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第一部
43.10-Ⅱ
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薄暗さの中にも朝の明るさを感じ、自然とゆっくりまぶたが開いた。状況判断に数秒戸惑う。この状態で起きるのは二度目だが、確実に違うことが一つ。
あの時は自分の体になんら異変を感じ取らなかった。
「…………」
倦怠感。
隣で心地よく眠りコケているこの男を殴り飛ばしたくなる。拳は寸前のところで抑え、だるい体を上半分だけ起こしてこいつの顔を見下ろした。
寝たんだ。そうか。うん。分かってる。頭の中でぼんやりと思う。
男に抱かれた。女のように喘いだ。ただでさえ寝不足のところに加えて文字通りに気を失うまで、この男の下で狂った。
誰かに嘘だと言ってほしい。あれは俺ではなかったのだと、誰でもいいから頭を占めるこの記憶を否定してほしい。
しかしどれだけ目を背けたとしてもこれは紛れもない現実だ。事実であり真実だ。どん底の気分で溜め息が漏れる。
隣で俺が上体を起こしたせいで、竜崎の体を覆っていた布団の片半分もずれた。それがチラリと視界に入ってうっかり見下ろしてしまったのがいけない。
腹の辺りまで空気に晒されていた。薄暗い部屋の中でも時間とともに目は慣れる。しっかりした肩。くっきりした鎖骨。たくましい胸板。引き締まった二の腕。
「…………」
この腕に、夕べ抱かれた。背格好なんてほとんど俺と変わらず、筋肉のつき方も服の上からでは分からない。しかし今はよく分かる。無駄なくしっかり締まった線は憎らしくなるほど綺麗だ。
寝ているのをいいことにジロジロ観察していたら、ふと、この目が傷跡をとらえた。飛び込んできた。脇腹の傷跡。
先日作ってきた首筋の傷は少しずつ薄くなってきている。だがこちらの傷跡は、こいつが一生付き合うものになってしまったのだろう。
俺を守った。深い傷だ。こうもじっくり目にしたことはなかったが、この跡一つ見ただけで、あの時どれだけ重症だったか判断するのはとても容易い。
「…………」
さっきとは違う意味で重くなる。急に、体温が一気に下がった。そんな気がした。寒気がする。今はこうして近くにいるのに、あの時の凄惨な光景がはっきりと目の前に見えた。
そっと静かに右手を動かし、竜崎の腕にひたりと触れた。指先に感じるのは人間の体温。温度という確実な証拠は俺を何よりも安堵させた。
起こさないようゆっくりと、さらにもう少し手を伸ばした。右の脇腹。そこにそっと触れる。
生き物の体は優秀だ。深く裂かれた肉を繋ぎ合わそうと、縦に盛り上がった傷口。それを指で撫でるように辿った。失わずに済んだ。本当に、怖かった。
「竜崎……」
目を見たい。いつも真っ直ぐにこっちを見てくる。寝ていると知りつつ、音にはせずに、口の形だけで名前を呼んだ。
竜崎の肩の位置。シーツに左手を沈み込ませた。しなやかに線を描く上腕に触れ、肩から首へと辿らせた手は、ひたっと頬に行き着いた。
目覚めた途端に血迷っている。この男の目はドラッグみたいだ。鋭い視線は忘れがたい。依存性はもはや危険なレベル。
竜崎がよく俺にするように、そっと髪に指をくぐらせた。さらさらした指どおりが心地良い。熟睡して目覚めない男の体で少しの間そうやって遊んだ。
じっくり観察できる絶好の機会を逃してしまうのはとても惜しいが、ここで本当に目覚められても困る。髪に絡ませていた指を引いた。同時に手も離そうとする、瞬間、良くできたリアルな人形のような動作でパチッと開いたその目。
「っっっ!?」
心臓が止まった。比喩ではなくて。本気で一瞬だけ停止した。
小動物じみた動き方で肩を跳ね上げ、咄嗟に身を引く。引きたかった。ところが寝起きにしては良すぎる反射神経で竜崎の腕が俺を捕らえている。首には片手が回された。
「おま……っ」
「今のは何。誘ってる? それとも俺のこと襲う気だった?」
「ッ……!」
カッと顔面が熱くなる。したり顔で笑う竜崎は悪魔だ。
二度も同じ手に引っ掛かるとは。なんという頭の悪さ。この男が大人しく眠っているときほど要注意だと身をもって知ったばかりなのに。
「朝から大胆なんだからまったく。俺ってそんなに魅力的?」
「死ねクソ狸……ッ」
「マジで寝ててもあれは起きるよ」
「うるせえっ」
首に回された腕を振り落とした。こいつの上から身を起こして逃げるように背を向けた。
ベッドから両足を出す。その足は床に着いた。散らばった服を目で追いながら、本格的にこの部屋の中から逃亡するべく立ち上がる。
が。
「っ……」
硬直。あり得ない。一瞬でヘタった。腰から下の力が抜ける。
こういうものなのか。男同士のセックスというのは。覚えたくもないいらぬ知識が不本意に増えてしまった。
「…………」
「動ける?」
「…………黙れ」
後ろからは馬鹿にしたような含み笑い。怒鳴り散らすような元気はなく、誰のせいだと内心で罵る。
おそらくは酷い顔になって服をゆっくり拾っているとベッドの上から腕を掴まれた。鬱陶しく振り返る。竜崎の顔は嬉々としていた。
「着なくていい」
「あぁ?」
「風呂入ろ。一緒に」
こいつは楽しそう。俺は顔面痙攣。思わず出た。平手が、バチンッと。
「……ったぁ……ひっど」
「テメエはマジで一度死ねッ、浮かれてんじゃねえよヘンタイ!」
左頬を押さえる竜崎を罵倒。だがこの程度でめげる男ではない。今度はぐいっと腕を引っ張られた。不安定な腰では抗い切れず、竜崎と向かい合わされることに。
「いいじゃん風呂くらい。まだ全然バイト間に合うし」
「そういう問題じゃねえんだよ。入りたきゃ一人で入れ」
「そういうこと言う? 夕べ裕也がオチた後いろいろ処理してやった俺に?」
「あぁ゛!?」
「隅々まで余すところなく、ベタベタんなったお前の体を……ぃっ、たあッ……裕也、駄目だ。平手も結構痛い」
「地獄に堕ちろ……ッ!」
二度目の平手を怒りのまま打ち出し、殺したい勢いで睨みつけた。
夕べ自分がいつの時点で眠りに落ちたかは覚えていない。知りたいと思うはずもない。
今この体は完全に綺麗だ。下半身の違和感さえなければ夕べの痕跡は何もない。それによってこの男の献身的な対応も見えた。しかし今ので台無しだ。いちいち人の神経を逆なでしてくるその言動が全てを帳消しにさせた。
「なんもしねえって」
「…………」
「ほんとだよ、風呂入るだけ。ちょっとした、うーんそうだな……新婚ゴッコ?」
「新……」
次から次に妙ちくりんなことを。
引き攣った俺の顔はなかなか戻りそうになかった。そこに竜崎は追い打ちをかけてくる。
「新婚じゃん俺ら。愛を誓ったろ? 初夜も済ませたろ? したら仲良く風呂入んのは当然」
「っんの……ッ」
手を振り上げた。我慢ならない。本日三度目の打撃のためにぶんっと力任せに振り落とす。
「……っ」
「もうイヤ。さすがに痛い。こんなイイ男の顔本気でぶつなよ」
「ッ……!」
阻止された平手打ち。憎たらしい笑顔のこいつにしっかり両手を拘束されている。
早朝から素っ裸で男二人が何をしているのか。何もかも竜崎が悪い。この男はイカレてる。
「入ろ。風呂。新婚ゴッコなら手ぇ出さねえけど拒むんだったらここで犯すからな」
「はっ!?」
「亭主関白ゴッコって感じか。どっちがいい?」
「…………」
道を誤った。
あの時は自分の体になんら異変を感じ取らなかった。
「…………」
倦怠感。
隣で心地よく眠りコケているこの男を殴り飛ばしたくなる。拳は寸前のところで抑え、だるい体を上半分だけ起こしてこいつの顔を見下ろした。
寝たんだ。そうか。うん。分かってる。頭の中でぼんやりと思う。
男に抱かれた。女のように喘いだ。ただでさえ寝不足のところに加えて文字通りに気を失うまで、この男の下で狂った。
誰かに嘘だと言ってほしい。あれは俺ではなかったのだと、誰でもいいから頭を占めるこの記憶を否定してほしい。
しかしどれだけ目を背けたとしてもこれは紛れもない現実だ。事実であり真実だ。どん底の気分で溜め息が漏れる。
隣で俺が上体を起こしたせいで、竜崎の体を覆っていた布団の片半分もずれた。それがチラリと視界に入ってうっかり見下ろしてしまったのがいけない。
腹の辺りまで空気に晒されていた。薄暗い部屋の中でも時間とともに目は慣れる。しっかりした肩。くっきりした鎖骨。たくましい胸板。引き締まった二の腕。
「…………」
この腕に、夕べ抱かれた。背格好なんてほとんど俺と変わらず、筋肉のつき方も服の上からでは分からない。しかし今はよく分かる。無駄なくしっかり締まった線は憎らしくなるほど綺麗だ。
寝ているのをいいことにジロジロ観察していたら、ふと、この目が傷跡をとらえた。飛び込んできた。脇腹の傷跡。
先日作ってきた首筋の傷は少しずつ薄くなってきている。だがこちらの傷跡は、こいつが一生付き合うものになってしまったのだろう。
俺を守った。深い傷だ。こうもじっくり目にしたことはなかったが、この跡一つ見ただけで、あの時どれだけ重症だったか判断するのはとても容易い。
「…………」
さっきとは違う意味で重くなる。急に、体温が一気に下がった。そんな気がした。寒気がする。今はこうして近くにいるのに、あの時の凄惨な光景がはっきりと目の前に見えた。
そっと静かに右手を動かし、竜崎の腕にひたりと触れた。指先に感じるのは人間の体温。温度という確実な証拠は俺を何よりも安堵させた。
起こさないようゆっくりと、さらにもう少し手を伸ばした。右の脇腹。そこにそっと触れる。
生き物の体は優秀だ。深く裂かれた肉を繋ぎ合わそうと、縦に盛り上がった傷口。それを指で撫でるように辿った。失わずに済んだ。本当に、怖かった。
「竜崎……」
目を見たい。いつも真っ直ぐにこっちを見てくる。寝ていると知りつつ、音にはせずに、口の形だけで名前を呼んだ。
竜崎の肩の位置。シーツに左手を沈み込ませた。しなやかに線を描く上腕に触れ、肩から首へと辿らせた手は、ひたっと頬に行き着いた。
目覚めた途端に血迷っている。この男の目はドラッグみたいだ。鋭い視線は忘れがたい。依存性はもはや危険なレベル。
竜崎がよく俺にするように、そっと髪に指をくぐらせた。さらさらした指どおりが心地良い。熟睡して目覚めない男の体で少しの間そうやって遊んだ。
じっくり観察できる絶好の機会を逃してしまうのはとても惜しいが、ここで本当に目覚められても困る。髪に絡ませていた指を引いた。同時に手も離そうとする、瞬間、良くできたリアルな人形のような動作でパチッと開いたその目。
「っっっ!?」
心臓が止まった。比喩ではなくて。本気で一瞬だけ停止した。
小動物じみた動き方で肩を跳ね上げ、咄嗟に身を引く。引きたかった。ところが寝起きにしては良すぎる反射神経で竜崎の腕が俺を捕らえている。首には片手が回された。
「おま……っ」
「今のは何。誘ってる? それとも俺のこと襲う気だった?」
「ッ……!」
カッと顔面が熱くなる。したり顔で笑う竜崎は悪魔だ。
二度も同じ手に引っ掛かるとは。なんという頭の悪さ。この男が大人しく眠っているときほど要注意だと身をもって知ったばかりなのに。
「朝から大胆なんだからまったく。俺ってそんなに魅力的?」
「死ねクソ狸……ッ」
「マジで寝ててもあれは起きるよ」
「うるせえっ」
首に回された腕を振り落とした。こいつの上から身を起こして逃げるように背を向けた。
ベッドから両足を出す。その足は床に着いた。散らばった服を目で追いながら、本格的にこの部屋の中から逃亡するべく立ち上がる。
が。
「っ……」
硬直。あり得ない。一瞬でヘタった。腰から下の力が抜ける。
こういうものなのか。男同士のセックスというのは。覚えたくもないいらぬ知識が不本意に増えてしまった。
「…………」
「動ける?」
「…………黙れ」
後ろからは馬鹿にしたような含み笑い。怒鳴り散らすような元気はなく、誰のせいだと内心で罵る。
おそらくは酷い顔になって服をゆっくり拾っているとベッドの上から腕を掴まれた。鬱陶しく振り返る。竜崎の顔は嬉々としていた。
「着なくていい」
「あぁ?」
「風呂入ろ。一緒に」
こいつは楽しそう。俺は顔面痙攣。思わず出た。平手が、バチンッと。
「……ったぁ……ひっど」
「テメエはマジで一度死ねッ、浮かれてんじゃねえよヘンタイ!」
左頬を押さえる竜崎を罵倒。だがこの程度でめげる男ではない。今度はぐいっと腕を引っ張られた。不安定な腰では抗い切れず、竜崎と向かい合わされることに。
「いいじゃん風呂くらい。まだ全然バイト間に合うし」
「そういう問題じゃねえんだよ。入りたきゃ一人で入れ」
「そういうこと言う? 夕べ裕也がオチた後いろいろ処理してやった俺に?」
「あぁ゛!?」
「隅々まで余すところなく、ベタベタんなったお前の体を……ぃっ、たあッ……裕也、駄目だ。平手も結構痛い」
「地獄に堕ちろ……ッ!」
二度目の平手を怒りのまま打ち出し、殺したい勢いで睨みつけた。
夕べ自分がいつの時点で眠りに落ちたかは覚えていない。知りたいと思うはずもない。
今この体は完全に綺麗だ。下半身の違和感さえなければ夕べの痕跡は何もない。それによってこの男の献身的な対応も見えた。しかし今ので台無しだ。いちいち人の神経を逆なでしてくるその言動が全てを帳消しにさせた。
「なんもしねえって」
「…………」
「ほんとだよ、風呂入るだけ。ちょっとした、うーんそうだな……新婚ゴッコ?」
「新……」
次から次に妙ちくりんなことを。
引き攣った俺の顔はなかなか戻りそうになかった。そこに竜崎は追い打ちをかけてくる。
「新婚じゃん俺ら。愛を誓ったろ? 初夜も済ませたろ? したら仲良く風呂入んのは当然」
「っんの……ッ」
手を振り上げた。我慢ならない。本日三度目の打撃のためにぶんっと力任せに振り落とす。
「……っ」
「もうイヤ。さすがに痛い。こんなイイ男の顔本気でぶつなよ」
「ッ……!」
阻止された平手打ち。憎たらしい笑顔のこいつにしっかり両手を拘束されている。
早朝から素っ裸で男二人が何をしているのか。何もかも竜崎が悪い。この男はイカレてる。
「入ろ。風呂。新婚ゴッコなら手ぇ出さねえけど拒むんだったらここで犯すからな」
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「亭主関白ゴッコって感じか。どっちがいい?」
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