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美香のルーツ
私は父なし子11
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「遅くにごめんね 珠美いま話せる」
「うん大丈夫だよ、雄哉がベビー寝かしつけてくれてそのまま一緒に寝ちゃったから一人でテレビ見てたの 早苗ちゃん体調はどう少しは落ち着いた」
「うん、精神的にまいっていたから体にきたのね」
「おじさんとおばさん・・突然だったからね まだ体つらいんだったら家に来てもいいよ こっちに帰ってきたら」
「ありがとう でも今は動けない動く気力がないの」
「本当に一人で大丈夫なの」
「体はどこも悪くないって医者のお墨付きだから大丈夫 ただ悲しみがどんどん増してる お母さんにしてあげたかった事いっぱいあったのに、いろんな所に連れて行って美味しい物いっぱい食べてもらいたかった お父さんとだってもっといろんな話をしたかった いっぱい話をしてお父さんの話しを聞いてあげれば・・そしたら両親の変化に気づいて何とか出来たかもしれない父の死を思いとどまらせられたかもって後悔ばかり こんな別れはつらい、つらすぎるよ珠実」
「早苗ちゃん思いつめちゃだめだよ 自分を責めるのは体によくないんだから」
「わかってる だけど出来なかった事ばかり浮かんでくるの 珠美の言うように自分を責めるのはよくないってわかってる 過去は死と同じこれは勝随和尚の言葉 どんなに責めようと出来なかった事を悔やんでも過去はもう戻せない だったらこれからの私に何が出来るかを考えようって思ったの あらからずっと独りで考えてた」
「・・・・」
「聞こえてる」
「うん聞いてる 早苗ちゃんやっぱり家においでよ わたし早苗ちゃんの話いっぱい聞いてあげるから」
「珠美、これから私が話すことよく聞いてね」
「うん」
「お父さんが死を選んだのは私のせいでもあったの」
「早苗ちゃんのせいって、なにがあったの」
「うん大丈夫だよ、雄哉がベビー寝かしつけてくれてそのまま一緒に寝ちゃったから一人でテレビ見てたの 早苗ちゃん体調はどう少しは落ち着いた」
「うん、精神的にまいっていたから体にきたのね」
「おじさんとおばさん・・突然だったからね まだ体つらいんだったら家に来てもいいよ こっちに帰ってきたら」
「ありがとう でも今は動けない動く気力がないの」
「本当に一人で大丈夫なの」
「体はどこも悪くないって医者のお墨付きだから大丈夫 ただ悲しみがどんどん増してる お母さんにしてあげたかった事いっぱいあったのに、いろんな所に連れて行って美味しい物いっぱい食べてもらいたかった お父さんとだってもっといろんな話をしたかった いっぱい話をしてお父さんの話しを聞いてあげれば・・そしたら両親の変化に気づいて何とか出来たかもしれない父の死を思いとどまらせられたかもって後悔ばかり こんな別れはつらい、つらすぎるよ珠実」
「早苗ちゃん思いつめちゃだめだよ 自分を責めるのは体によくないんだから」
「わかってる だけど出来なかった事ばかり浮かんでくるの 珠美の言うように自分を責めるのはよくないってわかってる 過去は死と同じこれは勝随和尚の言葉 どんなに責めようと出来なかった事を悔やんでも過去はもう戻せない だったらこれからの私に何が出来るかを考えようって思ったの あらからずっと独りで考えてた」
「・・・・」
「聞こえてる」
「うん聞いてる 早苗ちゃんやっぱり家においでよ わたし早苗ちゃんの話いっぱい聞いてあげるから」
「珠美、これから私が話すことよく聞いてね」
「うん」
「お父さんが死を選んだのは私のせいでもあったの」
「早苗ちゃんのせいって、なにがあったの」
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