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さようならの予感
望みを叶えて2
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仕事を終え立ち寄ったSIGNPOSTは暗く閉ざされていた。休店日でもないのに店が閉じていることが解せない佐知は携帯電話をバックから取り出した。
「井川君、話せる」
「あぁ平気だよ 仕事終わったのか」
「うん」
「どうした元気ないな、今日の佐知なんだか具合が悪そうだったから心配してたんだ」
「体は何ともないんだけど、いま私ねSIGNPOSTの前にいるの」
「佐知がひとりでSIGNPOSTに行くなんてやっぱり何かあったんだろう」
「なんにもないってば、それよりお店が閉まっているの 休みの張り紙もないなんて変だわ、ママは月一の定休日以外休んだ事なかったから気になって電話したの」
「まだ閉まったままなのか」
「まだって、井川君はなにか知ってるの」
「今からどこかで会わないか」
「ご免なさい今日は疲れているからこのまま帰るわ また今度にするわ」
「暗くなってきたから気をつけるんだぞ いつもの近道は絶対にするんじゃないぞ」
「ありがとう、遠回りだけど今日は仰せの通り車道の大通りを帰るわ」
兄の(美香の父)容態は落ちついているから二三日したら戻るつもりだと、そう言っていたママが未だ帰らない事に雅和は不安を募らせていた。
「井川君、話せる」
「あぁ平気だよ 仕事終わったのか」
「うん」
「どうした元気ないな、今日の佐知なんだか具合が悪そうだったから心配してたんだ」
「体は何ともないんだけど、いま私ねSIGNPOSTの前にいるの」
「佐知がひとりでSIGNPOSTに行くなんてやっぱり何かあったんだろう」
「なんにもないってば、それよりお店が閉まっているの 休みの張り紙もないなんて変だわ、ママは月一の定休日以外休んだ事なかったから気になって電話したの」
「まだ閉まったままなのか」
「まだって、井川君はなにか知ってるの」
「今からどこかで会わないか」
「ご免なさい今日は疲れているからこのまま帰るわ また今度にするわ」
「暗くなってきたから気をつけるんだぞ いつもの近道は絶対にするんじゃないぞ」
「ありがとう、遠回りだけど今日は仰せの通り車道の大通りを帰るわ」
兄の(美香の父)容態は落ちついているから二三日したら戻るつもりだと、そう言っていたママが未だ帰らない事に雅和は不安を募らせていた。
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