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追憶
時を止めて2
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二人だけの宵の扉が開こうとしていた。雅和は佐知の手からワイングラスを取り上げテーブルに静かに置いた。その瞬間、体が引き寄せられ佐知は雅和の腕の中に抱かれていた。
「さち 君が欲しい でもイヤだって言われたらツリーを眺めながら一晩中君を抱きしめて朝を迎えようと決めてきた」
「まさかずごめんなさい 私こういうの初めてだから」
「謝らないでいいよ 佐知の気持ちはちゃんと伝わっているから」
雅和の大きな胸に抱きしめられ佐知の緊張は少しずつ解れていった。突然雅和の硬い芯が体をはうような感覚に佐知は身体を硬直させ震えだしていた。しかしそれは拒絶ではなかった。佐知自身がはじめて覚える体の変化と欲情だった。
「雅和・・今夜は抱いていいのよ 私を抱いて・・」
「ずっと佐知が、君がほしかった 佐知」
繰り返し何度も佐知の名を呼び続ける雅和に佐知も又、爪を立て応えていた。会えなかった寂しさを埋めるように心と体を重ねあっていた。熱く潤った体を攻め続ける雅和の首筋にボクサーのようなほとばしる汗が見えた。
この私が・・男の人を求め欲しがっているなんて・・
もうひとりの自分に戸惑いながら佐知は挑発するように雅和の肌に唇を這わせていた。このまま地の果てまで落ちてしまってもいいとすべて受け入れた体は夜露に濡れたブロッサムピンクの薔薇と化していた。二人の体にすべてを溶かしてしまう熱い化身が荒波となっておい被さっていた。その波は大きく寄せては返すを終わりなく繰り返した。
「心が入ると男女の愛ってこんなに違うんだね 君が愛おしくて涙がでそうだった、俺こんなの初めてだから」
「私もよ こんなに胸を 身体中を振るわせる愛があるなんて・・初めて知った」
狂おしいまでの一夜が終わろうとしていた。二人は体を縛り付けたように抱きあい深い眠りについた。
「さち 君が欲しい でもイヤだって言われたらツリーを眺めながら一晩中君を抱きしめて朝を迎えようと決めてきた」
「まさかずごめんなさい 私こういうの初めてだから」
「謝らないでいいよ 佐知の気持ちはちゃんと伝わっているから」
雅和の大きな胸に抱きしめられ佐知の緊張は少しずつ解れていった。突然雅和の硬い芯が体をはうような感覚に佐知は身体を硬直させ震えだしていた。しかしそれは拒絶ではなかった。佐知自身がはじめて覚える体の変化と欲情だった。
「雅和・・今夜は抱いていいのよ 私を抱いて・・」
「ずっと佐知が、君がほしかった 佐知」
繰り返し何度も佐知の名を呼び続ける雅和に佐知も又、爪を立て応えていた。会えなかった寂しさを埋めるように心と体を重ねあっていた。熱く潤った体を攻め続ける雅和の首筋にボクサーのようなほとばしる汗が見えた。
この私が・・男の人を求め欲しがっているなんて・・
もうひとりの自分に戸惑いながら佐知は挑発するように雅和の肌に唇を這わせていた。このまま地の果てまで落ちてしまってもいいとすべて受け入れた体は夜露に濡れたブロッサムピンクの薔薇と化していた。二人の体にすべてを溶かしてしまう熱い化身が荒波となっておい被さっていた。その波は大きく寄せては返すを終わりなく繰り返した。
「心が入ると男女の愛ってこんなに違うんだね 君が愛おしくて涙がでそうだった、俺こんなの初めてだから」
「私もよ こんなに胸を 身体中を振るわせる愛があるなんて・・初めて知った」
狂おしいまでの一夜が終わろうとしていた。二人は体を縛り付けたように抱きあい深い眠りについた。
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