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episode3 〜期待と本心〜
しおりを挟む警視庁
おつかれ!
前崎が扉を開けた。
看板には
「捜査第一課 怪奇殺人捜査係」
と書かれている。
お疲れ様です!
菅谷が大きい声で返事した。
班長!おつかれ!
徳井が給湯室から答えた。
あれ?他の人達は?
「般若班」には、あと2人捜査員がいる。検挙率1位の捜査一課強行犯捜査3係から異動してきた高津警部補。主任。40。所轄の刑事課強行犯係から異動してきた女性刑事。小林巡査長。27。
先日解決した、連続通り魔殺人事件の報告書を出しに捜査一課長のところに行ってますよ。
捜査一課長室
以前検挙致しました、連続通り魔殺人事件の報告書です。
高津が渡す。
どうだ、「般若班」は。
警視庁刑事部捜査一課長
佐々木 駿 警視正 48
国立大学出身、この若さでここまで上り詰めた。数年後には警察庁刑事局に異動が決まっている。
これも、出世の為と考えています。
小林君くん。君もどうだね。
父とは違い、自分なりの捜査をしていきたいです。
小林機動捜査隊長は、検挙率警視庁1だ。誇らしい先輩だ。
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