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運命の出会い
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「四百年ぶりに人間の町にきたがこうも変わるものなのか」
四百年前に来たときの面影が一切ない為、本当にあの頃と同じ町なのかと疑う。
天界では何千年経とうと建物が変わることも増えることもない為、人間の町がこれ程活発になっているとは知らなかった。
ここ地上では天界とは全く違う意味で賑わっている。
初めて見る食材に見慣れない服、面白い物が沢山ある。
見たことのない物をついつい凝視してしまう。
町の人達に「観光できたのならこれを食べなきゃ」と言われ沢山食べさせられた。
自分の格好と町の人達の格好があまりにも違うのでそう思ったのだろう。
人間と関わるのは嫌だったが、変に目立つのも嫌なので素直に貰う。
「(これは一体どこの国の服なんだ)」
今朝部屋にあった服で一番露出が少ない服を選んだためこの国の服装とは異なっていた。
この国の服装は男も女も結構露出が多かった。
今が夏の季節だからというのもあるかも知れないが、それでも多すぎると思ってしまう。
久しぶりの人間の町を楽しんでいると空に星がでてあたり一面真っ暗になっていた。
久しぶりに人間の町に遊びにきたのに結構楽しめたと感じる。
あんなことがなければ人間を嫌いになることもなかったのかもしれない。
そう思うも結局起きたことを変えることはできない。
四百年ぶりであの頃の人間達は皆死んでいるから楽しめているだけかもしれない。
楽しかった気持ちが急にどんより重苦しくなる。
そろそろ城に帰るかと人通りが少ない路地裏に行き神の力を使って帰ろうとする。
力を発動しようとするとこちらに近づいてくる人の気配がして神の力を使うのを止める。
「(通り過ぎるまで待つか)」
五人の男達が自分に近づいてくるので壁際に避け通れるよう道をつくる。
「よぉ、兄ちゃん。こんなところに一人とは危ないぜ。俺達みたいな輩に襲われてしまうからな」
一人の男がゼインに近く。
なるほど、最初から自分に用があったのかと理解するゼイン。
困ったことにあれ以来人間と関わることがあまりなかったため、どう対処したらいいかわからない。
「兄ちゃん。金くれよ、な」
別の男がゼインに手を出して寄越せと指示する。
「(さて、どうしたものか)」
何も言わずに考え込んでいると、男達は何も言わないゼインに腹を立てはじめる。
「おい、てめぇ。無視とはいい度胸じゃねぇか、あぁ?人が優しくしてりゃあつけ上がりやがって。一変痛い目に合わねぇとわかんねぇのか」
鉄パイプを引きずりながら近づく男。
「(いや、全然優しくなかったけど。優しさとは)」
心の中で突っこむゼイン。
これは、まずいなと少し焦り始めるゼイン。
神が人間に危害を加えるのは御法度。
破れば我らが王、ルミナスによって罰せられる。
黙って殴られるのは嫌だし、仕方ない走って逃げるかと走り出そうとしたとき「おい、そこで何をしている」男達の後ろから別の男の声がそう叫ぶ。
男達が邪魔でよく見えないが、その男の登場で男達の威勢が失われていくのがわかる。
妙に怯えているし、足は震え腰が引けていた。
怖い人間なのかと思い、顔を見られないようフードを深く被り直すゼイン。
「消えな」
男がそう冷たく言い放つと男達は走ってこの場を去っていく。
自分もさっさと退散しようとしたが男がこちらに近づいてきてチラッと男を見ると固まってしまう。
黒髪短髪で暗闇の中でも透き通った美しい蒼い瞳。
背は自分より少し低いが服の隙間から見える筋肉は引き締まっており、一瞬で男に目を奪われてしまう。
「おい、あんた大丈夫か。怪我はないか」
いつの間にか目の前まで近づいていた男に驚き目を逸らすがすぐに「お陰で助かった。ありがとう」と礼を言う。
その後男は自分の名を名乗り「レオン」とゼインも名を名乗ろうとしたが危うくゼインと名乗りそうになり、急いで「ゼン」と名乗った。
レオンはいい名だと褒めてくれたが本当の名でもないのに何故か心が温かくなり胸を押さえて不思議に思う。
もう少し一緒にいたいと思ったゼインだったが、そろそろ帰らないと皆に心配をかける思いこの場を去ろうとするがレオンが送ると言い出した。
ゼインの城は森の中にあるし、この町からは人間の馬車に乗って一週間以上かかる距離だ。
そもそも、人間に教えるわけにもいかないため黙っていると勘違いしたレオンが宿をとってないのかと聞いてきた。
他の言い訳を考えるのが面倒くさくなり、何も考えず頷くゼイン。
何を思ったのか急に黙り込んだと思ったら、「なら、うちに来い」そう言って腕を掴み自宅まで連れて行かれた。
神の力で記憶を消したりして逃げ出す方法はあったが、もう少しレオンといたいと思ったゼインは腕を掴まれたまま黙ってついて行った。
「そんな所に突っ立ってないで早く入りな」
玄関の前でボーッとしていたゼインはハッとする。
ゼインはレオンに声をかけられるまで本当にここに住めるのかと疑っていた。
これが人間の家?物置部屋の間違いではないのかと失礼な事を考えていた。
だが、ゼインがそう思うのも仕方なかった。
ゼインの城は人間の王が建てた城の百倍の広さで天界にある城はその五百倍の広さがある。
そんなところに住んでいたらレオンの住む家をそう思っても仕方ない。
「お邪魔します」
そう言ってレオンの家に足を踏み入れる。
ゼインが他人の家に入る時に挨拶をするのはルミナスと四季の神達のみであったが、自然とそう口にしていた。
神にとっては少し前、人間にとっては何年前の話。
秋の王シグレに人間達は他人の家に入る時必ず「お邪魔します」と一言言ってから入ると教えられた。
何故神であるシグレがそんな事を知っているのかと当時は不思議に思ったが、今は教えてくれたことに感謝するゼイン。
「ゼン、お腹は空いているか。ご飯にしよう。嫌いな物はあるか」
「私は大丈夫。気にしないでくれ」
神にとって食事とは娯楽に過ぎない行為。本来なら人間みたいに食事をする必要はない。ゼインは美味しい物を食べるのが趣味で天界でも地上でもよく食事した。レオンの誘いは嬉しかったが申し訳なく思い断った。
「そう言わないでくれ。誰かと家で食事をするのは久しぶりなんだ。嫌でなければ付き合ってくれ」
それに、町の人達に沢山料理を貰ったが一人では食べきれないので一緒に食べて欲しいとお願いされる。
そういうことなら、と食べることにした。
どの料理も美味しくゼインは人間が作るのも悪くないと思った。
レオンがワインは好きかと聞いてきたので好きだと即答したが、ゼインはワインが何かを知らない。
きっと、それも美味しいのだろうと思い笑顔になる。
「(よっぽどワインが好きなんだな)」
ゼインの笑顔を見て勘違いするレオン。
ワインは料理にとてもあった。
ゼインは初めてワインを飲んだが口にあったのか、どんどん飲みほしていく。
そんなゼインの飲みっぷりに感心して、家にある全てのワインを持ってきて全て飲み干す勢いで飲み始める二人。
「この町には初めて来たのか」
大分出来上がったレオンがそう尋ねる。
「昔、来たことがある」
机に突っ伏したまま言うゼイン。
「何故またこの町に」
「うーん、なんとなく」
ゼインがそう言うとレオンは嬉しそうに笑う。
何がそんなに嬉しいのだろうかと、くっつきそうな目を必死に開けて見つめるゼイン。
そんなゼインの視線に気付いたのか、ん?どうしたと優しい笑みで尋ねてくる。
その表情があまりにも可愛かったのか、ゼインはつい「可愛い」と呟いてしまう。
普段なら絶対言わないであろう言葉が口からでてくる。
ゼインに「可愛い」と言わられ、レオンは耳まで真っ赤ににして照れる。
カッコイイと言わられることはあっても可愛いと言わられることはなかった。
ゼインが冗談で言ったのではなく、本気で言ったのだとわかっているので余計に照れてしまう。
「顔が赤いけど大丈夫か」
心配そうに見つめるゼインに誰のせいでこうなったと思うレオン。
「(誰のせいで)」
そう叫ぶたかったが「ワインを飲み過ぎただけだ」そう言って残りのワインを全部開けて飲み干していく。
「(たかが、可愛いと言われただけだ。何を取り乱す必要がある。大体俺は男だぞ。男に可愛いなどあるはずもない)」
ゼインの言葉を思い出しまた、が赤く染まっていくレオン。
レオンがワインを飲み干すまでの間ゼインは眠気と戦っていた。
何とか寝ないでいたが、もし寝ていいと言われたら速攻で寝てしまうだろう。
ワインを全部飲み干したレオンにも眠気が襲いかかる。
そろそろいい時間だし寝るか、と。
客のゼインをどこで寝かすかと考えるが酔った頭では上手く考えられない。
ゼインはどんな状態か確認すると必死に眠気と戦っていた。
「ゼン、大丈夫か」
心配でそう声をかける。
「私はまだ飲める」
ゼインは急に起き上がるとそう叫び、言い終わると勢いよく机に頭をぶつけて寝てしまう。
予想もしてなかった出来事に驚き頭が思考停止するが、すぐに今起きたことを理解するとレオンは声を出して笑ってしまう。
「こんなに笑ったのは久しぶりだ」
涙がでるくらい笑うレオン。
何とか笑いを堪えて寝てしまったゼインを寝室に運ぶため横抱きにする。
ベットにゼインを寝かせ、そのままレオンもベットに入る。
一人用のベットなので抱きつくようにして仲良く眠った。
四百年前に来たときの面影が一切ない為、本当にあの頃と同じ町なのかと疑う。
天界では何千年経とうと建物が変わることも増えることもない為、人間の町がこれ程活発になっているとは知らなかった。
ここ地上では天界とは全く違う意味で賑わっている。
初めて見る食材に見慣れない服、面白い物が沢山ある。
見たことのない物をついつい凝視してしまう。
町の人達に「観光できたのならこれを食べなきゃ」と言われ沢山食べさせられた。
自分の格好と町の人達の格好があまりにも違うのでそう思ったのだろう。
人間と関わるのは嫌だったが、変に目立つのも嫌なので素直に貰う。
「(これは一体どこの国の服なんだ)」
今朝部屋にあった服で一番露出が少ない服を選んだためこの国の服装とは異なっていた。
この国の服装は男も女も結構露出が多かった。
今が夏の季節だからというのもあるかも知れないが、それでも多すぎると思ってしまう。
久しぶりの人間の町を楽しんでいると空に星がでてあたり一面真っ暗になっていた。
久しぶりに人間の町に遊びにきたのに結構楽しめたと感じる。
あんなことがなければ人間を嫌いになることもなかったのかもしれない。
そう思うも結局起きたことを変えることはできない。
四百年ぶりであの頃の人間達は皆死んでいるから楽しめているだけかもしれない。
楽しかった気持ちが急にどんより重苦しくなる。
そろそろ城に帰るかと人通りが少ない路地裏に行き神の力を使って帰ろうとする。
力を発動しようとするとこちらに近づいてくる人の気配がして神の力を使うのを止める。
「(通り過ぎるまで待つか)」
五人の男達が自分に近づいてくるので壁際に避け通れるよう道をつくる。
「よぉ、兄ちゃん。こんなところに一人とは危ないぜ。俺達みたいな輩に襲われてしまうからな」
一人の男がゼインに近く。
なるほど、最初から自分に用があったのかと理解するゼイン。
困ったことにあれ以来人間と関わることがあまりなかったため、どう対処したらいいかわからない。
「兄ちゃん。金くれよ、な」
別の男がゼインに手を出して寄越せと指示する。
「(さて、どうしたものか)」
何も言わずに考え込んでいると、男達は何も言わないゼインに腹を立てはじめる。
「おい、てめぇ。無視とはいい度胸じゃねぇか、あぁ?人が優しくしてりゃあつけ上がりやがって。一変痛い目に合わねぇとわかんねぇのか」
鉄パイプを引きずりながら近づく男。
「(いや、全然優しくなかったけど。優しさとは)」
心の中で突っこむゼイン。
これは、まずいなと少し焦り始めるゼイン。
神が人間に危害を加えるのは御法度。
破れば我らが王、ルミナスによって罰せられる。
黙って殴られるのは嫌だし、仕方ない走って逃げるかと走り出そうとしたとき「おい、そこで何をしている」男達の後ろから別の男の声がそう叫ぶ。
男達が邪魔でよく見えないが、その男の登場で男達の威勢が失われていくのがわかる。
妙に怯えているし、足は震え腰が引けていた。
怖い人間なのかと思い、顔を見られないようフードを深く被り直すゼイン。
「消えな」
男がそう冷たく言い放つと男達は走ってこの場を去っていく。
自分もさっさと退散しようとしたが男がこちらに近づいてきてチラッと男を見ると固まってしまう。
黒髪短髪で暗闇の中でも透き通った美しい蒼い瞳。
背は自分より少し低いが服の隙間から見える筋肉は引き締まっており、一瞬で男に目を奪われてしまう。
「おい、あんた大丈夫か。怪我はないか」
いつの間にか目の前まで近づいていた男に驚き目を逸らすがすぐに「お陰で助かった。ありがとう」と礼を言う。
その後男は自分の名を名乗り「レオン」とゼインも名を名乗ろうとしたが危うくゼインと名乗りそうになり、急いで「ゼン」と名乗った。
レオンはいい名だと褒めてくれたが本当の名でもないのに何故か心が温かくなり胸を押さえて不思議に思う。
もう少し一緒にいたいと思ったゼインだったが、そろそろ帰らないと皆に心配をかける思いこの場を去ろうとするがレオンが送ると言い出した。
ゼインの城は森の中にあるし、この町からは人間の馬車に乗って一週間以上かかる距離だ。
そもそも、人間に教えるわけにもいかないため黙っていると勘違いしたレオンが宿をとってないのかと聞いてきた。
他の言い訳を考えるのが面倒くさくなり、何も考えず頷くゼイン。
何を思ったのか急に黙り込んだと思ったら、「なら、うちに来い」そう言って腕を掴み自宅まで連れて行かれた。
神の力で記憶を消したりして逃げ出す方法はあったが、もう少しレオンといたいと思ったゼインは腕を掴まれたまま黙ってついて行った。
「そんな所に突っ立ってないで早く入りな」
玄関の前でボーッとしていたゼインはハッとする。
ゼインはレオンに声をかけられるまで本当にここに住めるのかと疑っていた。
これが人間の家?物置部屋の間違いではないのかと失礼な事を考えていた。
だが、ゼインがそう思うのも仕方なかった。
ゼインの城は人間の王が建てた城の百倍の広さで天界にある城はその五百倍の広さがある。
そんなところに住んでいたらレオンの住む家をそう思っても仕方ない。
「お邪魔します」
そう言ってレオンの家に足を踏み入れる。
ゼインが他人の家に入る時に挨拶をするのはルミナスと四季の神達のみであったが、自然とそう口にしていた。
神にとっては少し前、人間にとっては何年前の話。
秋の王シグレに人間達は他人の家に入る時必ず「お邪魔します」と一言言ってから入ると教えられた。
何故神であるシグレがそんな事を知っているのかと当時は不思議に思ったが、今は教えてくれたことに感謝するゼイン。
「ゼン、お腹は空いているか。ご飯にしよう。嫌いな物はあるか」
「私は大丈夫。気にしないでくれ」
神にとって食事とは娯楽に過ぎない行為。本来なら人間みたいに食事をする必要はない。ゼインは美味しい物を食べるのが趣味で天界でも地上でもよく食事した。レオンの誘いは嬉しかったが申し訳なく思い断った。
「そう言わないでくれ。誰かと家で食事をするのは久しぶりなんだ。嫌でなければ付き合ってくれ」
それに、町の人達に沢山料理を貰ったが一人では食べきれないので一緒に食べて欲しいとお願いされる。
そういうことなら、と食べることにした。
どの料理も美味しくゼインは人間が作るのも悪くないと思った。
レオンがワインは好きかと聞いてきたので好きだと即答したが、ゼインはワインが何かを知らない。
きっと、それも美味しいのだろうと思い笑顔になる。
「(よっぽどワインが好きなんだな)」
ゼインの笑顔を見て勘違いするレオン。
ワインは料理にとてもあった。
ゼインは初めてワインを飲んだが口にあったのか、どんどん飲みほしていく。
そんなゼインの飲みっぷりに感心して、家にある全てのワインを持ってきて全て飲み干す勢いで飲み始める二人。
「この町には初めて来たのか」
大分出来上がったレオンがそう尋ねる。
「昔、来たことがある」
机に突っ伏したまま言うゼイン。
「何故またこの町に」
「うーん、なんとなく」
ゼインがそう言うとレオンは嬉しそうに笑う。
何がそんなに嬉しいのだろうかと、くっつきそうな目を必死に開けて見つめるゼイン。
そんなゼインの視線に気付いたのか、ん?どうしたと優しい笑みで尋ねてくる。
その表情があまりにも可愛かったのか、ゼインはつい「可愛い」と呟いてしまう。
普段なら絶対言わないであろう言葉が口からでてくる。
ゼインに「可愛い」と言わられ、レオンは耳まで真っ赤ににして照れる。
カッコイイと言わられることはあっても可愛いと言わられることはなかった。
ゼインが冗談で言ったのではなく、本気で言ったのだとわかっているので余計に照れてしまう。
「顔が赤いけど大丈夫か」
心配そうに見つめるゼインに誰のせいでこうなったと思うレオン。
「(誰のせいで)」
そう叫ぶたかったが「ワインを飲み過ぎただけだ」そう言って残りのワインを全部開けて飲み干していく。
「(たかが、可愛いと言われただけだ。何を取り乱す必要がある。大体俺は男だぞ。男に可愛いなどあるはずもない)」
ゼインの言葉を思い出しまた、が赤く染まっていくレオン。
レオンがワインを飲み干すまでの間ゼインは眠気と戦っていた。
何とか寝ないでいたが、もし寝ていいと言われたら速攻で寝てしまうだろう。
ワインを全部飲み干したレオンにも眠気が襲いかかる。
そろそろいい時間だし寝るか、と。
客のゼインをどこで寝かすかと考えるが酔った頭では上手く考えられない。
ゼインはどんな状態か確認すると必死に眠気と戦っていた。
「ゼン、大丈夫か」
心配でそう声をかける。
「私はまだ飲める」
ゼインは急に起き上がるとそう叫び、言い終わると勢いよく机に頭をぶつけて寝てしまう。
予想もしてなかった出来事に驚き頭が思考停止するが、すぐに今起きたことを理解するとレオンは声を出して笑ってしまう。
「こんなに笑ったのは久しぶりだ」
涙がでるくらい笑うレオン。
何とか笑いを堪えて寝てしまったゼインを寝室に運ぶため横抱きにする。
ベットにゼインを寝かせ、そのままレオンもベットに入る。
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