青い桜 山梨県警捜査５課

ｐｒｏｌｏｇｕｅ４ 悪夢

「田中・・しっかりしろよ」
竹本は必死に心臓マッサージを始めた
田中の瞳から一滴の涙が流れ落ちた
外では大量の緊急車両のサイレン音が響き始めた
「田中、、田中、、戻ってこい」
そのとき、竹本は警察学校時代のことを思い出した
「ゆうくん将来の配属希望は？」
「俺は華の捜査一課に行きたいな！田中は？」
「自分は白バイ隊一本。お父さん小さいころに事故で亡くしてから、ずっと。。」


大丈夫かー！しっかりしろ

その時、消防とレスキューが大量に流れ込んできた。それと同時に竹本は意識を失った






「ゆうくんありがとう　元気でね
短かったけど警察官人生　楽しかった」



朦朧とする意識の中ではっきり田中の声が聞こえた。