2 / 109
憑依
しおりを挟む
私の人生は誰が聞いても「波瀾万丈だね」と言う。
自分でもそう思う。
簡単に説明するなら、5歳の時に両親に捨てられ、その日に二人の借金を背負いその手の者達に連れ去られた。
中学を卒業するまではヤクザが管理する施設に預けられ、そこで地獄のような日々を過ごした。
今思い返してもクソな人生だと思う。
普通の人なら泣き寝入りして、言われるがまま過ごす。
だが私は違う。
完璧な計画を立て、借金とり達から逃げ3年間息を顰め、その間に自分を守れる力と知識を身につけた。
そうして、私は両親と借金とり達から大金を騙し取り全員牢屋にぶち込んだ。
これが私の最初の詐欺。
そしてこの日から悪党共から大金を奪う生活が始まった。
私は間違いなく詐欺の才能があった。
私の立てた計画は全て完璧で、一度も失敗することはなかった。
ただ、最初の頃は信じていた仲間に何度か裏切られはしたが。
これからもこの生活が続くと信じて疑わなかった。
それなのに、なぜ私はいまコルセットをつけ、吐きそうになるくらいしめられているのだろうか?
「死ぬ!死ぬ!死ぬ!いやあああーっ!やめてーっ!本当に無理だから!吐く!吐く!止めてー!」
私はさっきまで小説を読んでいたのに、気づいたらメイドの格好した人達にコルセットをつけられ苦しすぎて叫んでいた。
'え!?本当なに?てか、ここどこ?私さっきまで家にいたよね?'
状況を把握しようにもコルセットのせいでそれどころではない。
本当にこれ以上は無理だと思い「やめて」と言おうとしたら、声を発する前に思いっきり締め付けられそれどころではなくなった。
「ぎゃあああーっ!」
私の叫びなど聞こえていないのか、侍女達は手を緩めなかった。
「終わりました。私達はこれで失礼します」
侍女の一人がそう言うと、全員部屋から出ていく。
意識を飛ばしているうちにドレスを着せられていた。
'く、苦しい……'
ドレスを脱いでコルセットを外そうとするが、どんなに頑張っても一人で脱ぐことができない。
そのせいで人が入ってきたのにも気づかず、変なポーズで奇声を上げている姿を見られた。
「申し訳ありません。出直します」
容姿端麗な男がそう言うと部屋から出て行こうとする。
私はどっかで見た顔だなと思いながら「待って!」と呼び止める。
「なんでしょうか?」
男は顔にこそ出さなかったが態度から嫌だということは伝わってくる。
「悪いけどこれ脱がして」
もう限界で相手が男だろうと関係なかった。
それに元の世界では海やプールでビキニを着ていた。
こんなことで恥ずかしくなることはない。
「は?……え?お嬢様。今自分が何を言ったかわかってますか?」
男はなんてことを言うだと信じられない顔をする。
この世界では貴婦人が嫁ぐ前に異性に肌を見せるのは不潔だと考えられている。
それを知らないはずなどないのに、なぜいきなりそんなことを命じるのか?
また何か企んでいるのかと男は怪しげな目で私を見下ろした。
'は?何してんのよ!こっちは苦しいのよ!いつまでそこで突っ立ってんのよ!さっさと助けろや!'
この世界の事情など知る由もない私は、未だに動こうとしない男に苛立ち睨みつける。
それでも動かないので私は声に怒りの感情をのせてこう言った。
「ちょっと!早くして!私を殺す気なの?」
「……はい」
男は「殺す気か」の言葉を聞いて死にそうなら非常事態だから仕方ないと言い訳をし、ドレスを脱がす。
「コルセットも緩めて」
ドレスを緩めただけで立ちあがろうとするので慌てて言う。
「……」
男は私の言葉に正気かと言う目を向ける。
さすがにこれ以上は駄目だと言おうとするが「さっさとしろ!こっちは死にそうなのよ!後であんたにもつけやろうか?」と先に私に言われてしまい何も言えなくなる。
「……」
男は顔を横に向け視線を外しながら無言でコルセットの紐を緩める。
「ああー。生き返った」
私はベットの上に寝転がる。
男が何か言いたそうな顔をしているが気づいていないふりをする。
'それにしてもここどこ?'
ようやく苦しみから解放されて考える余裕ができた。
ベットに埋めていた顔を少しだけ浮かし周囲を見渡す。
'どう見ても私の家じゃない。このベットも私が使っているものより固いし……いや、本当どうなってんの?'
もう一度頭をベットに埋めて頭を整理しようとするとため息が聞こえ、そのあとに声をかけられた。
「お嬢様。いつまでそうしているおつもりですか?」
男の声は完全に呆れていた。
'お嬢様?誰が?私が?……私がお嬢様!?'
私は勢いよくベットから飛び降りて鏡の前へと走る。
「……嘘でしょ」
鏡に映った顔は私の顔ではなかった。
赤い髪と瞳。
この顔はブスではないが、はっきり言って私の顔はこの顔より百万倍も整っていて美人だ。
'……ふざけんないで。誰よこいつ。そんなことより私の顔はどこいったのよー!'
私は声にならない叫び声を上げてその場に座り込む。
男はそんな私の奇妙な行動にとうとう頭がイカれたのかと真顔で眺めていた。
「あんた名前は?」
ようやく冷静さを取り戻した私はまずは自分が何者か知ることから始めた。
「……オリバーでございます」
オリバーは本当にいかれたんだなと思いながら名を名乗る。
'オリバー?オリバーってあのオリバー?あー、それでこの顔を見たことあると思ったわけだわ'
私はオリバーの名前を聞いてようやく納得したが、すぐに「はぁ?」と素っ頓狂な声を上げる。
'嘘でしょう。まさか私……今流行りの異世界転生しちやったわけ?ちょっと待った。さっきから私のことお嬢様って言ってたよね。ってことは、まさか私はあのたった三行しか出番がなかった問題児のローズ・スカーレットになったわけ!?'
「お嬢様。本当に大丈夫ですか?いつもに増しておかしいですが、医者をお呼びしましょうか?」
なんか変な言葉が聞こえたが、そこはスルーして「大丈夫」だと言う。
そんなことより確認しないといけないことがある。
私は本当にあの小説の世界に入ってきたのかを。
「ねぇ、オリバー。この家、借金あるよね」
「……それはお嬢様が気にすることではございません」
男は否定しない。
つまり間違いなく借金があり、そして私は小説の中の人物に憑依したと確信した。
'まじか……最悪だわ。私の夢のワンダフルライフが消えた……'
せっかく貴族になったのにど田舎の借金まみれの生活だと知り絶望する。
それももうすぐ死ぬ運命の人物。
「それよりいつまでその格好でいるつもりですか。はしたないですよ」
私はオリバーの言葉にイラッとした。
はしたない?
苦しいのに我慢して着ろと?
第一こんな下っ腹が出てるのに苦しくないはずないじゃん。
本来の私の体は無駄な筋肉など一つもない完璧な体だったが、ローズの体は簡単に言うとぽっちゃり体型だった。
別に他人の体型がどんなであろうと興味はないが、この体でコルセットをつけるなど自殺行為だ。
絶対につけない。
それに一度もこの苦しみを味わったことなさのないものに言われるとなぜか無性に腹が立つ。
私はニコッとオリバーに微笑む。
「オリバー。一回コルセットつけてみようか?」
自分でもそう思う。
簡単に説明するなら、5歳の時に両親に捨てられ、その日に二人の借金を背負いその手の者達に連れ去られた。
中学を卒業するまではヤクザが管理する施設に預けられ、そこで地獄のような日々を過ごした。
今思い返してもクソな人生だと思う。
普通の人なら泣き寝入りして、言われるがまま過ごす。
だが私は違う。
完璧な計画を立て、借金とり達から逃げ3年間息を顰め、その間に自分を守れる力と知識を身につけた。
そうして、私は両親と借金とり達から大金を騙し取り全員牢屋にぶち込んだ。
これが私の最初の詐欺。
そしてこの日から悪党共から大金を奪う生活が始まった。
私は間違いなく詐欺の才能があった。
私の立てた計画は全て完璧で、一度も失敗することはなかった。
ただ、最初の頃は信じていた仲間に何度か裏切られはしたが。
これからもこの生活が続くと信じて疑わなかった。
それなのに、なぜ私はいまコルセットをつけ、吐きそうになるくらいしめられているのだろうか?
「死ぬ!死ぬ!死ぬ!いやあああーっ!やめてーっ!本当に無理だから!吐く!吐く!止めてー!」
私はさっきまで小説を読んでいたのに、気づいたらメイドの格好した人達にコルセットをつけられ苦しすぎて叫んでいた。
'え!?本当なに?てか、ここどこ?私さっきまで家にいたよね?'
状況を把握しようにもコルセットのせいでそれどころではない。
本当にこれ以上は無理だと思い「やめて」と言おうとしたら、声を発する前に思いっきり締め付けられそれどころではなくなった。
「ぎゃあああーっ!」
私の叫びなど聞こえていないのか、侍女達は手を緩めなかった。
「終わりました。私達はこれで失礼します」
侍女の一人がそう言うと、全員部屋から出ていく。
意識を飛ばしているうちにドレスを着せられていた。
'く、苦しい……'
ドレスを脱いでコルセットを外そうとするが、どんなに頑張っても一人で脱ぐことができない。
そのせいで人が入ってきたのにも気づかず、変なポーズで奇声を上げている姿を見られた。
「申し訳ありません。出直します」
容姿端麗な男がそう言うと部屋から出て行こうとする。
私はどっかで見た顔だなと思いながら「待って!」と呼び止める。
「なんでしょうか?」
男は顔にこそ出さなかったが態度から嫌だということは伝わってくる。
「悪いけどこれ脱がして」
もう限界で相手が男だろうと関係なかった。
それに元の世界では海やプールでビキニを着ていた。
こんなことで恥ずかしくなることはない。
「は?……え?お嬢様。今自分が何を言ったかわかってますか?」
男はなんてことを言うだと信じられない顔をする。
この世界では貴婦人が嫁ぐ前に異性に肌を見せるのは不潔だと考えられている。
それを知らないはずなどないのに、なぜいきなりそんなことを命じるのか?
また何か企んでいるのかと男は怪しげな目で私を見下ろした。
'は?何してんのよ!こっちは苦しいのよ!いつまでそこで突っ立ってんのよ!さっさと助けろや!'
この世界の事情など知る由もない私は、未だに動こうとしない男に苛立ち睨みつける。
それでも動かないので私は声に怒りの感情をのせてこう言った。
「ちょっと!早くして!私を殺す気なの?」
「……はい」
男は「殺す気か」の言葉を聞いて死にそうなら非常事態だから仕方ないと言い訳をし、ドレスを脱がす。
「コルセットも緩めて」
ドレスを緩めただけで立ちあがろうとするので慌てて言う。
「……」
男は私の言葉に正気かと言う目を向ける。
さすがにこれ以上は駄目だと言おうとするが「さっさとしろ!こっちは死にそうなのよ!後であんたにもつけやろうか?」と先に私に言われてしまい何も言えなくなる。
「……」
男は顔を横に向け視線を外しながら無言でコルセットの紐を緩める。
「ああー。生き返った」
私はベットの上に寝転がる。
男が何か言いたそうな顔をしているが気づいていないふりをする。
'それにしてもここどこ?'
ようやく苦しみから解放されて考える余裕ができた。
ベットに埋めていた顔を少しだけ浮かし周囲を見渡す。
'どう見ても私の家じゃない。このベットも私が使っているものより固いし……いや、本当どうなってんの?'
もう一度頭をベットに埋めて頭を整理しようとするとため息が聞こえ、そのあとに声をかけられた。
「お嬢様。いつまでそうしているおつもりですか?」
男の声は完全に呆れていた。
'お嬢様?誰が?私が?……私がお嬢様!?'
私は勢いよくベットから飛び降りて鏡の前へと走る。
「……嘘でしょ」
鏡に映った顔は私の顔ではなかった。
赤い髪と瞳。
この顔はブスではないが、はっきり言って私の顔はこの顔より百万倍も整っていて美人だ。
'……ふざけんないで。誰よこいつ。そんなことより私の顔はどこいったのよー!'
私は声にならない叫び声を上げてその場に座り込む。
男はそんな私の奇妙な行動にとうとう頭がイカれたのかと真顔で眺めていた。
「あんた名前は?」
ようやく冷静さを取り戻した私はまずは自分が何者か知ることから始めた。
「……オリバーでございます」
オリバーは本当にいかれたんだなと思いながら名を名乗る。
'オリバー?オリバーってあのオリバー?あー、それでこの顔を見たことあると思ったわけだわ'
私はオリバーの名前を聞いてようやく納得したが、すぐに「はぁ?」と素っ頓狂な声を上げる。
'嘘でしょう。まさか私……今流行りの異世界転生しちやったわけ?ちょっと待った。さっきから私のことお嬢様って言ってたよね。ってことは、まさか私はあのたった三行しか出番がなかった問題児のローズ・スカーレットになったわけ!?'
「お嬢様。本当に大丈夫ですか?いつもに増しておかしいですが、医者をお呼びしましょうか?」
なんか変な言葉が聞こえたが、そこはスルーして「大丈夫」だと言う。
そんなことより確認しないといけないことがある。
私は本当にあの小説の世界に入ってきたのかを。
「ねぇ、オリバー。この家、借金あるよね」
「……それはお嬢様が気にすることではございません」
男は否定しない。
つまり間違いなく借金があり、そして私は小説の中の人物に憑依したと確信した。
'まじか……最悪だわ。私の夢のワンダフルライフが消えた……'
せっかく貴族になったのにど田舎の借金まみれの生活だと知り絶望する。
それももうすぐ死ぬ運命の人物。
「それよりいつまでその格好でいるつもりですか。はしたないですよ」
私はオリバーの言葉にイラッとした。
はしたない?
苦しいのに我慢して着ろと?
第一こんな下っ腹が出てるのに苦しくないはずないじゃん。
本来の私の体は無駄な筋肉など一つもない完璧な体だったが、ローズの体は簡単に言うとぽっちゃり体型だった。
別に他人の体型がどんなであろうと興味はないが、この体でコルセットをつけるなど自殺行為だ。
絶対につけない。
それに一度もこの苦しみを味わったことなさのないものに言われるとなぜか無性に腹が立つ。
私はニコッとオリバーに微笑む。
「オリバー。一回コルセットつけてみようか?」
1
お気に入りに追加
48
あなたにおすすめの小説

元おっさんの俺、公爵家嫡男に転生~普通にしてるだけなのに、次々と問題が降りかかってくる~
おとら@ 書籍発売中
ファンタジー
アルカディア王国の公爵家嫡男であるアレク(十六歳)はある日突然、前触れもなく前世の記憶を蘇らせる。
どうやら、それまでの自分はグータラ生活を送っていて、ろくでもない評判のようだ。
そんな中、アラフォー社畜だった前世の記憶が蘇り混乱しつつも、今の生活に慣れようとするが……。
その行動は以前とは違く見え、色々と勘違いをされる羽目に。
その結果、様々な女性に迫られることになる。
元婚約者にしてツンデレ王女、専属メイドのお調子者エルフ、決闘を仕掛けてくるクーデレ竜人姫、世話をすることなったドジっ子犬耳娘など……。
「ハーレムは嫌だァァァァ! どうしてこうなった!?」
今日も、そんな彼の悲鳴が響き渡る。

フリーター転生。公爵家に転生したけど継承権が低い件。精霊の加護(チート)を得たので、努力と知識と根性で公爵家当主へと成り上がる
SOU 5月17日10作同時連載開始❗❗
ファンタジー
400倍の魔力ってマジ!?魔力が多すぎて範囲攻撃魔法だけとか縛りでしょ
25歳子供部屋在住。彼女なし=年齢のフリーター・バンドマンはある日理不尽にも、バンドリーダでボーカルからクビを宣告され、反論を述べる間もなくガッチャ切りされそんな失意のか、理不尽に言い渡された残業中に急死してしまう。
目が覚めると俺は広大な領地を有するノーフォーク公爵家の長男の息子ユーサー・フォン・ハワードに転生していた。
ユーサーは一度目の人生の漠然とした目標であった『有名になりたい』他人から好かれ、知られる何者かになりたかった。と言う目標を再認識し、二度目の生を悔いの無いように、全力で生きる事を誓うのであった。
しかし、俺が公爵になるためには父の兄弟である次男、三男の息子。つまり従妹達と争う事になってしまい。
ユーサーは富国強兵を掲げ、先ずは小さな事から始めるのであった。
そんな主人公のゆったり成長期!!

Sランク昇進を記念して追放された俺は、追放サイドの令嬢を助けたことがきっかけで、彼女が押しかけ女房のようになって困る!
仁徳
ファンタジー
シロウ・オルダーは、Sランク昇進をきっかけに赤いバラという冒険者チームから『スキル非所持の無能』とを侮蔑され、パーティーから追放される。
しかし彼は、異世界の知識を利用して新な魔法を生み出すスキル【魔学者】を使用できるが、彼はそのスキルを隠し、無能を演じていただけだった。
そうとは知らずに、彼を追放した赤いバラは、今までシロウのサポートのお陰で強くなっていたことを知らずに、ダンジョンに挑む。だが、初めての敗北を経験したり、その後借金を背負ったり地位と名声を失っていく。
一方自由になったシロウは、新な町での冒険者活動で活躍し、一目置かれる存在となりながら、追放したマリーを助けたことで惚れられてしまう。手料理を振る舞ったり、背中を流したり、それはまるで押しかけ女房だった!
これは、チート能力を手に入れてしまったことで、無能を演じたシロウがパーティーを追放され、その後ソロとして活躍して無双すると、他のパーティーから追放されたエルフや魔族といった様々な追放少女が集まり、いつの間にかハーレムパーティーを結成している物語!

特殊部隊の俺が転生すると、目の前で絶世の美人母娘が犯されそうで助けたら、とんでもないヤンデレ貴族だった
なるとし
ファンタジー
鷹取晴翔(たかとりはると)は陸上自衛隊のとある特殊部隊に所属している。だが、ある日、訓練の途中、不慮の事故に遭い、異世界に転生することとなる。
特殊部隊で使っていた武器や防具などを召喚できる特殊能力を謎の存在から授かり、目を開けたら、絶世の美女とも呼ばれる母娘が男たちによって犯されそうになっていた。
武装状態の鷹取晴翔は、持ち前の優秀な身体能力と武器を使い、その母娘と敷地にいる使用人たちを救う。
だけど、その母と娘二人は、
とおおおおんでもないヤンデレだった……
第3回次世代ファンタジーカップに出すために一部を修正して投稿したものです。

貴族に生まれたのに誘拐され1歳で死にかけた
佐藤醤油
ファンタジー
貴族に生まれ、のんびりと赤ちゃん生活を満喫していたのに、気がついたら世界が変わっていた。
僕は、盗賊に誘拐され魔力を吸われながら生きる日々を過ごす。
魔力枯渇に陥ると死ぬ確率が高いにも関わらず年に1回は魔力枯渇になり死にかけている。
言葉が通じる様になって気がついたが、僕は他の人が持っていないステータスを見る力を持ち、さらに異世界と思われる世界の知識を覗ける力を持っている。
この力を使って、いつか脱出し母親の元へと戻ることを夢見て過ごす。
小さい体でチートな力は使えない中、どうにか生きる知恵を出し生活する。
------------------------------------------------------------------
お知らせ
「転生者はめぐりあう」 始めました。
------------------------------------------------------------------
注意
作者の暇つぶし、気分転換中の自己満足で公開する作品です。
感想は受け付けていません。
誤字脱字、文面等気になる方はお気に入りを削除で対応してください。

公国の後継者として有望視されていたが無能者と烙印を押され、追放されたが、とんでもない隠れスキルで成り上がっていく。公国に戻る?いやだね!
秋田ノ介
ファンタジー
主人公のロスティは公国家の次男として生まれ、品行方正、学問や剣術が優秀で、非の打ち所がなく、後継者となることを有望視されていた。
『スキル無し』……それによりロスティは無能者としての烙印を押され、後継者どころか公国から追放されることとなった。ロスティはなんとかなけなしの金でスキルを買うのだが、ゴミスキルと呼ばれるものだった。何の役にも立たないスキルだったが、ロスティのとんでもない隠れスキルでゴミスキルが成長し、レアスキル級に大化けしてしまう。
ロスティは次々とスキルを替えては成長させ、より凄いスキルを手にしていき、徐々に成り上がっていく。一方、ロスティを追放した公国は衰退を始めた。成り上がったロスティを呼び戻そうとするが……絶対にお断りだ!!!!
小説家になろうにも掲載しています。

悪役貴族の四男に転生した俺は、怠惰で自由な生活がしたいので、自由気ままな冒険者生活(スローライフ)を始めたかった。
SOU 5月17日10作同時連載開始❗❗
ファンタジー
俺は何もしてないのに兄達のせいで悪役貴族扱いされているんだが……
アーノルドは名門貴族クローリー家の四男に転生した。家の掲げる独立独行の家訓のため、剣技に魔術果ては鍛冶師の技術を身に着けた。
そして15歳となった現在。アーノルドは、魔剣士を育成する教育機関に入学するのだが、親戚や上の兄達のせいで悪役扱いをされ、付いた渾名は【悪役公子】。
実家ではやりたくもない【付与魔術】をやらされ、学園に通っていても心の無い言葉を投げかけられる日々に嫌気がさした俺は、自由を求めて冒険者になる事にした。
剣術ではなく刀を打ち刀を使う彼は、憧れの自由と、美味いメシとスローライフを求めて、時に戦い。時にメシを食らい、時に剣を打つ。
アーノルドの第二の人生が幕を開ける。しかし、同級生で仲の悪いメイザース家の娘ミナに学園での態度が演技だと知られてしまい。アーノルドの理想の生活は、ハチャメチャなものになって行く。
冷遇された第七皇子はいずれぎゃふんと言わせたい! 赤ちゃんの頃から努力していたらいつの間にか世界最強の魔法使いになっていました
taki210
ファンタジー
旧題:娼婦の子供と冷遇された第七皇子、赤ちゃんの頃から努力していたらいつの間にか世界最強の魔法使いになっていた件
『穢らわしい娼婦の子供』
『ロクに魔法も使えない出来損ない』
『皇帝になれない無能皇子』
皇帝ガレスと娼婦ソーニャの間に生まれた第七皇子ルクスは、魔力が少ないからという理由で無能皇子と呼ばれ冷遇されていた。
だが実はルクスの中身は転生者であり、自分と母親の身を守るために、ルクスは魔法を極めることに。
毎日人知れず死に物狂いの努力を続けた結果、ルクスの体内魔力量は拡張されていき、魔法の威力もどんどん向上していき……
『なんだあの威力の魔法は…?』
『モンスターの群れをたった一人で壊滅させただと…?』
『どうやってあの年齢であの強さを手に入れたんだ…?』
『あいつを無能皇子と呼んだ奴はとんだ大間抜けだ…』
そして気がつけば周囲を畏怖させてしまうほどの魔法使いの逸材へと成長していたのだった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる