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第2章
第10話 強き人間の子
しおりを挟む「……ん、俺の研究か?」
「そうそう!」
それはつまり俺の観察日記を書くと言うことか?
「まあ、いいけど。じゃあ律はどうする?」
「……僕は春樹を研究するから」
「えっ、それって俺だけタマの研究ってこと?」
思わず二人の方を向いた。
すると二人ともポカンとした表情をしていた。
「ん? オレは気にしないけど、もしアオが気にするなら律の研究でもすればいいだろ。なあ律」
「うん」
律の言葉がきっかけになった。
別にタマにこだわっているわけでもないし、こうなったら幼なじみたちを徹底的に研究してやろう。
はるちゃんに「じゃあ俺も律の研究する」と伝えると、満面の笑顔がかえってきた。
「よし! それじゃあアオに質問なっ!!」
好きな食べ物に趣味。
そういった俺の好みを、確かめるようにはるちゃんが質問していく。
自分でも知らなかった癖を言い当てられたのはビックリした。
そしてはるちゃんだけでなく律も把握していたらしい。
というか律の方がよく知っていたほどだ。
「あとは、身長と体重だな!」
「たぶん140と30だっけ」
「……蒼翔、嘘はダメ。139と28だった」
思い出しながら答えた俺に、律が声を上げる。
「いやいや何で知ってるんだよ?!」
「律はアオのことよく見てるもんな~」
はるちゃんは口の端をぺろっと舌でなめると、その情報をノートに記入していった。
すでに片面のすべてが文字で埋め尽くされている。
ノートの左下から右上へはるちゃんの手が動いていく。
「よし!」
と、はるちゃんが鉛筆を机に置いた。
「じゃあアオ、服ぬいで?」
なんで、と視線で問いかければ答えてくれる。
「アオの絵を描くからだけど」
「……蒼翔の研究を紙に書くなら、絵は必要」
「いやいや、なんで裸じゃないとダメなんだよ」
堪えきれずに笑うと二人は顔を見合わせる。
よくいがみ合ったりするくせに、こういうときは息がぴったりだなぁ。
「その方がアオのことをよく知れるだろ?」
……言ったな?
「じゃあはるちゃんも律の研究で服ぬげよ」
「もちろん!!」
予想とは違って躊躇なく言い切るはるちゃん。
数秒くらいは迷うものだと思っていたんだけど。
と、そこではるちゃんが律にこっそり何か伝えたことを思い出した。
そして愕然とする。
……まさかはるちゃん、いままでのことって全部計算済みなのか?
嫌な予感がして、おそるおそる律に問いかける。
はるちゃんはともかく、律はこういうのが苦手なはずだ。
水泳とか、お風呂でもいつも身体を隠しているし、律も恥ずかしいからと呟いていた。
「なあ、もしかして律も俺の研究するとき服、ぬぐのか?」
はるちゃんがお菓子をつまむのをやめて律に注目する。
その表情はニヤニヤとしていて、面白がっているようにみえた。
筆箱の上に鉛筆をころがして、律はキッとはるちゃんのことを睨む。
そして一度だけ視線をさまよわせたあと上目遣いでこちらを見た。
そのまま数秒くらい沈黙してから、ためらうように口を開いた。
「蒼翔になら、何されたっていい」
口を閉じると耳を赤く染めた。
「そ、そうか」
なんだか俺まで恥ずかしくなってきた。
はるちゃんが真っ赤になった律をからかってすごく怒られている。
「アオ、俺たちもぬぐんだから、いいよな!」
「……わかったよ」
そうして俺は服をぬいでいった。
パンツだけの姿になった俺に、はるちゃんは言い募った。
「パンツも!!」
いやいや、うそだよな?
「……はるちゃんが先にぬげよ」
「おう」
さすがに冗談だよな、と思っていたら、はるちゃんは迷いなく服をぬいでいった。
たまらず律に話しかけた。
「なぁ律。はるちゃん本当にぬいだんだけど、どうしたらいいと思う?」
「蒼翔もぬげばいいと思う」
律も乗り気か!
思わず天を仰いだ。
「ほらアオ、ぬぎ終わった!」
そうしてはるちゃんが見せてきたのは、スポーツをして適度に筋肉のついた身体だった。
その日焼けのあとから、普段ノースリーブのシャツを着ていることがわかった。
「ほれほれ」
はるちゃんは腰をふって、ブラブラとちんこを揺らしている。
皮が半分むけているからピンク色の亀頭が露出している。
恥ずかしくないのか。うん、そういう性格じゃなかったな。
「……春樹は動かないで」
「おう!」
律がはるちゃんに近づいていく。
その片手にはメジャーがあった。
そっと下からすくい上げるようにして、ちんこを測りはじめる。
「……それ、自由研究にも書くのかよ?」
「……そんなわけない、と思う」
「え、二人とも書かないのか?!」
はるちゃんは常識を一から学び直せばいいと思う。
「……長さが5センチで、周りが6.5センチ」
律はそう口にしながら、紙に書いていった。
「じゃあ次」
そうしてちんこの皮が根元までおろされる。
先端のふくらみにさしかかると、ペロンとめくれた。
「……皮はむけてる、と」
好奇心があったのか、まるで「へぇ、他の人のはこんな感じなんだ」という表情をしている。
俺は律がしていることを黙って眺めていることしかできなかった。
「ふふん」
律はこれを二度、三度とはるちゃんが勃起するまで続けた。
「10センチ」
「じゃあ次アオの番な!」
「……わかった」
俺は二人ともやめる気がないのを確認して観念した。
パンツをぬいだ。
「そうそう!」
それはつまり俺の観察日記を書くと言うことか?
「まあ、いいけど。じゃあ律はどうする?」
「……僕は春樹を研究するから」
「えっ、それって俺だけタマの研究ってこと?」
思わず二人の方を向いた。
すると二人ともポカンとした表情をしていた。
「ん? オレは気にしないけど、もしアオが気にするなら律の研究でもすればいいだろ。なあ律」
「うん」
律の言葉がきっかけになった。
別にタマにこだわっているわけでもないし、こうなったら幼なじみたちを徹底的に研究してやろう。
はるちゃんに「じゃあ俺も律の研究する」と伝えると、満面の笑顔がかえってきた。
「よし! それじゃあアオに質問なっ!!」
好きな食べ物に趣味。
そういった俺の好みを、確かめるようにはるちゃんが質問していく。
自分でも知らなかった癖を言い当てられたのはビックリした。
そしてはるちゃんだけでなく律も把握していたらしい。
というか律の方がよく知っていたほどだ。
「あとは、身長と体重だな!」
「たぶん140と30だっけ」
「……蒼翔、嘘はダメ。139と28だった」
思い出しながら答えた俺に、律が声を上げる。
「いやいや何で知ってるんだよ?!」
「律はアオのことよく見てるもんな~」
はるちゃんは口の端をぺろっと舌でなめると、その情報をノートに記入していった。
すでに片面のすべてが文字で埋め尽くされている。
ノートの左下から右上へはるちゃんの手が動いていく。
「よし!」
と、はるちゃんが鉛筆を机に置いた。
「じゃあアオ、服ぬいで?」
なんで、と視線で問いかければ答えてくれる。
「アオの絵を描くからだけど」
「……蒼翔の研究を紙に書くなら、絵は必要」
「いやいや、なんで裸じゃないとダメなんだよ」
堪えきれずに笑うと二人は顔を見合わせる。
よくいがみ合ったりするくせに、こういうときは息がぴったりだなぁ。
「その方がアオのことをよく知れるだろ?」
……言ったな?
「じゃあはるちゃんも律の研究で服ぬげよ」
「もちろん!!」
予想とは違って躊躇なく言い切るはるちゃん。
数秒くらいは迷うものだと思っていたんだけど。
と、そこではるちゃんが律にこっそり何か伝えたことを思い出した。
そして愕然とする。
……まさかはるちゃん、いままでのことって全部計算済みなのか?
嫌な予感がして、おそるおそる律に問いかける。
はるちゃんはともかく、律はこういうのが苦手なはずだ。
水泳とか、お風呂でもいつも身体を隠しているし、律も恥ずかしいからと呟いていた。
「なあ、もしかして律も俺の研究するとき服、ぬぐのか?」
はるちゃんがお菓子をつまむのをやめて律に注目する。
その表情はニヤニヤとしていて、面白がっているようにみえた。
筆箱の上に鉛筆をころがして、律はキッとはるちゃんのことを睨む。
そして一度だけ視線をさまよわせたあと上目遣いでこちらを見た。
そのまま数秒くらい沈黙してから、ためらうように口を開いた。
「蒼翔になら、何されたっていい」
口を閉じると耳を赤く染めた。
「そ、そうか」
なんだか俺まで恥ずかしくなってきた。
はるちゃんが真っ赤になった律をからかってすごく怒られている。
「アオ、俺たちもぬぐんだから、いいよな!」
「……わかったよ」
そうして俺は服をぬいでいった。
パンツだけの姿になった俺に、はるちゃんは言い募った。
「パンツも!!」
いやいや、うそだよな?
「……はるちゃんが先にぬげよ」
「おう」
さすがに冗談だよな、と思っていたら、はるちゃんは迷いなく服をぬいでいった。
たまらず律に話しかけた。
「なぁ律。はるちゃん本当にぬいだんだけど、どうしたらいいと思う?」
「蒼翔もぬげばいいと思う」
律も乗り気か!
思わず天を仰いだ。
「ほらアオ、ぬぎ終わった!」
そうしてはるちゃんが見せてきたのは、スポーツをして適度に筋肉のついた身体だった。
その日焼けのあとから、普段ノースリーブのシャツを着ていることがわかった。
「ほれほれ」
はるちゃんは腰をふって、ブラブラとちんこを揺らしている。
皮が半分むけているからピンク色の亀頭が露出している。
恥ずかしくないのか。うん、そういう性格じゃなかったな。
「……春樹は動かないで」
「おう!」
律がはるちゃんに近づいていく。
その片手にはメジャーがあった。
そっと下からすくい上げるようにして、ちんこを測りはじめる。
「……それ、自由研究にも書くのかよ?」
「……そんなわけない、と思う」
「え、二人とも書かないのか?!」
はるちゃんは常識を一から学び直せばいいと思う。
「……長さが5センチで、周りが6.5センチ」
律はそう口にしながら、紙に書いていった。
「じゃあ次」
そうしてちんこの皮が根元までおろされる。
先端のふくらみにさしかかると、ペロンとめくれた。
「……皮はむけてる、と」
好奇心があったのか、まるで「へぇ、他の人のはこんな感じなんだ」という表情をしている。
俺は律がしていることを黙って眺めていることしかできなかった。
「ふふん」
律はこれを二度、三度とはるちゃんが勃起するまで続けた。
「10センチ」
「じゃあ次アオの番な!」
「……わかった」
俺は二人ともやめる気がないのを確認して観念した。
パンツをぬいだ。
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