21 / 28
レベル7
しおりを挟む背後から声がして振り返ろうとした瞬間、後ろから抱きしめられた。
んんん?? これ、デジャヴ感が半端ないんだけど・・・
――――なんで、僕は銀髪金眼のイケメン美丈夫に抱きしめられてるのかな? ――――
『アオイ?』
「・・・・・・って、誰!? 」
『我はヴァル。アオイに名をもらった神獣だ』
「はい? ヴァル? 本当に?? 」
『うむ。証拠に耳と尻尾はそのままだ』
そういうと指を差し『ほら、犬型の我と同じ手触りであろう?』と、僕の手をとり耳と尻尾に触れさせてくれた。
「・・・ほんとだ・・・。でも、どうして? 」
『森を出て移動するのであれば、獣人として動いた方が何かと面倒が減るのだ』
「どういうこと? 」
『我の大きさのまま森を出て移動してみよ。魔獣として討伐隊が組まれ、総攻撃してくるであろう』
「ヴァルを攻撃してくるってこと!? それは嫌だ!! 」
『まぁ、我が人間如きに負けることはないが アオイを危険な目に合わせるのは本意ではない』
「じゃあ、僕の為に獣人化したってこと? 」
『そうだ。我は、アオイが見ているものも興味がある。もちろん、お主自身のこともな』
ヴァルは僕の見てるものに興味を示してくれてる。それって、すごく嬉しい。
でも、僕の目的は死に場所だ。
確か、契約者が命を落としたら 如何に神獣といえども無事ではいられないはず・・・
そんなことになっても、ヴァルは気にしないのかな。
いつか聞いてみたいな。そんな日が来るか怪しいけど・・・
「ねぇ、ヴァルのステータスってどうなってるの? 」
『我のステータスか。アオイには特別に開示してやろう』
「いいの?」
『構わぬ。が、我が許し認めた相手のみにしか開示はされん』
「僕に見せてくれるのって、ヴァルが僕に興味があるからだよね」
『それだけではないが、今は興味があるとだけ認識しておればよい』
「そっか・・・。うん、わかった」
それからヴァルが開示してくれたステータスは、どれも規格外すぎて正直 僕のキャパを大きく上回り数分は思考が停止した。
僕、こんな凄い神獣と一緒に旅して目立たずにって無理だよね・・・
どうやっても目立つ。見た目もそうだけど、中身はもっと凄かった。
んんん?? これ、デジャヴ感が半端ないんだけど・・・
――――なんで、僕は銀髪金眼のイケメン美丈夫に抱きしめられてるのかな? ――――
『アオイ?』
「・・・・・・って、誰!? 」
『我はヴァル。アオイに名をもらった神獣だ』
「はい? ヴァル? 本当に?? 」
『うむ。証拠に耳と尻尾はそのままだ』
そういうと指を差し『ほら、犬型の我と同じ手触りであろう?』と、僕の手をとり耳と尻尾に触れさせてくれた。
「・・・ほんとだ・・・。でも、どうして? 」
『森を出て移動するのであれば、獣人として動いた方が何かと面倒が減るのだ』
「どういうこと? 」
『我の大きさのまま森を出て移動してみよ。魔獣として討伐隊が組まれ、総攻撃してくるであろう』
「ヴァルを攻撃してくるってこと!? それは嫌だ!! 」
『まぁ、我が人間如きに負けることはないが アオイを危険な目に合わせるのは本意ではない』
「じゃあ、僕の為に獣人化したってこと? 」
『そうだ。我は、アオイが見ているものも興味がある。もちろん、お主自身のこともな』
ヴァルは僕の見てるものに興味を示してくれてる。それって、すごく嬉しい。
でも、僕の目的は死に場所だ。
確か、契約者が命を落としたら 如何に神獣といえども無事ではいられないはず・・・
そんなことになっても、ヴァルは気にしないのかな。
いつか聞いてみたいな。そんな日が来るか怪しいけど・・・
「ねぇ、ヴァルのステータスってどうなってるの? 」
『我のステータスか。アオイには特別に開示してやろう』
「いいの?」
『構わぬ。が、我が許し認めた相手のみにしか開示はされん』
「僕に見せてくれるのって、ヴァルが僕に興味があるからだよね」
『それだけではないが、今は興味があるとだけ認識しておればよい』
「そっか・・・。うん、わかった」
それからヴァルが開示してくれたステータスは、どれも規格外すぎて正直 僕のキャパを大きく上回り数分は思考が停止した。
僕、こんな凄い神獣と一緒に旅して目立たずにって無理だよね・・・
どうやっても目立つ。見た目もそうだけど、中身はもっと凄かった。
43
お気に入りに追加
120
あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。

日本列島、時震により転移す!
黄昏人
ファンタジー
2023年(現在)、日本列島が後に時震と呼ばれる現象により、500年以上の時を超え1492年(過去)の世界に転移した。移転したのは本州、四国、九州とその周辺の島々であり、現在の日本は過去の時代に飛ばされ、過去の日本は現在の世界に飛ばされた。飛ばされた現在の日本はその文明を支え、国民を食わせるためには早急に莫大な資源と食料が必要である。過去の日本は現在の世界を意識できないが、取り残された北海道と沖縄は国富の大部分を失い、戦国日本を抱え途方にくれる。人々は、政府は何を思いどうふるまうのか。


凡人がおまけ召喚されてしまった件
根鳥 泰造
ファンタジー
勇者召喚に巻き込まれて、異世界にきてしまった祐介。最初は勇者の様に大切に扱われていたが、ごく普通の才能しかないので、冷遇されるようになり、ついには王宮から追い出される。
仕方なく冒険者登録することにしたが、この世界では希少なヒーラー適正を持っていた。一年掛けて治癒魔法を習得し、治癒剣士となると、引く手あまたに。しかも、彼は『強欲』という大罪スキルを持っていて、倒した敵のスキルを自分のものにできるのだ。
それらのお蔭で、才能は凡人でも、数多のスキルで能力を補い、熟練度は飛びぬけ、高難度クエストも熟せる有名冒険者となる。そして、裏では気配消去や不可視化スキルを活かして、暗殺という裏の仕事も始めた。
異世界に来て八年後、その暗殺依頼で、召喚勇者の暗殺を受けたのだが、それは祐介を捕まえるための罠だった。祐介が暗殺者になっていると知った勇者が、改心させよう企てたもので、その後は勇者一行に加わり、魔王討伐の旅に同行することに。
最初は脅され渋々同行していた祐介も、勇者や仲間の思いをしり、どんどん勇者が好きになり、勇者から告白までされる。
だが、魔王を討伐を成し遂げるも、魔王戦で勇者は祐介を庇い、障害者になる。
祐介は、勇者の嘘で、病院を作り、医師の道を歩みだすのだった。

異世界召喚でクラスの勇者達よりも強い俺は無能として追放処刑されたので自由に旅をします
Dakurai
ファンタジー
クラスで授業していた不動無限は突如と教室が光に包み込まれ気がつくと異世界に召喚されてしまった。神による儀式でとある神によってのスキルを得たがスキルが強すぎてスキル無しと勘違いされ更にはクラスメイトと王女による思惑で追放処刑に会ってしまうしかし最強スキルと聖獣のカワウソによって難を逃れと思ったらクラスの女子中野蒼花がついてきた。
相棒のカワウソとクラスの中野蒼花そして異世界の仲間と共にこの世界を自由に旅をします。
現在、第三章フェレスト王国エルフ編

最強賢者の最強メイド~主人もメイドもこの世界に敵がいないようです~
津ヶ谷
ファンタジー
綾瀬樹、都内の私立高校に通う高校二年生だった。
ある日、樹は交通事故で命を落としてしまう。
目覚めた樹の前に現れたのは神を名乗る人物だった。
その神により、チートな力を与えられた樹は異世界へと転生することになる。
その世界での樹の功績は認められ、ほんの数ヶ月で最強賢者として名前が広がりつつあった。
そこで、褒美として、王都に拠点となる屋敷をもらい、執事とメイドを派遣してもらうことになるのだが、このメイドも実は元世界最強だったのだ。
これは、世界最強賢者の樹と世界最強メイドのアリアの異世界英雄譚。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる