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カメリア家
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「……あの、やっぱり案内しましょうか?」
「……お願いします」
どうしてこうなる。
二人の間に気まずい空気が流れる。
こうなるのが嫌で一人で馬車まで行きたかったのに。
私達は一言も話すことなく馬車まで歩く。
私はイレーネに気づかれないようため息を吐く。
今日はなんて最悪な日なんだ、と思いながら。
「本当にありがとうございます。お陰で助かりました」
私はようやく家に帰れると泣きそうになるのを堪えてお礼を言う。
「いえ、当然のことをしただけですので気にしないでください」
これは遠回しに何もしなくていいと言っているのだと私は気づく。
ゲームでイレーネのルートをしていなかったら言葉の通りに捉えていたな、と勘違いするほど優しい笑みを浮かべている。
勿論そうしたいのは山々だが、ここで何も言わずに行くと礼儀がなっていない人だと思われる可能性があるので、一応形式的なお礼をしたいと伝えることにした。
「そう言っていただき感謝します。ですが、私が助けられたのは事実です。お礼に何かしたいのですが……」
「お気持ちだけ有り難くもらいます」
やっぱり、こいつも顔目当てかとイレーネは確信する。
お礼を口実に仲良くなる気だと思い、失礼にならない断り方をする。
「そうですか。わかりました。では、今度こそ私はこれで失礼します」
'よっしゃあー!'
私は心の中でガッツポーズをする。
思った通り、断ってくれて感謝する。
もし何か要求でもされたら困っていた。
まだ、復讐するための準備も方法も考えていないのに余計なことで台無しになるのは嫌だった。
お礼も言ったしこれ以上話すことはないので、私は御者の手を借り馬車に乗る。
見送りのためにまだいるイレーネに窓の外から軽く頭を下げ笑いかける。
次会うときは覚悟しろという意味も込めて。
馬車が発進し皇宮から出るとようやく体の力が抜けた。
安心したせいか家に着くまでの間、私はずっと眠っていた。
※※※
「……想像以上に酷い扱いを受けているのね」
屋敷に着くと馬車から降り、家の中へと入る。
公爵家の娘が帰ってきたというのに使用人達は誰一人、私に挨拶をしない。
それどころか睨みつけてくる。
本来ならそんな態度は許されないが、両親が嫌っているというのもあり見逃されている。
寧ろもっとやれとけしかけているくらいだ。
一体なぜここまで実の娘を嫌っているのかは書かれていなかったのでわからないが、どう考えてもやり過ぎだ。
レイシーだってカメリア家の一員だというのに。
誰一人、レイシーの世話をする者はいない。
結局私は一人で風呂に入る羽目になった。
風呂ぐらい一人で入れるが、公爵家の娘ともなれば侍女が世話をするものがいてもおかしくはない。
実際、妹は甲斐甲斐しくお世話をされている。
「はぁ、やっぱり風呂は最高だわ」
湯に浸かったことで、今日一日の疲れが癒されていく。
風呂からあがり、このまま寝ようとベットに寝転び目を閉じようとしたら、あの悪夢の音が聞こえた。
ピコン。
[レイシーの記憶を見ることができます。見ますか?]
[yes/no]
「記憶?他人の記憶を勝手に見るのはどうかと思うけど……今はそんなこと言っている場合じゃないしね」
元の世界だったら絶対に「no」のボタンを押したが、今はゲームの世界にいる。
復讐を果たすためにも彼女の過去は知る必要がある。
私は迷わず「yes」の方を押す。
押した瞬間、私は急激な眠気に襲われそのまま意識を手放した。
次に目を覚ますと、この世界に来る前に来た真っ暗な世界にいた。
ここで何をするんだ。
そう思ったそのとき、眩い光に包まれた。
眩しくて目を閉じる。
暫くして光が落ち着きゆっくりと目を開けると、そこには沢山のウィンドウのようなものにレイシーが映っていた。
ロベリアを虐めるレイシー。
家族に透明人間として扱われる幼いレイシー。
使用人達から虐められ、全く世話をしてもらえないレイシー。
皇后、皇女に虐められるレイシー。
攻略キャラ達に殺され死ぬレイシー。
ザッとみただけでも30を超える画面に彼女が映っていた。
'ああ、こんな幼少期を彼女はおくっていたのね。悪女になりたくてなったんじゃない。悪いことをすれば、そのときだけ家族が自分を見てくれると知り、愛に飢えていた彼女はそう振る舞うしかなかったのね……'
レイシーの過去が映し出されている一つに視線を向ける。
たまたま視線を向けた画面でどうして彼女が悪女になったのかを知った。
他の画面に映る過去も確認する。
私は全てを見終わると座り込んで頭を抱える。
想像以上の過酷な過去に何も言えなくなる。
浅はかな同情だった。
何も知らない同情でレイシーを傷つけたかもしれないとあの日、言った言葉を後悔する。
それでも言ったことを消すことも、彼女にこの体を返すこともできない。
私にできることはただ一つ。
彼女の無念を晴らすこと。
そして、彼女を傷つけた全ての人間に罰を与えること。
過去を見る前も復讐するつもりだったが、見る前と後ではその想いは全然違う。
改めて彼女に誓う。
私の手で必ず全員に復讐する!と。
過去を見終わると、また眩い光が周囲を照らす。
今度はさっきと違い意識が夢から現実へと引き上げられた。
私はゆっくりと目を開け、体を起こす。
ベットから降り、これからの復讐の計画を立てる。
使用人達が起こしにくることはないと過去の記憶を見て知っているので何も心配はいらない。
それにレイシーの部屋は一番角で日当たりも悪い場所にある。
家族の部屋から最も離れた場所。
基本誰もここには来ない。
「さてと、まずは復讐相手全員の名前を書きますか」
この世界の文字ではなく元の世界の文字で名前を書く。
もし万が一この部屋に誰かが入ってこの紙を見たときに、私が何をしようとしているのかバレる可能性を一つでも消しておきたい。
ザッと名前を書いただけで50人は軽く超えている。
一体どれだけの人に虐められていたのかと。
ここから、優先順位を決めていく。
絶対に復讐しないといけない相手はカメリア家と使用人達、皇后、皇女、そして攻略対象者達。
全員それぞれに合った復讐方法を考えようとしたそのとき、グゥーとお腹が鳴る。
起きてから何も食べずに、これからの計画を立てていたのだから当然だ。
でもなるべく早く計画を立てて実行したかったので無視しようとすると、またお腹が鳴る。
これでは完璧な復讐計画を立てられないと一旦考えるのやめて朝ご飯を食べることにした。
ある程度身支度を整えてから朝食を食べに部屋を出て食堂へと向かう。
公爵家の娘が食べる食事にしては貧相だが、元の世界で食べていた食事とたいして変わらないので美味しくいただくことにした。今は。
公爵と夫人は世間体を気にするので、ご飯はちゃんとしたものを食べさせる。
いっとき、使用人がカビの生えたパンとかを食べさせレイシーが体調を崩した時があり、医者がそれを不審に思い、公爵に食事を聞いたのが始まりだった。
そこからのご飯はちゃんとしたものになったが、本来のレイシーの料理は未だに使用人達にとられている。
彼女はそのことを知らず、食べられる食事になったことを喜んでいたが、その姿をみた使用人達に馬鹿な子だと陰で笑われていた。
そのことを今日追求してもよかったが、計画がまだ決まっていない以上まだ何もしない方がいいと私は自分自身にそう言い聞かせ、レイシーがいつもする言動を真似して料理をもらう。
今日はパンとスープ。
スープは余り物だが、さすが公爵家の料理人。
とても美味しかった。
使用人よりも酷いご飯だが文句を言うこともなく食べる。
そんな私の姿を見て使用人達は隠そうとせずに馬鹿にしたように笑う。
笑われても私は何も感じなかった。
いや、寧ろ嬉しくなった。
馬鹿にしていた女に全てを奪われ、生きることも困難になり、泣いて縋ってもどうにもならない。
そう遠くない未来で彼らに訪れる地獄を想像するだけでお腹いっぱいになる。
「楽しみだわ」
私は無意識にそう呟き、楽しそうに使用人達に微笑みながらパンを食べる。
その笑みを見た使用人達はとうとうイカれたと不気味がるような目で私を見た。
「……お願いします」
どうしてこうなる。
二人の間に気まずい空気が流れる。
こうなるのが嫌で一人で馬車まで行きたかったのに。
私達は一言も話すことなく馬車まで歩く。
私はイレーネに気づかれないようため息を吐く。
今日はなんて最悪な日なんだ、と思いながら。
「本当にありがとうございます。お陰で助かりました」
私はようやく家に帰れると泣きそうになるのを堪えてお礼を言う。
「いえ、当然のことをしただけですので気にしないでください」
これは遠回しに何もしなくていいと言っているのだと私は気づく。
ゲームでイレーネのルートをしていなかったら言葉の通りに捉えていたな、と勘違いするほど優しい笑みを浮かべている。
勿論そうしたいのは山々だが、ここで何も言わずに行くと礼儀がなっていない人だと思われる可能性があるので、一応形式的なお礼をしたいと伝えることにした。
「そう言っていただき感謝します。ですが、私が助けられたのは事実です。お礼に何かしたいのですが……」
「お気持ちだけ有り難くもらいます」
やっぱり、こいつも顔目当てかとイレーネは確信する。
お礼を口実に仲良くなる気だと思い、失礼にならない断り方をする。
「そうですか。わかりました。では、今度こそ私はこれで失礼します」
'よっしゃあー!'
私は心の中でガッツポーズをする。
思った通り、断ってくれて感謝する。
もし何か要求でもされたら困っていた。
まだ、復讐するための準備も方法も考えていないのに余計なことで台無しになるのは嫌だった。
お礼も言ったしこれ以上話すことはないので、私は御者の手を借り馬車に乗る。
見送りのためにまだいるイレーネに窓の外から軽く頭を下げ笑いかける。
次会うときは覚悟しろという意味も込めて。
馬車が発進し皇宮から出るとようやく体の力が抜けた。
安心したせいか家に着くまでの間、私はずっと眠っていた。
※※※
「……想像以上に酷い扱いを受けているのね」
屋敷に着くと馬車から降り、家の中へと入る。
公爵家の娘が帰ってきたというのに使用人達は誰一人、私に挨拶をしない。
それどころか睨みつけてくる。
本来ならそんな態度は許されないが、両親が嫌っているというのもあり見逃されている。
寧ろもっとやれとけしかけているくらいだ。
一体なぜここまで実の娘を嫌っているのかは書かれていなかったのでわからないが、どう考えてもやり過ぎだ。
レイシーだってカメリア家の一員だというのに。
誰一人、レイシーの世話をする者はいない。
結局私は一人で風呂に入る羽目になった。
風呂ぐらい一人で入れるが、公爵家の娘ともなれば侍女が世話をするものがいてもおかしくはない。
実際、妹は甲斐甲斐しくお世話をされている。
「はぁ、やっぱり風呂は最高だわ」
湯に浸かったことで、今日一日の疲れが癒されていく。
風呂からあがり、このまま寝ようとベットに寝転び目を閉じようとしたら、あの悪夢の音が聞こえた。
ピコン。
[レイシーの記憶を見ることができます。見ますか?]
[yes/no]
「記憶?他人の記憶を勝手に見るのはどうかと思うけど……今はそんなこと言っている場合じゃないしね」
元の世界だったら絶対に「no」のボタンを押したが、今はゲームの世界にいる。
復讐を果たすためにも彼女の過去は知る必要がある。
私は迷わず「yes」の方を押す。
押した瞬間、私は急激な眠気に襲われそのまま意識を手放した。
次に目を覚ますと、この世界に来る前に来た真っ暗な世界にいた。
ここで何をするんだ。
そう思ったそのとき、眩い光に包まれた。
眩しくて目を閉じる。
暫くして光が落ち着きゆっくりと目を開けると、そこには沢山のウィンドウのようなものにレイシーが映っていた。
ロベリアを虐めるレイシー。
家族に透明人間として扱われる幼いレイシー。
使用人達から虐められ、全く世話をしてもらえないレイシー。
皇后、皇女に虐められるレイシー。
攻略キャラ達に殺され死ぬレイシー。
ザッとみただけでも30を超える画面に彼女が映っていた。
'ああ、こんな幼少期を彼女はおくっていたのね。悪女になりたくてなったんじゃない。悪いことをすれば、そのときだけ家族が自分を見てくれると知り、愛に飢えていた彼女はそう振る舞うしかなかったのね……'
レイシーの過去が映し出されている一つに視線を向ける。
たまたま視線を向けた画面でどうして彼女が悪女になったのかを知った。
他の画面に映る過去も確認する。
私は全てを見終わると座り込んで頭を抱える。
想像以上の過酷な過去に何も言えなくなる。
浅はかな同情だった。
何も知らない同情でレイシーを傷つけたかもしれないとあの日、言った言葉を後悔する。
それでも言ったことを消すことも、彼女にこの体を返すこともできない。
私にできることはただ一つ。
彼女の無念を晴らすこと。
そして、彼女を傷つけた全ての人間に罰を与えること。
過去を見る前も復讐するつもりだったが、見る前と後ではその想いは全然違う。
改めて彼女に誓う。
私の手で必ず全員に復讐する!と。
過去を見終わると、また眩い光が周囲を照らす。
今度はさっきと違い意識が夢から現実へと引き上げられた。
私はゆっくりと目を開け、体を起こす。
ベットから降り、これからの復讐の計画を立てる。
使用人達が起こしにくることはないと過去の記憶を見て知っているので何も心配はいらない。
それにレイシーの部屋は一番角で日当たりも悪い場所にある。
家族の部屋から最も離れた場所。
基本誰もここには来ない。
「さてと、まずは復讐相手全員の名前を書きますか」
この世界の文字ではなく元の世界の文字で名前を書く。
もし万が一この部屋に誰かが入ってこの紙を見たときに、私が何をしようとしているのかバレる可能性を一つでも消しておきたい。
ザッと名前を書いただけで50人は軽く超えている。
一体どれだけの人に虐められていたのかと。
ここから、優先順位を決めていく。
絶対に復讐しないといけない相手はカメリア家と使用人達、皇后、皇女、そして攻略対象者達。
全員それぞれに合った復讐方法を考えようとしたそのとき、グゥーとお腹が鳴る。
起きてから何も食べずに、これからの計画を立てていたのだから当然だ。
でもなるべく早く計画を立てて実行したかったので無視しようとすると、またお腹が鳴る。
これでは完璧な復讐計画を立てられないと一旦考えるのやめて朝ご飯を食べることにした。
ある程度身支度を整えてから朝食を食べに部屋を出て食堂へと向かう。
公爵家の娘が食べる食事にしては貧相だが、元の世界で食べていた食事とたいして変わらないので美味しくいただくことにした。今は。
公爵と夫人は世間体を気にするので、ご飯はちゃんとしたものを食べさせる。
いっとき、使用人がカビの生えたパンとかを食べさせレイシーが体調を崩した時があり、医者がそれを不審に思い、公爵に食事を聞いたのが始まりだった。
そこからのご飯はちゃんとしたものになったが、本来のレイシーの料理は未だに使用人達にとられている。
彼女はそのことを知らず、食べられる食事になったことを喜んでいたが、その姿をみた使用人達に馬鹿な子だと陰で笑われていた。
そのことを今日追求してもよかったが、計画がまだ決まっていない以上まだ何もしない方がいいと私は自分自身にそう言い聞かせ、レイシーがいつもする言動を真似して料理をもらう。
今日はパンとスープ。
スープは余り物だが、さすが公爵家の料理人。
とても美味しかった。
使用人よりも酷いご飯だが文句を言うこともなく食べる。
そんな私の姿を見て使用人達は隠そうとせずに馬鹿にしたように笑う。
笑われても私は何も感じなかった。
いや、寧ろ嬉しくなった。
馬鹿にしていた女に全てを奪われ、生きることも困難になり、泣いて縋ってもどうにもならない。
そう遠くない未来で彼らに訪れる地獄を想像するだけでお腹いっぱいになる。
「楽しみだわ」
私は無意識にそう呟き、楽しそうに使用人達に微笑みながらパンを食べる。
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