2 / 19
ヒロインは腹黒?
しおりを挟む
'……私はまだ夢を見ているようね'
真っ暗な世界から色鮮やかな世界に変わるも、目の前にいるのはスマホの画面で見たロベリア。
夢だと、そう思いたいのに何故か嫌な予感がする。
そのとき、さっきレイシーに言われた言葉が頭をよぎった。
'……まさかね'
私はそんなはずはないと否定する。
だが、ふと窓の方に視線を向けるとそこに映っていたのは私な顔ではなくレイシーの顔だった。
嘘だ。
そう思いたくても、窓に映っているのはレイシーとロベリアだけ。
私の髪と瞳の色が黒から赤へとかわっている。
それに着ているのも美しいドレス。
私はこんなドレス一度も着たことがない。
認めるしかない。
これは夢ではなく現実だと。
私は大人気乙女ゲームのラスボスの悪女、レイシー・カメリアになったのだと。
一旦頭を整理しよう。
そう思いグラスを持っていない手で眉間の皺を伸ばしながら状況を整理していると変な音がした。
ピコン。
[ミッション発生!]
30秒後に貴族達がここに来ます。この状況から上手く抜け出してください。もし失敗すればペナルティーが発生します。
'30秒後ってすぐじゃない!?それよりもペナルティーって?'
私はウィンドウに表示された内容を確認するなり悲鳴が上がりそうになり、慌てて手で口元を覆う。
いきなりゲームの世界に連れてこられたことでも頭が痛いのに、ミッションだなんて……
そもそもこの状況とは?
私は今何が起きているのか確認するため周囲を見渡す。
濡れたロベリアのドレス。手に持ったグラス。
この二つのヒントですぐに何が起きたのか理解できた。
どういった経緯でそうなったかはわからないが、レイシーがロベリアのドレスにわざとワインをかけたのだろう。
私が状況を把握している間に30秒が経とうとしていて慌ててグラスを床に落とし割る。
ロベリアはいきなり奇妙なことをする私を不審に思ったのか眉を顰める。
そうしているうちに時間が経ち貴族達が、ロベリアを見つけ部屋の中へと入ってきた。
最初はロベリアを見つけ喜んでいたが、部屋の中にもう一人いると気づき、それがレイシーだとわかった瞬間顔色を変えた。
「カメリア公女。また彼女に何かしたのですか?」
一人の男が私を睨みながら冷たい口調で言う。
'誰?こいつ?'
ゲームに登場すらしなかったモブキャラに喧嘩を売られカチンとくる。
何も知らないくせに、さも私が悪いみたいな態度を取る男に苛つく。
まぁ、レイシーがロベリアに嫌がらせしたのは間違いないけど。
私がやったわけではない。
そもそもレイシーが嫌がらせをしたところを見たわけでも、何故そうしたのか知らないくせに、全部彼女が悪いみたいな態度を取る男とその後ろにいる貴族達に我慢できずに喧嘩を買うことにした。
とりあえず、二度と私に喧嘩を売ろうと思わない程にボコボコにしてやろうと。
「言っている意味がわかりません。私が何をしたと?」
頬に手を添えながら馬鹿にしたような口調で話す。
そんな私の態度が鼻についたのか、男は顔を真っ赤にしてこう言った。
「シラを切るつもりか!ロベリア嬢のドレスを汚したくせに!」
「ああ、そのことですか。確かに彼女のドレスを汚したのは私です」
「ほらみろ!やっぱり公女のせいじゃないですか!人を傷つけるのがそんなに楽しいですか!?自分より立場の弱い人を虐めるなんて最低ですよ!公爵家の人間として恥ずかしくないのですか!」
男は私が認めたことで調子にのり、言いたい放題言う。
まるでアニメや漫画のヒーローにでもなったかのように。
そんなモブキャラの行動がおかしくて、ついぷっと笑ってしまう。
「……何がおかしいですか?」
男も他の貴族達も私の態度が気に食わないのか文句を言いながら睨む。
「恥知らずな女ね」
「さっさと謝罪すればいいものを。公女の弱い者虐めもここまでくると呆れる」
「同じ貴族として恥ずかしい」
自分達はロベリアを守るためにレイシーに文句を言う。
そんな雰囲気に酔いしれたのか、だんだん調子に乗りはじめる。
これ以上は聞いていられない。
そう思い、私はさっさとこの茶番を終わらせることにした。
「いえ、失礼しました。あまりにも馬鹿なことを言うのでつい面白くて笑ってしまいました」
「ば、馬鹿なことだと!?どういう意味ですか!公女自身もお認めになったはずです!ロベリア嬢のドレスを汚したことを!」
「はい。確かに認めました。ですが、何故私がわざとやったと思うのですか?事故とは思わないのですか?」
男達は私の口から「事故」という言葉が出てきたのがよっぽど面白かったのか、鼻で笑い馬鹿にしたような笑みをする。
「事故?そんなの信じられません」
ずっと黙っていた令嬢が見下した目をしながら言う。
その目に私はイラッとする。
感情的にならないよう心を落ち着かせ、令嬢から売られた喧嘩を買う。
「あなた達に信じてもらう必要はありません。そもそも私が何故彼女のドレスを汚したのか、見てもいない人達に文句を言われる必要はありません。私に文句を言えるのはただ一人。彼女だけです。あなた達は関係ありません」
私は満面の笑みを浮かべながら、心の中で彼らに中指を立てる。
「なっ!私達はロベリア嬢のことを思って……」
「それがいい迷惑なんです。そもそも、あなた達がくる前に私はロベリア嬢に謝罪もしましたし、ドレスも弁償すると言いました。彼女は私の謝罪を受け入れ、尚且つ私も悪かったと言って謝罪し、この件は終了していたんです」
全て真っ赤な嘘。
たった今作った作り話。
謝罪なんて私もロベリアもしていない。
でも、そんなの関係ない。
私はこの嘘がバレることはないと確信している。
だから、どれだけ嘘をついても今は問題ない。
「それなのに、何も知らない人達がヒーロー気取りで言いたい放題言ってくれたおかげで、話がややこしくなったんですよね。それについてどう思いますか、皆さんは?」
「……ロベリア嬢。今の話しは全て本当なのですか?」
最初に私に文句を言った男が青ざめた顔でロベリアに尋ねる。
嘘だと言ってくれ、と顔に書いてある。
男の横顔からでもわかるのだ、正面から見ているのなら尚更わかるだろう。
だが、彼女はわかった上でこう答えた。
「はい。本当です」
ロベリアは申し訳なさそうな顔で言う。
'やっぱりね。あんたはそういう女だと思っていたわ'
今の言葉を聞いてロベリアが腹黒い女だと確信した。
ゲームをしているときから何となくそんな感じはしていたが、ここまでとは思っていなかった。
ロベリアは自分を助けようとした彼らより、悪女のレイシーにドレスを汚されても許し、さらに謝罪をし仲直りした心優しい自分を取った。
ロベリアの本性に気づいているのは今この場にいる中では私だけ。
そのせいか彼らは、ロベリアがこんなにも優しい人だったのだと改めて知り感動していた。
'とんだ茶番ね'
見るに耐えないくらい酷い光景に吐き気がする。
これ以上ここにいるのは耐えられない。
さっさとこの茶番を終わらせ、屋敷に帰ることにした。
「誤解も解けたことだし、あなた達私にいうことがあるんじゃないかしら?」
私はニッコリと笑いかける。
彼らは私の言葉にバツが悪そうに咳払いをしながら言い訳をしだす。
最終的に日頃の行いが悪いから疑われるのだ、と私を非難し始める。
'呆れるわね。謝罪をするのがそんなに難しいことなのかしら'
私は彼らを冷めた目で見る。
「勝手に勘違いして私を批判したのに、その過ちを認め謝罪するのは難しいことなんですね。あ、いや、違うか。私のような問題児の公女に謝罪するのが嫌なんですよね?カメリア家には頭を下げれるけど、私には嫌だということですよね。それは私が公爵家として嫌われていることが原因ですか?」
私の言葉に彼らは顔が真っ青になる。
その通りだからだ。
だが、例え嫌われ者の公女だとしても自分達より爵位は上。
礼儀は守らなければならない。
もし、これが他の貴族達の耳に入れば彼らは社交界で次のターゲットとなる。
勿論、本来のレイシーが相手だったらロベリアを助けたヒーロとして社交界で噂され、いっときはヒーロー扱いされただろう。
だが、今ここにいるのは本物のレイシーではなく私だ。
今までのようにはいかない。
レイシーと約束した。
これからは誰も彼女を傷つけさせない、と。
「あら、何も言えないんですか?さっきまでの威勢はどうしましたか?弱い者虐めをするなとか言ってませんでしたか?」
「……」
彼らは何も言えず、ただ早く時間が過ぎればいいのと祈っていた。
「仕方ありませんね。謝罪どころか返事もできないとは。紳士淑女と言われる人達の行動とはとても思えませんが、これ以上ここにいても時間の無駄なので失礼します」
私は美しい一礼をし、この場から去るため扉へと向かう。
部屋から出る前に立ち止まり、美しい笑みを浮かべながらこう言った。
「今日のことは忘れません。あなた達も忘れない方がいいですよ。私、こうみえて根に持つタイプなので。このお礼は後日たっぷりとさせていただきます。あ、それとロベリア嬢。ドレスの請求はカメリア家にしてください。それでは、今度こそ失礼します」
聖女と言われるロベリアが自分にも非がある認めたのに、ドレスの請求などするはずがないとわかっていてあえてそう言う。
そうすることで、本当に今回はただの事故だと思わせることができるから。
私が去ったあと、貴族達は急に別人みたいに変わったレイシーに恐怖を感じた。
そして、馬鹿なことをしたと後悔していた。
真っ暗な世界から色鮮やかな世界に変わるも、目の前にいるのはスマホの画面で見たロベリア。
夢だと、そう思いたいのに何故か嫌な予感がする。
そのとき、さっきレイシーに言われた言葉が頭をよぎった。
'……まさかね'
私はそんなはずはないと否定する。
だが、ふと窓の方に視線を向けるとそこに映っていたのは私な顔ではなくレイシーの顔だった。
嘘だ。
そう思いたくても、窓に映っているのはレイシーとロベリアだけ。
私の髪と瞳の色が黒から赤へとかわっている。
それに着ているのも美しいドレス。
私はこんなドレス一度も着たことがない。
認めるしかない。
これは夢ではなく現実だと。
私は大人気乙女ゲームのラスボスの悪女、レイシー・カメリアになったのだと。
一旦頭を整理しよう。
そう思いグラスを持っていない手で眉間の皺を伸ばしながら状況を整理していると変な音がした。
ピコン。
[ミッション発生!]
30秒後に貴族達がここに来ます。この状況から上手く抜け出してください。もし失敗すればペナルティーが発生します。
'30秒後ってすぐじゃない!?それよりもペナルティーって?'
私はウィンドウに表示された内容を確認するなり悲鳴が上がりそうになり、慌てて手で口元を覆う。
いきなりゲームの世界に連れてこられたことでも頭が痛いのに、ミッションだなんて……
そもそもこの状況とは?
私は今何が起きているのか確認するため周囲を見渡す。
濡れたロベリアのドレス。手に持ったグラス。
この二つのヒントですぐに何が起きたのか理解できた。
どういった経緯でそうなったかはわからないが、レイシーがロベリアのドレスにわざとワインをかけたのだろう。
私が状況を把握している間に30秒が経とうとしていて慌ててグラスを床に落とし割る。
ロベリアはいきなり奇妙なことをする私を不審に思ったのか眉を顰める。
そうしているうちに時間が経ち貴族達が、ロベリアを見つけ部屋の中へと入ってきた。
最初はロベリアを見つけ喜んでいたが、部屋の中にもう一人いると気づき、それがレイシーだとわかった瞬間顔色を変えた。
「カメリア公女。また彼女に何かしたのですか?」
一人の男が私を睨みながら冷たい口調で言う。
'誰?こいつ?'
ゲームに登場すらしなかったモブキャラに喧嘩を売られカチンとくる。
何も知らないくせに、さも私が悪いみたいな態度を取る男に苛つく。
まぁ、レイシーがロベリアに嫌がらせしたのは間違いないけど。
私がやったわけではない。
そもそもレイシーが嫌がらせをしたところを見たわけでも、何故そうしたのか知らないくせに、全部彼女が悪いみたいな態度を取る男とその後ろにいる貴族達に我慢できずに喧嘩を買うことにした。
とりあえず、二度と私に喧嘩を売ろうと思わない程にボコボコにしてやろうと。
「言っている意味がわかりません。私が何をしたと?」
頬に手を添えながら馬鹿にしたような口調で話す。
そんな私の態度が鼻についたのか、男は顔を真っ赤にしてこう言った。
「シラを切るつもりか!ロベリア嬢のドレスを汚したくせに!」
「ああ、そのことですか。確かに彼女のドレスを汚したのは私です」
「ほらみろ!やっぱり公女のせいじゃないですか!人を傷つけるのがそんなに楽しいですか!?自分より立場の弱い人を虐めるなんて最低ですよ!公爵家の人間として恥ずかしくないのですか!」
男は私が認めたことで調子にのり、言いたい放題言う。
まるでアニメや漫画のヒーローにでもなったかのように。
そんなモブキャラの行動がおかしくて、ついぷっと笑ってしまう。
「……何がおかしいですか?」
男も他の貴族達も私の態度が気に食わないのか文句を言いながら睨む。
「恥知らずな女ね」
「さっさと謝罪すればいいものを。公女の弱い者虐めもここまでくると呆れる」
「同じ貴族として恥ずかしい」
自分達はロベリアを守るためにレイシーに文句を言う。
そんな雰囲気に酔いしれたのか、だんだん調子に乗りはじめる。
これ以上は聞いていられない。
そう思い、私はさっさとこの茶番を終わらせることにした。
「いえ、失礼しました。あまりにも馬鹿なことを言うのでつい面白くて笑ってしまいました」
「ば、馬鹿なことだと!?どういう意味ですか!公女自身もお認めになったはずです!ロベリア嬢のドレスを汚したことを!」
「はい。確かに認めました。ですが、何故私がわざとやったと思うのですか?事故とは思わないのですか?」
男達は私の口から「事故」という言葉が出てきたのがよっぽど面白かったのか、鼻で笑い馬鹿にしたような笑みをする。
「事故?そんなの信じられません」
ずっと黙っていた令嬢が見下した目をしながら言う。
その目に私はイラッとする。
感情的にならないよう心を落ち着かせ、令嬢から売られた喧嘩を買う。
「あなた達に信じてもらう必要はありません。そもそも私が何故彼女のドレスを汚したのか、見てもいない人達に文句を言われる必要はありません。私に文句を言えるのはただ一人。彼女だけです。あなた達は関係ありません」
私は満面の笑みを浮かべながら、心の中で彼らに中指を立てる。
「なっ!私達はロベリア嬢のことを思って……」
「それがいい迷惑なんです。そもそも、あなた達がくる前に私はロベリア嬢に謝罪もしましたし、ドレスも弁償すると言いました。彼女は私の謝罪を受け入れ、尚且つ私も悪かったと言って謝罪し、この件は終了していたんです」
全て真っ赤な嘘。
たった今作った作り話。
謝罪なんて私もロベリアもしていない。
でも、そんなの関係ない。
私はこの嘘がバレることはないと確信している。
だから、どれだけ嘘をついても今は問題ない。
「それなのに、何も知らない人達がヒーロー気取りで言いたい放題言ってくれたおかげで、話がややこしくなったんですよね。それについてどう思いますか、皆さんは?」
「……ロベリア嬢。今の話しは全て本当なのですか?」
最初に私に文句を言った男が青ざめた顔でロベリアに尋ねる。
嘘だと言ってくれ、と顔に書いてある。
男の横顔からでもわかるのだ、正面から見ているのなら尚更わかるだろう。
だが、彼女はわかった上でこう答えた。
「はい。本当です」
ロベリアは申し訳なさそうな顔で言う。
'やっぱりね。あんたはそういう女だと思っていたわ'
今の言葉を聞いてロベリアが腹黒い女だと確信した。
ゲームをしているときから何となくそんな感じはしていたが、ここまでとは思っていなかった。
ロベリアは自分を助けようとした彼らより、悪女のレイシーにドレスを汚されても許し、さらに謝罪をし仲直りした心優しい自分を取った。
ロベリアの本性に気づいているのは今この場にいる中では私だけ。
そのせいか彼らは、ロベリアがこんなにも優しい人だったのだと改めて知り感動していた。
'とんだ茶番ね'
見るに耐えないくらい酷い光景に吐き気がする。
これ以上ここにいるのは耐えられない。
さっさとこの茶番を終わらせ、屋敷に帰ることにした。
「誤解も解けたことだし、あなた達私にいうことがあるんじゃないかしら?」
私はニッコリと笑いかける。
彼らは私の言葉にバツが悪そうに咳払いをしながら言い訳をしだす。
最終的に日頃の行いが悪いから疑われるのだ、と私を非難し始める。
'呆れるわね。謝罪をするのがそんなに難しいことなのかしら'
私は彼らを冷めた目で見る。
「勝手に勘違いして私を批判したのに、その過ちを認め謝罪するのは難しいことなんですね。あ、いや、違うか。私のような問題児の公女に謝罪するのが嫌なんですよね?カメリア家には頭を下げれるけど、私には嫌だということですよね。それは私が公爵家として嫌われていることが原因ですか?」
私の言葉に彼らは顔が真っ青になる。
その通りだからだ。
だが、例え嫌われ者の公女だとしても自分達より爵位は上。
礼儀は守らなければならない。
もし、これが他の貴族達の耳に入れば彼らは社交界で次のターゲットとなる。
勿論、本来のレイシーが相手だったらロベリアを助けたヒーロとして社交界で噂され、いっときはヒーロー扱いされただろう。
だが、今ここにいるのは本物のレイシーではなく私だ。
今までのようにはいかない。
レイシーと約束した。
これからは誰も彼女を傷つけさせない、と。
「あら、何も言えないんですか?さっきまでの威勢はどうしましたか?弱い者虐めをするなとか言ってませんでしたか?」
「……」
彼らは何も言えず、ただ早く時間が過ぎればいいのと祈っていた。
「仕方ありませんね。謝罪どころか返事もできないとは。紳士淑女と言われる人達の行動とはとても思えませんが、これ以上ここにいても時間の無駄なので失礼します」
私は美しい一礼をし、この場から去るため扉へと向かう。
部屋から出る前に立ち止まり、美しい笑みを浮かべながらこう言った。
「今日のことは忘れません。あなた達も忘れない方がいいですよ。私、こうみえて根に持つタイプなので。このお礼は後日たっぷりとさせていただきます。あ、それとロベリア嬢。ドレスの請求はカメリア家にしてください。それでは、今度こそ失礼します」
聖女と言われるロベリアが自分にも非がある認めたのに、ドレスの請求などするはずがないとわかっていてあえてそう言う。
そうすることで、本当に今回はただの事故だと思わせることができるから。
私が去ったあと、貴族達は急に別人みたいに変わったレイシーに恐怖を感じた。
そして、馬鹿なことをしたと後悔していた。
0
お気に入りに追加
12
あなたにおすすめの小説
30代社畜の私が1ヶ月後に異世界転生するらしい。
ひさまま
ファンタジー
前世で搾取されまくりだった私。
魂の休養のため、地球に転生したが、地球でも今世も搾取されまくりのため魂の消滅の危機らしい。
とある理由から元の世界に戻るように言われ、マジックバックを自称神様から頂いたよ。
これで地球で買ったものを持ち込めるとのこと。やっぱり夢ではないらしい。
取り敢えず、明日は退職届けを出そう。
目指せ、快適異世界生活。
ぽちぽち更新します。
作者、うっかりなのでこれも買わないと!というのがあれば教えて下さい。
脳内の空想を、つらつら書いているのでお目汚しな際はごめんなさい。
『自重』を忘れた者は色々な異世界で無双するそうです。
もみクロ
ファンタジー
主人公はチートです!イケメンです!
そんなイケメンの主人公が竜神王になって7帝竜と呼ばれる竜達や、
精霊に妖精と楽しくしたり、テンプレ入れたりと色々です!
更新は不定期(笑)です!戦闘シーンは苦手ですが頑張ります!
主人公の種族が変わったもしります。
他の方の作品をパクったり真似したり等はしていないので
そういう事に関する批判は感想に書かないで下さい。
面白さや文章の良さに等について気になる方は
第3幕『世界軍事教育高等学校』から読んでください。

転生令嬢の食いしん坊万罪!
ねこたま本店
ファンタジー
訳も分からないまま命を落とし、訳の分からない神様の手によって、別の世界の公爵令嬢・プリムローズとして転生した、美味しい物好きな元ヤンアラサー女は、自分に無関心なバカ父が後妻に迎えた、典型的なシンデレラ系継母と、我が儘で性格の悪い妹にイビられたり、事故物件王太子の中継ぎ婚約者にされたりつつも、しぶとく図太く生きていた。
そんなある日、プリムローズは王侯貴族の子女が6~10歳の間に受ける『スキル鑑定の儀』の際、邪悪とされる大罪系スキルの所有者であると判定されてしまう。
プリムローズはその日のうちに、同じ判定を受けた唯一の友人、美少女と見まごうばかりの気弱な第二王子・リトス共々捕えられた挙句、国境近くの山中に捨てられてしまうのだった。
しかし、中身が元ヤンアラサー女の図太い少女は諦めない。
プリムローズは時に気弱な友の手を引き、時に引いたその手を勢い余ってブン回しながらも、邪悪と断じられたスキルを駆使して生き残りを図っていく。
これは、図太くて口の悪い、ちょっと(?)食いしん坊な転生令嬢が、自分なりの幸せを自分の力で掴み取るまでの物語。
こちらの作品は、2023年12月28日から、カクヨム様でも掲載を開始しました。
今後、カクヨム様掲載用にほんのちょっとだけ内容を手直しし、1話ごとの文章量を増やす事でトータルの話数を減らした改訂版を、1日に2回のペースで投稿していく予定です。多量の加筆修正はしておりませんが、もしよろしければ、カクヨム版の方もご笑覧下さい。
※作者が適当にでっち上げた、完全ご都合主義的世界です。細かいツッコミはご遠慮頂ければ幸いです。もし、目に余るような誤字脱字を発見された際には、コメント欄などで優しく教えてやって下さい。
※検討の結果、「ざまぁ要素あり」タグを追加しました。
記憶喪失になった嫌われ悪女は心を入れ替える事にした
結城芙由奈@2/28コミカライズ発売
ファンタジー
池で溺れて死にかけた私は意識を取り戻した時、全ての記憶を失っていた。それと同時に自分が周囲の人々から陰で悪女と呼ばれ、嫌われている事を知る。どうせ記憶喪失になったなら今から心を入れ替えて生きていこう。そして私はさらに衝撃の事実を知る事になる―。

フリーター転生。公爵家に転生したけど継承権が低い件。精霊の加護(チート)を得たので、努力と知識と根性で公爵家当主へと成り上がる
SOU 5月17日10作同時連載開始❗❗
ファンタジー
400倍の魔力ってマジ!?魔力が多すぎて範囲攻撃魔法だけとか縛りでしょ
25歳子供部屋在住。彼女なし=年齢のフリーター・バンドマンはある日理不尽にも、バンドリーダでボーカルからクビを宣告され、反論を述べる間もなくガッチャ切りされそんな失意のか、理不尽に言い渡された残業中に急死してしまう。
目が覚めると俺は広大な領地を有するノーフォーク公爵家の長男の息子ユーサー・フォン・ハワードに転生していた。
ユーサーは一度目の人生の漠然とした目標であった『有名になりたい』他人から好かれ、知られる何者かになりたかった。と言う目標を再認識し、二度目の生を悔いの無いように、全力で生きる事を誓うのであった。
しかし、俺が公爵になるためには父の兄弟である次男、三男の息子。つまり従妹達と争う事になってしまい。
ユーサーは富国強兵を掲げ、先ずは小さな事から始めるのであった。
そんな主人公のゆったり成長期!!

婚約破棄を申し込まれたので、ちょっと仕返ししてみることにしました。
夢草 蝶
恋愛
婚約破棄を申し込まれた令嬢・サトレア。
しかし、その理由とその時の婚約者の物言いに腹が立ったので、ちょっと仕返ししてみることにした。
【完結】転生7年!ぼっち脱出して王宮ライフ満喫してたら王国の動乱に巻き込まれた少女戦記 〜愛でたいアイカは救国の姫になる
三矢さくら
ファンタジー
【完結しました】異世界からの召喚に応じて6歳児に転生したアイカは、護ってくれる結界に逆に閉じ込められた結果、山奥でサバイバル生活を始める。
こんなはずじゃなかった!
異世界の山奥で過ごすこと7年。ようやく結界が解けて、山を下りたアイカは王都ヴィアナで【天衣無縫の無頼姫】の異名をとる第3王女リティアと出会う。
珍しい物好きの王女に気に入られたアイカは、なんと侍女に取り立てられて王宮に!
やっと始まった異世界生活は、美男美女ぞろいの王宮生活!
右を見ても左を見ても「愛でたい」美人に美少女! 美男子に美少年ばかり!
アイカとリティア、まだまだ幼い侍女と王女が数奇な運命をたどる異世界王宮ファンタジー戦記。

異世界転生は、0歳からがいいよね
八時
ファンタジー
転生小説好きの少年が神様のおっちょこちょいで異世界転生してしまった。
神様からのギフト(チート能力)で無双します。
初めてなので誤字があったらすいません。
自由気ままに投稿していきます。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる