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prologue2 贈り物

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「こんにちは。どうしたのかな?」
若い警官が女の子に話しかける。
「これ お巡りさんにあげる」
かわいらしいハート型の箱だ。おそらく中身はお菓子か何かだろう。
「ありがとう。すごくうれしいんだけど、お巡りさんお菓子とかもらえないんだ」
「そんな冷たいこと言うなよ田中~」
「ゆ、ゆうくん!」
入口にはスーツ姿の男が立っていた。襟には赤いバッジがついており「S1S」とかかれいる。
男は 山梨県警察捜査一課 竹本雄介 田中とは警察学校時代の同期だ
「ありがとう!ありがたくもらうね。」
竹本はデスクに箱を置いた。
「今ジュースでも入れてあげるから待ってて」
竹本は給湯室に向かった
「こんなところでさぼってていいのか」
野太い声がした
「渡辺部長!今ここにいるんですね」
「おう。お前が警察学校出たばかりの頃が懐かしいな」
「はい。その経験が、今の刑事である自分です」
竹本はコップにジュースを注いだ

女の子は突如外に飛び出して行ってしまった
不思議そうに田中が首をかしげる
「部長!お茶にでもしましょっか」そういうと田中が女の子からもらった「箱」を開ける

その時
交番の中に真っ赤な炎と爆音が鳴り響いた
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