィア様にはどうかこの部屋でお待ちしていただきたく思います」
「はんッ!手の離せない状況だと?気に入った女神を最高神の名の下に無理矢理犯し、ご自慢の男根を使って快楽により屈服させているだけだろう。まるで仕事で忙しいみたいな言い方をするな。下らん」
「最高神様は──────」
「黙れ。何かと最高神様、最高神様と喧しいんだよ傀儡が。言われたことをやることしか出来ない愚神は私に話し掛けるな。気色悪い。いや、この宮殿すらも気持ち悪い。さっさと失せろ」
「……失礼致します」
「ふんッ。神の頂点だからとやりたい放題なだけの、下半身でしかモノを考えられない神擬きだろうが。揃いも揃って消滅すれば良い」
不快だという顔を隠す事もなく、案内した男神にこれでもかと嫌味をぶつけた。男神は無表情でその言葉を受け取り、扉に手を翳して黄金の鎖を消した後、頭を下げて消えていった。見張りを付けないのは、もう此処へ来てしまった以上どうすることも出来ないと、オリヴィアが悟っていることを理解しているからだろう。
歩いてきた廊下の端に並べられた、あらゆるポーズをとった男の像を見て眉間に皺を寄らせながら、黄金の扉に手を掛けた。女の力でも簡単に開くことが出来る、見た目よりも軽い黄金の扉が開くと、中の様子が見えてくる。
部屋の中に取り付けられた大きなベッドに外を眺める事が出来る広いテラス。そして部屋の中に設置された半身浴が出来るプール兼風呂。テーブルの上には新鮮な果実が何種もバスケットに入っており、常に冷えている瓶には綺麗な水が入っている。
だが部屋の真ん中と四隅には廊下の端に置いてあった同じ顔の像が置かれている。察しているかも知れないが、最高神である。置くように命じたのも最高神だ。どの部屋にも必ず置かれている像。絶対に目に付いてしまうという悪趣味極まるもので、オリヴィアはイライラが止まらない。
悪趣味な部屋。でもこの部屋だけは少し違う。置かれている四隅の像は足首から破壊されて倒れており、粉々に砕けている。中央に置かれた像に関しては、これでもかと果実をぶつけられて全身変色していた。オリヴィアが入ってくる直前まで、全力で果実をぶつけられていたようだ。
扉を開けた音に気がついて振り向く、中に居た者達。全員で3柱居る。その誰もが、扉を開けて中に入ってきたのがオリヴィアだと解ると、手に持っている果実を床にべしゃりと落とし、少しずつ涙目になったかと思えば、涙をポロポロと流しながら駆け寄ってきて抱き付いてきた。
「オリヴィア……っ!!オリヴィアぁっ!!」
「ごめんなさい!私達の所為でこんなところに来させてっ……本当にごめんなさい!」
「私達がっ……捕まっちゃったからっ……オリヴィアがぁ……っ!」
「あーもう……果実の汁が付いた手で抱き締めないでくれ……まったく。ふふっ。すまない。私のことなのに巻き込んでしまって。リーニス。レツェル。ラファンダ」
「何でオリヴィアが謝るのっ!悪いのは私達だよぉ!!」
ギュウギュウに抱き付いてくる3柱の女の神……女神達。酒の神レツェル。料理の神リーニス。智恵の神ラファンダ。彼女達はオリヴィアの友神である。とても長い付き合いなので、地上に降りる前は交流をしていて、遊んだりしていた。
オリヴィアが神界についてきた理由は彼女達だった。友神であることがバレて捕まえられてしまい、拘束されて連れて来られた。その時の映像を水晶に映されて、同行を拒否するわけにもいかず、こうして来てしまった。それを理解しているからこそ、抱き付いている彼女達は泣いて謝っている。
「ほらほら、全員で抱き付かれると暑いじゃないか。涙も流しすぎると腫れるぞ。私は大丈夫だから」
「大丈夫じゃない!オリヴィアはあの下衆野郎の愛人にされそうなんだよ!?」
「運命の人を見つけたって言って地上に降りたのに……こんなところに戻って来ちゃって……私達の所為で……」
「私達がオリヴィアの幸せを一番に願ってたのに……他でもない私達がぶち壊しちゃったぁ……」
「……もう、良いんだ……私は。幸せな時は過ごせた。新しい友達もできた。束の間の幸せではあったが、満喫できたんだよ。だから大丈夫」
「そんな……うぅ……そんなぁっ」
「あなたね、大丈夫なわけないでしょう……」
「オリヴィア……大丈夫って言うけど……泣いてるよ?」
「……っ……すまない……すまないっ」
道中我慢していた。リュウデリアから視線を切る時に少しだけ涙が溢れてしまったが、それ以降は涙を一滴も流さなかった。だが友神に囲まれて抱き締められていると、もう会えないのだという事が事実として頭の中に浮かび上がってしまい、我慢しても涙は流れてしまう。
朱い瞳から透明の涙がポロリと流れ、一度流れると決壊したように涙が溢れた。会えない。姿すらも見ることが出来なくなるだろう。それが堪らなく嫌で仕方ない。あの声も、仕草も、体温も、硬さも、笑顔も、瞳も、全て失ってしまったのだと思うと消えたくなってしまう。
自分達が泣かせたようなものだ。そう理解して、リーニス、レツェル、ラファンダはオリヴィアの事を強く強く抱き締め、同じように大粒の涙を流した。4柱の女神は、枯れるのではないかというくらい、固まって泣いた。
だがオリヴィアはまだ龍というものを理解しきれていなかった。最高神は触れているのだ。地上では最も触れることは禁忌とされているもの──────龍の逆鱗に。
──────────────────
戦いの神
リュウデリアにやられて凍り付けにされ、神界へ渡らすために拷問を受けた。傷を治癒することは出来ないが、死なせないようにする事が出来るということで、手加減無くやられた。
酒の神レツェル。
時々出てきたオリヴィアの友神の酒の神。酒の神なだけあって酒好きであり、飲んだ時と素面の時で性格が違う。美しい。
料理の神リーニス。
オリヴィアの友神。彼女に料理を教えた神であり、日々美味しい物を作っては周りの神達にお裾分けをしたりしている。料理教室を開いてもいる。美しい。
智恵の神ラファンダ
オリヴィアの友神。智恵というだけあって賢いが、最上に頭が良いというわけではない。そこら辺は自分でも弁えているくらいに謙虚であり理性的。神界にある、オリヴィア見たことないものの事などを教えてくれた。美しい。
神
神界に住む存在。単なる神から、~~の神という風に何かを司っている者が居るが、別にその分野で支配しているのではなく、特徴みたいなもの。人間でいうと、田中と、酒好きの田中、みたいな感じ。
ただし、中には例外が居て、本当に名前の通り司っている者も居る。そういう場合且つ、強い存在は最高神が集めて下に就かせており、有事の際に駆り出される。
最高神
自己顕示欲の塊なので、宮殿の至る所に自身を模した像を置いており、例え客室であろうと置いている。
オリヴィアが宮殿に着いた時には、察しの通り腰を振っていた。そして普通にはオリヴィアが呼び出せないと解っていたので、友神達を捕らえて、来なければどうなるか解っているな?と脅した。
オリヴィア
戦いの神に見せられた水晶に映っていたのは、捕らえられた友神達の姿であり、来なければ……と脅されているので放っておく事は出来ず、戻るざるを得なかった。常にリュウデリアの事を考えて精神を落ち着かせている。
リュウデリア
仲間を呼んだ。轟嵐龍と破壊龍が現れた。
呼んだ存在が大概頭のおかしい強さの龍である。完全にキレている。連れ去った神も何もかもブチブチに殺すと決めている。
クレア&バルガス
リュウデリアからの呼び出しに応じてMAXスピードで駆けつけ、その勢いで空気の壁を何枚もぶち抜いた。
事情を聞いて自分のことのようにキレた。オリヴィアは自分達にとっても大切な友神なので、怒らないわけがない。戦いの神を殴っている時は嬉々としてやっていた。
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