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浄化
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「ありがとうございます」
「お礼なら呪いが解けた後でお願いします。いつから始めますか?」
「できるだけ早くお願いしたいんですが……」
ヘリオトロープの声から切羽詰まった感じがした。
何か予想外のことでもあったのかと思う。
ゲームの内容を思い出すも特にこれといったことはない。
ヘリオトロープの父親が死ぬのは一年後だし、気のせいかと思うことにした。
「では、今からお伺いしましょうか」
「いいんですか!?こちらとしては助かりますが……」
「わかりました。では、今から伺います。一旦通信切りますね」
「わかりました。お待ちしております」
私は通信を切るとヘリオトロープに渡したブレスレットにある自身の魔力を探す。
「見つけた」
さすがラスボス。
すぐに自身の魔力を探知できる。
クラーク家の領土には行ったことがないので普通なら転移魔法を発動させることはできないし、距離がありすぎて例え行ったことがあっても無理だろう。
だが、私が憑依したのはレイシー・カメリア。
このゲームのラスボスで最強の人物。
彼女にできないことはない。
私はいつもより集中して転移魔法を発動させる。
「しまった。迎えに行くべきだった。今からでもそう言おう」
ヘリオトロープは彼女がくるより自身が迎えに行った方が早いのではないかと思い、ブレスレットでそのことを伝えようとしたそのとき!
目の前に眩しい光が発せられた。
'なんだ……!'
目を細めながらその光を見ていると、突然レイシーが現れた。
「な……!」
一体何が起きているのか!
ヘリオトロープは驚きすぎて何も言えなくなる。
「お待たせしました。公爵様。では、早速取り掛かりましょうか」
私は着地すると、公爵に笑いかける。
「……どうやってここにきたのですか?」
ヘリオトロープはやっとの思いで言葉を発する。
「どうやってって、転移魔法ですけど。私、ここにきたことはないので普通なら転移魔法使えないんですけど、幸いそのブレスレットには私の魔力が入っているので、その魔力を目印に来ることができました。初めてやっので上手くいくかは微妙だったんですけど、成功してよかったです」
私がそう言うと彼は信じられないといった顔で見てきた。
「……貴方は一体何者なんですか?」
口調は固く、ヘリオトロープの目は不審や疑心といった感じだった。
だがその奥には期待や好奇心といったものもあった。
「そういえば、まだ自己紹介をしていませんでしたね。改めまして、私はレイシー・カメリアと申します。以後お見知りおきを」
美しい所作に、完璧な笑み。
ヘリオトロープはこのときこう思った。
もし名を聞いていなかったら、誰もが憧れる女性で社交界の華だろう、と勘違いしていた。
「それでは早速治療にうつりましょう。体の状態が知りたいので、とりあえず服を脱いでください」
ゲームをしてどんな状態かは知っているが、実際に見てみないと判断できない。
それに、直接触って治療した方が効果が出やすいと設定に書いてあった。
だがヘリオトロープは怯えたように胸元を握り締めていて、服を脱ぐのを嫌がっていた。
'しまった!さすがに無神経だったか……'
彼の立場からしたら自身の呪われた体など見られたくはない。
逆の立場だったら私だって拒否をする。
「……すみません。私が無神経でした」
私は頭を下げて謝罪する。
そんな私の態度にヘリオトロープは驚いたのか目を見開く。
'噂で聞いていた女性とは異なる。やはり噂など信じられないな'
社交界に基本参加しないヘリオトロープは一度もレイシーと会ったことはない。
ヘリオトロープが参加するときは大抵謹慎処分を受けているときか、大事なパーティーなので家にいるよう命じられているかのどちらかだった。
だから、昔のレイシーを知らないヘリオトロープが今の私を見て好感を持つのは普通のこと。
胸のハートが白から濃い黄色に変わった。
'色が変わった!これが何を意味しているかはわからないけど、多分白はゼロ、黒はマイナスを表していると思うから、その二色ではない色に変わったということは好感度が上がったことを意味しているはず'
数字ではなく色で判断しないといけないため自信はないが、そうであってほしいと願う。
「いえ。私の方こそ治療してもらうという立場なのに申し訳ない」
「いえ、謝らないでください。ですが、見ないことには判断がつかないので手だけでも見せてもらうことはできますか?」
まぁ、ダメなら服の上から治療すればいいだけだし。
「……わかりました」
ヘリオトロープは右手の手袋を外す。
その手を見た瞬間、私はスマホの画面で見たより酷いと思った。
画面からは感じることができない、禍々しさや悪臭がする。
私は気を失いそうになるのを何とか耐え「失礼します」と言って右手に触れる。
ヘリオトロープは手を引こうとしたが、私はグッと力を入れそれを阻止する。
「公爵様。では始めますね」
私はギュッと両手で彼の右手を掴み治療魔法を発動させる。
その瞬間、私の手から黄金の光が出る。
「……終わりました。どうですか?」
右手だけを治療したのでかかった時間は10秒くらいだ。
思った以上に簡単に治療できたので拍子抜けした。
結構大変なのだろうと覚悟していたのに。
これなら今日一日で全身を浄化できる。
だが、それだと好感度を上げることができなくなる。
それに彼は復讐相手だ。
ある程度仲良くなって弱点を見つけないといけない。
今日は疲れたふりをして帰ろう、と演技をしようとヘリオトロープを見ると自身の右手を凝視していた。
'これは一体どんな表情なんだ……?'
喜んでいるようにも怒っているようにも見えて反応に困る。
ヘリオトロープはレイシーが魔法を発動したとき、自身にこう言い聞かせた。
ーー期待するな。この呪いは四百年もの間誰も解くことができなかったものだ。だから、期待してはいけない。
だが、彼女が魔法を発動してからすぐに右手が黒から白へと変わっていくのが目に入る。
奇跡がおきた!
ヘリオトロープは高まる鼓動を感じながら、自身の手を見つめた。
信じられなかった。
我が一族の呪いを解ける唯一の光。
父親を救える人物。
彼は誓う。
もし我が一族の呪いをとき、父親を救ってくれたのなら、死ぬまでこの身を彼女に捧げると。
ヘリオトロープは震える手で彼女の手を掴み心の底から感謝をのべる。
「カメリア公女。本当にありがとう」
「力になれて良かったです。では、今日はこれで失礼します。また明日来ますね」
魔法を使って帰ろうとすると「送る」と言って
ヘリオトロープは私の腕を掴む。
「いえ、大丈夫です。お気持ちだけ有り難く頂戴します。それに、父に公爵様と会っていることがバレるとまずいので……」
「確かに、そうですね……」
同じ公爵ということもあり何かと比較され対立する。
というより公爵が勝手に喧嘩を売っているのだが。
カメリア家の方が歴史が長く愛されているとはいえ、クラーク家は初代の頃から戦で勝利をし続け帝国を守っている。
いくら、呪われているとはいえ四百年前に公爵になったときから民達の評価は変わっていた。
カメリアよりクラークの方が偉大だと。
王族と神殿、魔塔主だけは初代カメリア家の当主との誓いがあるため支持はしているが、それは仮の支持。
本当の支持を得るには初代当主から認められなければならない。
つまり現当主であるカメリア公爵は本当の意味では支持されていないので、今もなお変わらず民達に愛されるクラーク家が嫌いだった。
そのことをヘリオトロープも知っているので、あの日レイシーと会った日、身分を隠してきていたのだ。
「心配しないでください。家に帰る分の魔力は残っていますので」
「そうですか……」
ヘリオトロープは私の言葉に納得するも掴んだ手を離そうとはしない。
まだ何かあるのかとげんなりする。
「あの、公爵様?」
「……」
反応がない。
何か言おうとするもすぐに頭を横に振り言うのをやめたりと同じ行動を繰り返す。
これは私から聞いた方がいいと判断し声をかける。
「公爵様。何かあるのならおっしゃってください。それは私以外できないことなのでしょう」
私にそう言われても少しの間悩んでいたが意を決してこう言った。
「……私の父をどうか助けてください」
彼は深く頭を下げてお願をいする。
「お礼なら呪いが解けた後でお願いします。いつから始めますか?」
「できるだけ早くお願いしたいんですが……」
ヘリオトロープの声から切羽詰まった感じがした。
何か予想外のことでもあったのかと思う。
ゲームの内容を思い出すも特にこれといったことはない。
ヘリオトロープの父親が死ぬのは一年後だし、気のせいかと思うことにした。
「では、今からお伺いしましょうか」
「いいんですか!?こちらとしては助かりますが……」
「わかりました。では、今から伺います。一旦通信切りますね」
「わかりました。お待ちしております」
私は通信を切るとヘリオトロープに渡したブレスレットにある自身の魔力を探す。
「見つけた」
さすがラスボス。
すぐに自身の魔力を探知できる。
クラーク家の領土には行ったことがないので普通なら転移魔法を発動させることはできないし、距離がありすぎて例え行ったことがあっても無理だろう。
だが、私が憑依したのはレイシー・カメリア。
このゲームのラスボスで最強の人物。
彼女にできないことはない。
私はいつもより集中して転移魔法を発動させる。
「しまった。迎えに行くべきだった。今からでもそう言おう」
ヘリオトロープは彼女がくるより自身が迎えに行った方が早いのではないかと思い、ブレスレットでそのことを伝えようとしたそのとき!
目の前に眩しい光が発せられた。
'なんだ……!'
目を細めながらその光を見ていると、突然レイシーが現れた。
「な……!」
一体何が起きているのか!
ヘリオトロープは驚きすぎて何も言えなくなる。
「お待たせしました。公爵様。では、早速取り掛かりましょうか」
私は着地すると、公爵に笑いかける。
「……どうやってここにきたのですか?」
ヘリオトロープはやっとの思いで言葉を発する。
「どうやってって、転移魔法ですけど。私、ここにきたことはないので普通なら転移魔法使えないんですけど、幸いそのブレスレットには私の魔力が入っているので、その魔力を目印に来ることができました。初めてやっので上手くいくかは微妙だったんですけど、成功してよかったです」
私がそう言うと彼は信じられないといった顔で見てきた。
「……貴方は一体何者なんですか?」
口調は固く、ヘリオトロープの目は不審や疑心といった感じだった。
だがその奥には期待や好奇心といったものもあった。
「そういえば、まだ自己紹介をしていませんでしたね。改めまして、私はレイシー・カメリアと申します。以後お見知りおきを」
美しい所作に、完璧な笑み。
ヘリオトロープはこのときこう思った。
もし名を聞いていなかったら、誰もが憧れる女性で社交界の華だろう、と勘違いしていた。
「それでは早速治療にうつりましょう。体の状態が知りたいので、とりあえず服を脱いでください」
ゲームをしてどんな状態かは知っているが、実際に見てみないと判断できない。
それに、直接触って治療した方が効果が出やすいと設定に書いてあった。
だがヘリオトロープは怯えたように胸元を握り締めていて、服を脱ぐのを嫌がっていた。
'しまった!さすがに無神経だったか……'
彼の立場からしたら自身の呪われた体など見られたくはない。
逆の立場だったら私だって拒否をする。
「……すみません。私が無神経でした」
私は頭を下げて謝罪する。
そんな私の態度にヘリオトロープは驚いたのか目を見開く。
'噂で聞いていた女性とは異なる。やはり噂など信じられないな'
社交界に基本参加しないヘリオトロープは一度もレイシーと会ったことはない。
ヘリオトロープが参加するときは大抵謹慎処分を受けているときか、大事なパーティーなので家にいるよう命じられているかのどちらかだった。
だから、昔のレイシーを知らないヘリオトロープが今の私を見て好感を持つのは普通のこと。
胸のハートが白から濃い黄色に変わった。
'色が変わった!これが何を意味しているかはわからないけど、多分白はゼロ、黒はマイナスを表していると思うから、その二色ではない色に変わったということは好感度が上がったことを意味しているはず'
数字ではなく色で判断しないといけないため自信はないが、そうであってほしいと願う。
「いえ。私の方こそ治療してもらうという立場なのに申し訳ない」
「いえ、謝らないでください。ですが、見ないことには判断がつかないので手だけでも見せてもらうことはできますか?」
まぁ、ダメなら服の上から治療すればいいだけだし。
「……わかりました」
ヘリオトロープは右手の手袋を外す。
その手を見た瞬間、私はスマホの画面で見たより酷いと思った。
画面からは感じることができない、禍々しさや悪臭がする。
私は気を失いそうになるのを何とか耐え「失礼します」と言って右手に触れる。
ヘリオトロープは手を引こうとしたが、私はグッと力を入れそれを阻止する。
「公爵様。では始めますね」
私はギュッと両手で彼の右手を掴み治療魔法を発動させる。
その瞬間、私の手から黄金の光が出る。
「……終わりました。どうですか?」
右手だけを治療したのでかかった時間は10秒くらいだ。
思った以上に簡単に治療できたので拍子抜けした。
結構大変なのだろうと覚悟していたのに。
これなら今日一日で全身を浄化できる。
だが、それだと好感度を上げることができなくなる。
それに彼は復讐相手だ。
ある程度仲良くなって弱点を見つけないといけない。
今日は疲れたふりをして帰ろう、と演技をしようとヘリオトロープを見ると自身の右手を凝視していた。
'これは一体どんな表情なんだ……?'
喜んでいるようにも怒っているようにも見えて反応に困る。
ヘリオトロープはレイシーが魔法を発動したとき、自身にこう言い聞かせた。
ーー期待するな。この呪いは四百年もの間誰も解くことができなかったものだ。だから、期待してはいけない。
だが、彼女が魔法を発動してからすぐに右手が黒から白へと変わっていくのが目に入る。
奇跡がおきた!
ヘリオトロープは高まる鼓動を感じながら、自身の手を見つめた。
信じられなかった。
我が一族の呪いを解ける唯一の光。
父親を救える人物。
彼は誓う。
もし我が一族の呪いをとき、父親を救ってくれたのなら、死ぬまでこの身を彼女に捧げると。
ヘリオトロープは震える手で彼女の手を掴み心の底から感謝をのべる。
「カメリア公女。本当にありがとう」
「力になれて良かったです。では、今日はこれで失礼します。また明日来ますね」
魔法を使って帰ろうとすると「送る」と言って
ヘリオトロープは私の腕を掴む。
「いえ、大丈夫です。お気持ちだけ有り難く頂戴します。それに、父に公爵様と会っていることがバレるとまずいので……」
「確かに、そうですね……」
同じ公爵ということもあり何かと比較され対立する。
というより公爵が勝手に喧嘩を売っているのだが。
カメリア家の方が歴史が長く愛されているとはいえ、クラーク家は初代の頃から戦で勝利をし続け帝国を守っている。
いくら、呪われているとはいえ四百年前に公爵になったときから民達の評価は変わっていた。
カメリアよりクラークの方が偉大だと。
王族と神殿、魔塔主だけは初代カメリア家の当主との誓いがあるため支持はしているが、それは仮の支持。
本当の支持を得るには初代当主から認められなければならない。
つまり現当主であるカメリア公爵は本当の意味では支持されていないので、今もなお変わらず民達に愛されるクラーク家が嫌いだった。
そのことをヘリオトロープも知っているので、あの日レイシーと会った日、身分を隠してきていたのだ。
「心配しないでください。家に帰る分の魔力は残っていますので」
「そうですか……」
ヘリオトロープは私の言葉に納得するも掴んだ手を離そうとはしない。
まだ何かあるのかとげんなりする。
「あの、公爵様?」
「……」
反応がない。
何か言おうとするもすぐに頭を横に振り言うのをやめたりと同じ行動を繰り返す。
これは私から聞いた方がいいと判断し声をかける。
「公爵様。何かあるのならおっしゃってください。それは私以外できないことなのでしょう」
私にそう言われても少しの間悩んでいたが意を決してこう言った。
「……私の父をどうか助けてください」
彼は深く頭を下げてお願をいする。
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