No morals

わこ

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第一部

11.2-Ⅳ

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 そこからの竜崎はいつもより口数が少なかった。帰り道ではずっと無口。考え込むような顔をして、片手に持ったままの雑誌を力なく握りしめていた。
 普段のようにからかってこない。暗がりの中でその横顔を見る。
 違う世界にでもいるようだった。間には重い壁がある。ズカズカと踏み込んでくるこの男は、いつだって俺との間に自分で隔たりを作っていた。

 そう思ったらふと、足が止まった。二、三歩行った先で竜崎が、それに気づいて俺を振り返った。

「……うん? どうした?」

 薄暗い静かな道で、月明かりが竜崎の姿を後ろから照らしている。顔は影って良く見えなくなった。それでも、繕っているのは分かった。
 こいつの笑顔は嘘くさい。最初からそう思っていたが、今以上にそう思えたことはない。惚れただのなんだの言っておきながら、俺に踏み込ませようとはしない。

「竜崎……」

 呟くように呼び掛けた。その呼びかけに答えるように、竜崎はすぐ目の前まで戻って来た。
 バカでアホでどうしようもないロクでなし。それがこの男の全てではないことくらい、俺だってとっくに気付いていた。聞いてはならないような気がしていたから、黙って飲み込むようにしていた。
 知られたくないことは誰にでもある。分かっているけど、限界だ。他人と迂闊にかかわってしまうと、こういうことになるから嫌だ。

「……お前、俺に何か隠してるか」

 ずっと言わずにいた事を聞いたら、竜崎の顔からスッと笑みが消えた。

「誰なんだよ。お前」

 竜崎恭介とは、なんなのか。竜崎という名前があるだけで、当たり屋まがいの連中くらいなら簡単に追い払える。そんな奴は、普通はいない。

 竜崎は俺から目を逸らさなかった。気まずそうなその表情から、俺も視線を外さない。
 惚れたと言うくらいなら全て晒せばいい。何も話せねえくせに何が惚れただ。
 挑むように竜崎を見返し、こいつの口が開くのを見た。

「……今は……誰でもない」

 ぼそっと小さく呟き落とし、竜崎の手が俺の頬に触れた。眉間を寄せた顔つきは厳しい。
 その表情のまま俺を見ていたが、力なく縋るように抱き寄せられて、視界からはこいつの顔が消えた。

「おい……」
「…………」
「ふざけんなよ。こっちは真面目に聞いて…」
「ごめん」

 耳元で響いた。小さな声だ。余裕も、ひょうひょうとした態度も、いつものそれらは見当たらない。
 昭仁さんに雑誌を渡されてからこうなった。あれから竜崎は変で、その雑誌はまだ持っている。何を見たのか知らないけれど、この男をこうさせるだけの何かが載っていたのは確かだ。

「竜崎……」
「……こんな、クソみてえな名前……捨てられれば楽なんだろうけど……」

 弱々しかった腕に急に力が入る。ぎりっと、痛いくらいに抱かれた。加減のなさはおそらく、無意識だろう。
 人間のこういう状態を知ってる。不安定な中に感じ取れるのは明らかな怒りと、それから多分、怯えも微かに見え隠れする。何に怒っていて何に怯えているのか、俺にはどうしたって分からないが。
 締め付けられる体は少し痛んだ。突き飛ばすこともできただろうが、そんな気にはとてもなれない。竜崎が落ち着くのを黙って待って、しばらくすると徐々に力が抜けていくのを一緒に感じた。

「またこんなことに……」

 核心には触れない。表情からはただ事でないのが分かる。

「……何があった」
「…………」

 竜崎の腕が俺から離れた。はっきりと、視線も外された。その顔はいくらか俯きがちに。

「政深会……。聞いたことあるか」
「せい……?」

 たぶん。たぶん、あった。俺が知っているそれで正しいのなら、耳にしたことなら、もちろんある。
 ニュースとか、ネットとか、本屋に並べてある書籍とか雑誌とか。そういうので名前を見聞きする程度だが、この国で生まれ育った人間ならきっとみんな知っている。

 いわゆる、反社会的勢力。日本で最大の勢力を誇る広域暴力団の名だ。傘下には数多くの団体を持ち、広範なネットワークであらゆる方面と繋がっている。そうらしい。どこまでが本当でどこまでがデマかその詳細は分からなくても、噂レベルの情報ならば一般社会にも降りてくる。
 その組織の名前を竜崎は言った。そして深く、溜め息を。

「……政深会若頭……六代目竜崎組組長、竜崎義道。それが俺の親父だ」

 諦めたような竜崎の言葉が、この鼓膜を小さく揺らした。それ以外はしんと静まり返っている。
 何も言えず立ち尽くす。そんな俺の前で竜崎は、どこをともなく睨みつけながらひどく辛辣に吐き捨てた。

「くだらねえ商売だよ。クソダセェ。ヤクザなんか名乗ったところで今どきなんにもならねえってのに、それをあいつは分かろうともしない」

 口調と物言いに軽蔑を表し、その手元では堪えるように拳をギリッと握りしめた。それを見た。
 竜崎組、と言うからには。その名称が意味するところは一つしかないだろう。代替わりがどう行われるのか俺には見当もつかない世界だが、こいつは、そういう所で生まれた。それを心底、毛嫌いしている。いや、おそらくは、憎んでる。

「ガキの頃からあの家が嫌だった。だから全部捨ててきた。でも結局は何も変わらない。普通の生き方ってやつが……俺にはどうしてもできなかった」
「…………」

 普通、というその意味は、定義によっていくらでも変わる。捉え方によりその範囲はいくらでも変化する。
 この男の言う普通とは、本当になんでもない事のはずだ。誰も持っていないものを持っているせいで、誰もができる事をできずにいる。そういう意味だ。それが今分かった。

「……お前を見て、逃げてった奴らがいたのは……」
「ああ……そうだな。この名前があったからだ。あいつらは同業とは違ぇが、竜崎の倅がどんな顔してんのか知ってる奴もいない訳じゃない」
「……お前も実家と関わってんのか」

 ただ、家がそうだと言うだけで。親の稼業がヤクザってだけで。チンピラですらない不良連中にまで顔が知れるなんて、あり得るだろうか。
 竜崎の視線が上がり、俺の視線と交わった。今のその歪んだ顔つきは、どちらかと言うと、悲しげだ。

「…………そこから逃げてきた」

 俺の問いに明言はせず。それだけを一言。

「一番ダセぇのは俺だな」

 はっと、自嘲気味に笑った。その声も、作った表情も、痛々しいほどに、無理がある。

「黙ってて悪かった。信用されねえのも当然だ」
「…………」
「ごめん」

 悪いことをしたのはきっと、俺の方。でもこの男はそう言って謝る。
 聞かれたくはなかっただろう。言いたくもなかったはずだ。あれだけ堪えるような顔をして、話さなければならないことだった。

「こんなしょうもねえ素性だから、知らねえなら知らねえでその方がいい。でも、そうだよな……気づいてたか?」
「……それに近いとこに、いるんじゃねえかって」

 まさか本物の極道が実家だと言われるとは思っていなかったけど、こいつには初めから違和感しかなかった。何がとは断言し難いが、この男の言うような普通とは、確実に。まったく、かけ離れていた。
 ミオだってそう。あそこもおかしな店だ。明らかに怪我を負っている男が二階から降りてくるのを見た。負傷者が店内にいたところで気にする客なんて一人もいない。そもそもそういう店なのだろう。あの雑誌を竜崎に渡したのも、コンビニから帰った昭仁さんだった。

 俺は踏み込んだことのない場所。この国にいる大半の人間が知らないまま過ごす世界。
 竜崎の話を聞いていれば、こいつがそこに肯定的な感情を持っていないのは明らか。でなければ家を捨てはしないだろう。家を飛び出してきた奴は、その家を憎んでいる人間でもある。






 そこから竜崎についてきて、やって来たのはこの男の部屋。ここに入るのはこれで二回目。今夜は自らの意思でついてきた。
 前回と変わらず殺風景で生活感のない部屋の中、背の低いテーブルの上で竜崎がさっきの雑誌を開いた。
 両開きで見せられたのはとある記事。大きく書かれた見出しの文字と、遠慮もクソもなく貼られた写真。モノトーンのそれは不鮮明だが、顔をしかめるには十分だった。

「三流雑誌とは言われてるけどな、誰もまともに読まないからこそこういう場所に載る真実もある。情報の種類によってはどこよりも正確だ」

 竜崎の言葉を耳にしながら、視覚からその情報を受け取る。
 バラされた組員。内輪揉めか。誠新会の内部抗争。そんな字面が目に入ってきた。
 穏やかではない文章と共に目を引くのがこの写真。本当によくもこれで、販売停止やら権利侵害やら何やらで倒れずに生き残っていられる。
 思わずそう言いたくなるような、惨たらしい死体が写されていた。白黒とは言えその光景にボカシはほぼ入っていない。そもそもどうやってこれを撮ったのか。コンビニから成人誌が消えていくような時代にこんなものが一般に出ているなんて。

 写真の中の死体に顔はなかった。顔面で個人を特定できそうな状態ではとてもない。
 顔だけじゃない。全身だ。めった刺しより、もっと酷い。現実には見たこともないような惨劇がそこにはあった。
 記事に目を通してみれば、直接の死因は腹部に放たれた一発の銃弾らしい。刺し傷がどの時点でつけられたかまでは書いていないため定かではないが、いずれにせよ惨い事態だ。

 名誉棄損とかプライバシーの侵害とか出版差し止め請求だとか、ここの会社が過去に起こされてきた裁判や争い事は数多い。現在も係争中の案件がいくつもあると何かで聞いたこともある。
 そりゃそうだろう。これを見れば分かる。表現の自由を盾にしたとしても倫理的な限度を大いに超えている。
 俺が顔をしかめるのを見て、竜崎はページを静かに閉じた。テーブルから床に下げ、疲れたように小さく落とされたのはまたしても溜め息だ。

「まだはっきりした訳じゃねえが、やられたのはウチの組の奴だと思う」

 ウチの組。そうか。そういう言い方を、するんだな。こいつは。

「大体の状況はお前も分かってんのか……?」
「……これは見せしめだ。少し前から変な動きが出てるってのは俺も聞いてた。昭仁さんからの情報で」
「昭仁さんも……」
「いいや。あの人はこっちの人間じゃねえよ。ただそこでの生き方は知ってる」
「…………」

 店の二階から降りてくる、見るからに堅気ではなさそうな男の姿を思い起こした。
 昭仁さんはあの男を、匿っていたのか、なんなのか。そういう話に精通しているということは、そういう所と多少なりとも繋がりを持っている人という事になる。
 半ば呆然とした心地のまま、床に置かれた雑誌の表紙に視線を落とした。目に映るのはごちゃごちゃとした大小さまざまなタイトルだけだが、この中に載っていた内容は、鮮明に刻み付けられている。

「さっきの写真のやつ……どこがやったのかも知ってるのか」
「多分な。滝川組ってとこだ」
「内部抗争って出てたよな。同じ系列、ってことだろ」
「頭目がうちと同じく政深会の直参だ。つっても前々から折り合いは良くなかった。大昔のヤクザがどうだったかは知らねえが、今じゃ仁義だなんだってのは所詮建前でしかない」
「……お前は大丈夫なのか」

 組がどうとか、どことどこがどう争っているとか、そんな話は俺には分からない。関係もない。無縁の世界でしかなかったが、目の前にいるこの男は違う。

「さあ。どうだろうな。分からない」
「…………」

 竜崎はただ、淡々と答えた。自分に危害が及ぶかもしれない。それを懸念する人間の喋り方では、少なくともないように思えた。

「どいつもこいつもカネカネと……。そんなクソくだらねえもんのためになんだってやるのがあの連中だ」

 諦観のような、疲弊したような。そんな喋り方の中にも、微かに殺気立ったものを感じる。

「ウチだって同じだった。この稼業が嫌で飛び出して来たってのに、あのクソ親父は未だに俺が戻ってくると信じてる」
「なんでそんな……」
「そういう家なんだよ昔から。跡目はたった一人の実子に何がなんでも継がせたいらしい。笑えるだろ」
「……笑えねえよ」

 ヤクザの息子とかヤクザの娘とか親類がその筋にいるとか、そういう人間なら一般社会にも普通にいる。けれど実の親が家と関わらないことを許さない場合、法律が親子の絶縁を認めていないこの国で、逃げるという選択肢以外にこの男に道があっただろうか。
 好きでそうなった訳ではないのに。こんなにも嫌悪を、表しているのに。こいつは諦めたように苦笑するだけ。

「俺だけならいい。生まれた家を恨むだけだ」

 実家を恨む事には慣れてる。そう付け足したこの男の、表情はどんどん辛気臭くなる。
 竜崎の零した溜め息は重い。音にはならない程度でも、目元も表情も全部がきつい。

「けどな……滝川はまともじゃない。ルールもクソもねえような奴らだ。あいつらがもし……」

 途中で止まった言葉と声と、一瞬だけ交わった視線。その深刻な表情によって、ここのところの竜崎の行動がストンと、急に腑に落ちた。
 何かを警戒しているようにも見えた。俺のバイト先にまで来るようになった。確認でもしに来るかのように。
 最近変わったことはないか。さっきも店で聞いてきたのは、つまりそういう事だったのだろう。実際こいつは、警戒していた。近頃の妙な態度にも納得がいく。

「お前が心配してんのは俺か……?」
「……不良連中と半グレどもの間ではずいぶん前から噂になってる」
「あのフザけたやつだろ。それなら俺も前に聞いた」

 どうやったらそんな話になるのか、竜崎のオンナだと。いつだったか七人組に絡まれた時に一人がそれを言っていた。それが事実でも真実でもなく単なるデマだったとしても、この男の身近な人間として認識される要因にはなる。
 竜崎は一度そこで黙った。無言から嫌でも読み取れてしまう感情がそこにあるから、それを肯定しないために詰め寄るような言い方で聞いた。

「さっき店でこの写真見て、お前何考えた」
「…………」
「ここから消えるとかクソみてえなこと言い出したらぶん殴るからな。俺を巻き込みたくねえなんて思ってんならなおさらだ」

 実家から逃げてきた。ならばまたどこへでも逃げられるはず。殺風景なこの部屋は、いつでも住処を変えられるようにするための準備だろう。
 俺のこの問いかけは核心をついたに違いない。竜崎は困ったように小さく笑った。こいつにはこういう顔も、腹が立つほど似合わない。

「じゃあ殴られねえと」
「……バカが」

 ぐいっと、竜崎の胸ぐらを掴んだ。されるがままのこいつは力ない。今なら簡単に殴れそうだ。
 頬にでも腹にでも一発ぶち込んでやろうかとも思ったが、抵抗の意思すらない奴を殴ったって何も楽しいことはない。

「来るどうかも分かんねえ相手にビビってんじゃねえよダセぇな」

 内側から静かにわき上がる。これは理不尽に対する憤りだ。どうしてこいつが、こんな顔をしなければならない。
 同情じゃない。そんなのとは違う。全てを仕方ないで済ませそうなこいつに、何よりも腹が立つ。

「本気だってのは嘘だったのか。俺に惚れてんだろ。言ったよな、お前。威勢がいいのは口だけかよ」
「…………」
「半端な奴は一番嫌いだ」

 バッと、胸ぐらから手を離した。乱雑に押しのければ竜崎は床に手をつき、何も言わない。
 こういうときに限って薄弱な様子で、気まずそうな顔ばかり見せる。余裕なあの態度も気には障るが、これに比べればよっぽどマシだ。

「お前の特技は人の事情もお構いなしに好き勝手やることだろ。今さらイイ子ぶってんじゃねえよ」

 散々勝手な真似をされた。俺の手を掴むのはいつもこいつだった。自分からすでに巻き込んでおいて、今になって逃げるのは許さない。

「黙って俺の前から消えてみろ。探し出してブチ殺すぞ」

 底知れない怖さがあると、ずっとそう思ってきたけど。
 どうやら俺の勘違いだった。今のこいつはこんなにも、情けなくて、弱々しい。

「おい。テメエに言ってんだよ、聞いてんのか。なんとか言えコラ」
「…………ごめん」

 思いつめたような声で、ようやく一言だけ返ってきた。

「……謝るくらいなら最初からそんなみっともねえこと言うんじゃねえバカ」
「ごめん……」
「…………」

 やけに素直に謝ってくる。そんな態度で来られたら、こっちもこれ以上は何も言えない。
 一瞬だけ沈黙が流れたが、竜崎の小さな笑い声が重苦しさを少し打ち消した。

「でもちょっと嬉しいかも」
「ああ、そうかよ。そりゃ残念だ」

 子供みたいだ。手のかかる男だ。うるさかったり、急に落ち込んでみたり。メンヘラ女より扱いにくい。

「言っとくけどな、勘違いはすんなよ。俺はただテメエのそのシケたツラが気に食わなかっただけだ」
「分かってる。ありがとな」
「…………」

 ホントに分かってんのかよこいつ。
 いつもの強気な態度もイラつくが、しおらしくされてもそれはそれで扱いに困る。何か一つでも構わないから普段と同じタイプの苛立ちの要因が転がっていないか見回した。
 するとこいつの右手に目がいった。いくらか腫れぼったい、真新しいその傷跡。

「おい……」

 竜崎の右腕を掴んだ。ちょうど傷のところに当たるように、ベッドの直角な木の部分めがけて勢いよく打ち付けた。ガンッと。

「ぃッ……ったぁ…………え、なんで?」

 痛みよりも驚愕が勝ったらしくてポカンと間の抜けた竜崎の顔。予想外だろう。せいぜい苦しめ。

「お前にも痛覚があるようで安心した」
「何言ってんの。そりゃあるよ」

 手を押さえる竜崎を残して一人さっさと玄関に向かう。呆然と座り込んでいる男を、ちらりと軽く振り返った。

「じゃあな。勝手にくたばるなよ」

 最後にそれだけ投げかけて、外からバタンとドアを閉めた。そのまま足を進め夜道に紛れる。早いところ家に帰って熱めのシャワーを頭から浴びたい。

 わだかまりでしかない疑問が解けた。竜崎恭介の素性を知った。驚かされはしたけれど、それがなんだって感じでもある。
 あいつはあいつだとクサいセリフを吐くつもりは毛頭ないが、生まれた家がどうあれ今まで俺が見てきた顔もまた真実であるはず。バカでアホで、クソ迷惑な、しょうもねえ野郎だってことを俺はもう知っている。
 それでいい。あいつにはその方が似合っている。明日の夜もまたミオに行って、俺をイラつかせるのがあいつだ。
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