5 / 24
5 恋の終わり
しおりを挟む
目が覚めると、私室のベッドに寝かされていた。
やけにリアリティのある夢だった。いや、あれは……おそらく、私の前世。
「レティシア? 気が付いた?」
「……皇后様、わたし……」
「動揺して椅子から転倒した際に、頭をぶつけたの。痛みはない?」
「大丈夫です」
大丈夫なのかな? 前世を想い出しちゃったから、大丈夫とは言えないのかな?
これが「異世界転生」というものなのかしら。今世の人生はそのままで、前世の記憶だけが別ファイルに追加保存されたような感覚だ。
「貴女が倒れたと聞いて、心臓が止まるかと思ったわ」
「ご心配をおかけして、申し訳ありません」
「そうじゃないの。貴女には無理をさせてしまって。ごめんなさい」
「そんな。勿体ないお言葉です」
皇后様は控えていた女官たちへ医師を呼び軽食の準備をするよう指示を出すと、優しく両手で私の頬を包み、「大丈夫よ」と言ってくれた。
どうやら、眠っている間に涙を流していたらしい。
「3日間昏睡状態にあったにも関わらず、頭皮下血腫以外に外傷は見当たりません」
すぐにやってきた宮廷医師が、どこか腑に落ちない表情でそう言った。
「レティシア、本当に大丈夫? 瘤の他には、どこも痛くない?」
「はい」
「念のために、あと1週間は療養しなさい」
「ですが、公務が……」
「これは皇后命令よ。いいですね?」
「……はい」
皇后様――現国王陛下のお母様は、御年58歳にも関わらず、今でも現役の王族として公務をこなしている。
突然、14歳で王宮に連れてこられた私を、皇后様はまるで孫を迎え入れるかのように温かく包み込んでくれた。彼女がいたから厳しい王太子妃教育に耐えられたといっても過言ではない。
「これを機に、少しゆっくりすると良いわ」そう言って、一人にしてくれた。
ヘッドボードに背中を預けると目を瞑り、これまでの記憶を整理することにした。
私の夫――王太子であるクロードは、現国王アンリ陛下の甥にあたる。
12歳でクロードの婚約者となった当時、彼は公爵家の嫡男だった。だから私は、13になったらクロードと同じ学園に通い、将来の公爵夫人となるべく淑女教育を受けることになっていた。
そんな私たちの運命が大きく変わったのは、今から4年前。王国全土に蔓延した疫病でアンリ陛下の妻子――カトリーヌ王妃様と当時3歳だった王女様がお亡くなりになったことに端を発する。
現国王のアンリ陛下は、30歳と年若い。
クロードの父にあたる実兄よりも10も年下だが、王の器としては弟のアンリの方が優れていたらしく、弱冠20歳にして王位を継いだという。
アンリ陛下は妻子を亡くしてからというもの、未だに再婚する気配はない。
側近達は新たな王妃を娶り、子をもうけるよう再三進言したそうだが、彼らの説得むなしく3年前に当時17歳だった甥のクロードを立太子させた。
それに伴い、彼の婚約者だった私も王太子妃教育を受けることになり、入学したばかりの学園を退学せざるを得なくなった。そうして2年前、クロードと結婚し、名目上は王太子妃となった。
「国王陛下も、新しい妻を迎え子をもうけるかもしれない。王位継承権をめぐる紛争は避けたいんだ。それにレティはまだ16歳だ。夫婦の契りは、レティが成人するまで待ちたい」
婚姻前にクロードからそう言われた時、正直ほっとしたことを覚えている。クロードには物心がついた頃から恋慕の情を抱いていたけれど、厳しい妃教育と並行しながら閨事をこなすのは、不器用な自分にはできそうになかった。
だからその申し出は、アンリ陛下の心と私の身体を慮った彼らしい優しさだと思い、感謝した――彼の、長年に渡る恋心を知るまでは。
3つ年上のクロードとは、お互いを「レティ」「クロード様」と呼び合っている。周りからみたら、きっと仲睦まじい夫婦に見えることだろう。
キリリ、と胸の奥が痛む。
「私は、夫のことが大好きだったのね」
自分のことをこんなふうに思うのは変な話だけれど、前世の記憶が蘇った私は、もう以前のレティシアではない。
それは、彼の想い人がクラリスという名の子爵令嬢であることを知っても、何の嫉妬心も焦燥感も湧いてこないことから明かだ。
ただ、以前のレティシアの名残なのか、時おり心痛というカタチで顔を出す。けれど、言ってしまえばその程度のものだ。
「王太子殿下には、密かに想い合う女性がいるのです。学園生の頃から仲睦まじく――」
「学園の図書館で2人が切磋琢磨して学ばれている様子は、それはもう微笑ましくて――」
「妃様との茶会をキャンセルして、王立図書館の中庭でクラリス様と2人、談笑されていらっしゃいましたわ」
「クラリス嬢は文官として王宮に勤務している才女だが、彼女こそ王太子妃に相応しい」
こんな話を、耳にタコができるくらい女官や側近から聞かされた。
貴族の子女にとって学園とは、親の目や身分を気にせず過ごせる期間限定の楽園だ。私とクロードには、残念ながら、そういう意味で共有できる想い出はない。だから余計に以前の私は、深い悲しみとクラリスに対する劣等感に打ちひしがれていた。
でも、今のわたし――新生レティシアはひと味違う。
「女主人へ『夫に相思相愛の女性がいる』なんて話を吹き込む女官、適性的にも人間的にも問題大アリだわ。それに。王太子妃を代わりに務めてくれる人がいるのなら大歓迎よ。喜んでこの座を明け渡してあげる!」
そう。
王太子妃なんて窮屈極まりない肩書も。
地位や権力や名誉も。
何の思い入れもない、ただ重たいだけで取り扱いに細心の注意が必要なジュエリーやドレスも。
今の私にとっては取るに足りないものだ。
いつだって、捨てられる。
それに――。
跡継ぎを産まなければならないプレッシャーを感じながら夫に義務感だけで抱かれるのも、
パートナーの不貞に気付かぬふりをしながら平静を装うのも、
自分の与り知らぬところで決められたルールに身も心も縛られ、本心を押し殺しながら暮らしていくのも、もうやめようと決意したんだ。
前世では、それが叶う前に儚くなってしまったけれど。
だからこそ、今世では自分の力で自由に人生を切り拓いていきたい!
「自分の意見だって、ちゃんと言っちゃうんだから!」
やけにリアリティのある夢だった。いや、あれは……おそらく、私の前世。
「レティシア? 気が付いた?」
「……皇后様、わたし……」
「動揺して椅子から転倒した際に、頭をぶつけたの。痛みはない?」
「大丈夫です」
大丈夫なのかな? 前世を想い出しちゃったから、大丈夫とは言えないのかな?
これが「異世界転生」というものなのかしら。今世の人生はそのままで、前世の記憶だけが別ファイルに追加保存されたような感覚だ。
「貴女が倒れたと聞いて、心臓が止まるかと思ったわ」
「ご心配をおかけして、申し訳ありません」
「そうじゃないの。貴女には無理をさせてしまって。ごめんなさい」
「そんな。勿体ないお言葉です」
皇后様は控えていた女官たちへ医師を呼び軽食の準備をするよう指示を出すと、優しく両手で私の頬を包み、「大丈夫よ」と言ってくれた。
どうやら、眠っている間に涙を流していたらしい。
「3日間昏睡状態にあったにも関わらず、頭皮下血腫以外に外傷は見当たりません」
すぐにやってきた宮廷医師が、どこか腑に落ちない表情でそう言った。
「レティシア、本当に大丈夫? 瘤の他には、どこも痛くない?」
「はい」
「念のために、あと1週間は療養しなさい」
「ですが、公務が……」
「これは皇后命令よ。いいですね?」
「……はい」
皇后様――現国王陛下のお母様は、御年58歳にも関わらず、今でも現役の王族として公務をこなしている。
突然、14歳で王宮に連れてこられた私を、皇后様はまるで孫を迎え入れるかのように温かく包み込んでくれた。彼女がいたから厳しい王太子妃教育に耐えられたといっても過言ではない。
「これを機に、少しゆっくりすると良いわ」そう言って、一人にしてくれた。
ヘッドボードに背中を預けると目を瞑り、これまでの記憶を整理することにした。
私の夫――王太子であるクロードは、現国王アンリ陛下の甥にあたる。
12歳でクロードの婚約者となった当時、彼は公爵家の嫡男だった。だから私は、13になったらクロードと同じ学園に通い、将来の公爵夫人となるべく淑女教育を受けることになっていた。
そんな私たちの運命が大きく変わったのは、今から4年前。王国全土に蔓延した疫病でアンリ陛下の妻子――カトリーヌ王妃様と当時3歳だった王女様がお亡くなりになったことに端を発する。
現国王のアンリ陛下は、30歳と年若い。
クロードの父にあたる実兄よりも10も年下だが、王の器としては弟のアンリの方が優れていたらしく、弱冠20歳にして王位を継いだという。
アンリ陛下は妻子を亡くしてからというもの、未だに再婚する気配はない。
側近達は新たな王妃を娶り、子をもうけるよう再三進言したそうだが、彼らの説得むなしく3年前に当時17歳だった甥のクロードを立太子させた。
それに伴い、彼の婚約者だった私も王太子妃教育を受けることになり、入学したばかりの学園を退学せざるを得なくなった。そうして2年前、クロードと結婚し、名目上は王太子妃となった。
「国王陛下も、新しい妻を迎え子をもうけるかもしれない。王位継承権をめぐる紛争は避けたいんだ。それにレティはまだ16歳だ。夫婦の契りは、レティが成人するまで待ちたい」
婚姻前にクロードからそう言われた時、正直ほっとしたことを覚えている。クロードには物心がついた頃から恋慕の情を抱いていたけれど、厳しい妃教育と並行しながら閨事をこなすのは、不器用な自分にはできそうになかった。
だからその申し出は、アンリ陛下の心と私の身体を慮った彼らしい優しさだと思い、感謝した――彼の、長年に渡る恋心を知るまでは。
3つ年上のクロードとは、お互いを「レティ」「クロード様」と呼び合っている。周りからみたら、きっと仲睦まじい夫婦に見えることだろう。
キリリ、と胸の奥が痛む。
「私は、夫のことが大好きだったのね」
自分のことをこんなふうに思うのは変な話だけれど、前世の記憶が蘇った私は、もう以前のレティシアではない。
それは、彼の想い人がクラリスという名の子爵令嬢であることを知っても、何の嫉妬心も焦燥感も湧いてこないことから明かだ。
ただ、以前のレティシアの名残なのか、時おり心痛というカタチで顔を出す。けれど、言ってしまえばその程度のものだ。
「王太子殿下には、密かに想い合う女性がいるのです。学園生の頃から仲睦まじく――」
「学園の図書館で2人が切磋琢磨して学ばれている様子は、それはもう微笑ましくて――」
「妃様との茶会をキャンセルして、王立図書館の中庭でクラリス様と2人、談笑されていらっしゃいましたわ」
「クラリス嬢は文官として王宮に勤務している才女だが、彼女こそ王太子妃に相応しい」
こんな話を、耳にタコができるくらい女官や側近から聞かされた。
貴族の子女にとって学園とは、親の目や身分を気にせず過ごせる期間限定の楽園だ。私とクロードには、残念ながら、そういう意味で共有できる想い出はない。だから余計に以前の私は、深い悲しみとクラリスに対する劣等感に打ちひしがれていた。
でも、今のわたし――新生レティシアはひと味違う。
「女主人へ『夫に相思相愛の女性がいる』なんて話を吹き込む女官、適性的にも人間的にも問題大アリだわ。それに。王太子妃を代わりに務めてくれる人がいるのなら大歓迎よ。喜んでこの座を明け渡してあげる!」
そう。
王太子妃なんて窮屈極まりない肩書も。
地位や権力や名誉も。
何の思い入れもない、ただ重たいだけで取り扱いに細心の注意が必要なジュエリーやドレスも。
今の私にとっては取るに足りないものだ。
いつだって、捨てられる。
それに――。
跡継ぎを産まなければならないプレッシャーを感じながら夫に義務感だけで抱かれるのも、
パートナーの不貞に気付かぬふりをしながら平静を装うのも、
自分の与り知らぬところで決められたルールに身も心も縛られ、本心を押し殺しながら暮らしていくのも、もうやめようと決意したんだ。
前世では、それが叶う前に儚くなってしまったけれど。
だからこそ、今世では自分の力で自由に人生を切り拓いていきたい!
「自分の意見だって、ちゃんと言っちゃうんだから!」
46
お気に入りに追加
61
あなたにおすすめの小説

私が愛する王子様は、幼馴染を側妃に迎えるそうです
こことっと
恋愛
それは奇跡のような告白でした。
まさか王子様が、社交会から逃げ出した私を探しだし妃に選んでくれたのです。
幸せな結婚生活を迎え3年、私は幸せなのに不安から逃れられずにいました。
「子供が欲しいの」
「ごめんね。 もう少しだけ待って。 今は仕事が凄く楽しいんだ」
それから間もなく……彼は、彼の幼馴染を側妃に迎えると告げたのです。

毒家族から逃亡、のち側妃
チャイムン
恋愛
四歳下の妹ばかり可愛がる両親に「あなたにかけるお金はないから働きなさい」
十二歳で告げられたベルナデットは、自立と家族からの脱却を夢見る。
まずは王立学院に奨学生として入学して、文官を目指す。
夢は自分で叶えなきゃ。
ところが妹への縁談話がきっかけで、バシュロ第一王子が動き出す。
あなたと別れて、この子を生みました
キムラましゅろう
恋愛
約二年前、ジュリアは恋人だったクリスと別れた後、たった一人で息子のリューイを生んで育てていた。
クリスとは二度と会わないように生まれ育った王都を捨て地方でドリア屋を営んでいたジュリアだが、偶然にも最愛の息子リューイの父親であるクリスと再会してしまう。
自分にそっくりのリューイを見て、自分の息子ではないかというクリスにジュリアは言い放つ。
この子は私一人で生んだ私一人の子だと。
ジュリアとクリスの過去に何があったのか。
子は鎹となり得るのか。
完全ご都合主義、ノーリアリティなお話です。
⚠️ご注意⚠️
作者は元サヤハピエン主義です。
え?コイツと元サヤ……?と思われた方は回れ右をよろしくお願い申し上げます。
誤字脱字、最初に謝っておきます。
申し訳ございませぬ< (_"_) >ペコリ
小説家になろうさんにも時差投稿します。

純白の牢獄
ゆる
恋愛
「私は王妃を愛さない。彼女とは白い結婚を誓う」
華やかな王宮の大聖堂で交わされたのは、愛の誓いではなく、冷たい拒絶の言葉だった。
王子アルフォンスの婚姻相手として選ばれたレイチェル・ウィンザー。しかし彼女は、王妃としての立場を与えられながらも、夫からも宮廷からも冷遇され、孤独な日々を強いられる。王の寵愛はすべて聖女ミレイユに注がれ、王宮の権力は彼女の手に落ちていった。侮蔑と屈辱に耐える中、レイチェルは誇りを失わず、密かに反撃の機会をうかがう。
そんな折、隣国の公爵アレクサンダーが彼女の前に現れる。「君の目はまだ死んでいないな」――その言葉に、彼女の中で何かが目覚める。彼はレイチェルに自由と新たな未来を提示し、密かに王宮からの脱出を計画する。
レイチェルが去ったことで、王宮は急速に崩壊していく。聖女ミレイユの策略が暴かれ、アルフォンスは自らの過ちに気づくも、時すでに遅し。彼が頼るべき王妃は、もはや遠く、隣国で新たな人生を歩んでいた。
「お願いだ……戻ってきてくれ……」
王国を失い、誇りを失い、全てを失った王子の懇願に、レイチェルはただ冷たく微笑む。
「もう遅いわ」
愛のない結婚を捨て、誇り高き未来へと進む王妃のざまぁ劇。
裏切りと策略が渦巻く宮廷で、彼女は己の運命を切り開く。
これは、偽りの婚姻から真の誓いへと至る、誇り高き王妃の物語。

【完結】「お前とは結婚できない」と言われたので出奔したら、なぜか追いかけられています
21時完結
恋愛
「すまない、リディア。お前とは結婚できない」
そう告げたのは、長年婚約者だった王太子エドワード殿下。
理由は、「本当に愛する女性ができたから」――つまり、私以外に好きな人ができたということ。
(まあ、そんな気はしてました)
社交界では目立たない私は、王太子にとってただの「義務」でしかなかったのだろう。
未練もないし、王宮に居続ける理由もない。
だから、婚約破棄されたその日に領地に引きこもるため出奔した。
これからは自由に静かに暮らそう!
そう思っていたのに――
「……なぜ、殿下がここに?」
「お前がいなくなって、ようやく気づいた。リディア、お前が必要だ」
婚約破棄を言い渡した本人が、なぜか私を追いかけてきた!?
さらに、冷酷な王国宰相や腹黒な公爵まで現れて、次々に私を手に入れようとしてくる。
「お前は王妃になるべき女性だ。逃がすわけがない」
「いいや、俺の妻になるべきだろう?」
「……私、ただ田舎で静かに暮らしたいだけなんですけど!!」

【完結】愛したあなたは本当に愛する人と幸せになって下さい
高瀬船
恋愛
伯爵家のティアーリア・クランディアは公爵家嫡男、クライヴ・ディー・アウサンドラと婚約秒読みの段階であった。
だが、ティアーリアはある日クライヴと彼の従者二人が話している所に出くわし、聞いてしまう。
クライヴが本当に婚約したかったのはティアーリアの妹のラティリナであったと。
ショックを受けるティアーリアだったが、愛する彼の為自分は身を引く事を決意した。
【誤字脱字のご報告ありがとうございます!小っ恥ずかしい誤字のご報告ありがとうございます!個別にご返信出来ておらず申し訳ございません( •́ •̀ )】

白い結婚はそちらが言い出したことですわ
来住野つかさ
恋愛
サリーは怒っていた。今日は幼馴染で喧嘩ばかりのスコットとの結婚式だったが、あろうことかバーティでスコットの友人たちが「白い結婚にするって言ってたよな?」「奥さんのこと色気ないとかさ」と騒ぎながら話している。スコットがその気なら喧嘩買うわよ! 白い結婚上等よ! 許せん! これから舌戦だ!!

愛想を尽かした女と尽かされた男
火野村志紀
恋愛
※全16話となります。
「そうですか。今まであなたに尽くしていた私は側妃扱いで、急に湧いて出てきた彼女が正妃だと? どうぞ、お好きになさって。その代わり私も好きにしますので」
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる