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100.意気地なしの逃走Ⅰ
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「今度はうちに来てくださいとか言ってたのは誰だよ」
「……すみません」
「あの時はカッコつけたが正直かなり嬉しかった」
「ごめんなさい……」
「なのに今は死ぬほど悲しい」
「ほんともうそれは……本当にすみません」
「生ガーくん見られると思ってた。この年になってどんぐり拾い集める妄想までした」
「はい……すみません」
「いつになったら予定聞かれるのかと思って実はウズウズしてたしな」
「申し訳ない……」
もう泣きそう。
さっきから瀬名さんが苛烈に責めてくる。俺はずっと平謝りに徹している。やれと言われれば土下座くらいできるだろう。それくらいに追い込まれた心地だ。実際に悪いことをしたのは俺だし。
「本当にごめんなさい……」
「手土産候補の選定も抜かりねえよ」
「そうですよね……すみません」
「ありとあらゆる予行演習も脳内でほぼ毎日繰り広げてた」
「……はい」
「それがなんでまた……」
「…………」
「……ショウくんと帰るなんてことになるんだ」
「…………すみません」
「意味が分からねえ」
春休みになったら瀬名さんと二人でうちの実家に行く。そのつもりだった。そのための予定を組むつもりでもいたが、本日、大幅な路線変更をした。
帰省の時期はワンシーズン前倒し。年明けに、ショウくんと帰ることになった。そうなるように俺がしてしまった。
「こんな仕打ちがあるか」
「本当に申し訳ないことを……」
「せめて納得のいくような経緯の説明くらいは欲しい」
「……はい」
そういう訳で俺は今、淡々と怒られている。
冬休みの時期ともなると瀬名さんは忙しいだろう。しかし春なら余裕がありそう。そのため春休みに実家に帰る予定を立てること自体は簡単だ。
簡単じゃないのは俺の脆弱な精神面。母さんにどう言って連絡するか。それをいつの時点で言うか。
実は会わせたい人がいるから一緒に連れて帰りたいんだけど。
無理だろ。こいつどうしたって思われる。そんな意味深な聞き方を一体誰ができようか。
暇さえあれば悶々と悩んでいた。実家にその連絡を入れるにしても、まずは瀬名さんに予定を聞かねば。けれども一度聞いてしまったら、そこからはもう後には引けない。
色々と考え抜いた。春の予定を聞いたらそれだけで瀬名さんはきっと喜んでくれる。喜んでくれたこの人を連れて実家に戻ったその時の、家族のリアクションも考えた。
胃が重い。ご飯は入るが。ショウくんから連絡が来たのはそんな頃。
次の週末にメシでもどうだ。何も考えずにオッケーした。
「そういやお前、帰省の予定は?」
今から三時間ほど前。マコトくんの家庭教師を終えた夕方過ぎ。ショウくんに連れて行ってもらったイタリアンレストランにて。
サーモンのクリームパスタとチーズのピザに囲まれながら、同郷の兄ちゃんにそんなことを聞かれてモリモリ食いつつそれを答えた。
「今度の春休みに行くよ。母さんにも帰るとだけ言ってある」
「そっか。春か」
「ショウくんは?」
「俺は年明けにでも」
お互いに夏の間中は一度も帰省しなかった。つい先日ショウくんには実家から電話が来たそうだ。
そういう話の流れで聞かれた予定であって、春に帰るつもりでいるにはいるが、この時点で肝心の瀬名さんにはまだ何も言っていなかった。
春ごろのスケジュールってどんな感じですか。切り出し方のシミュレーションなら何度もしつこい程に重ねた。空想するだけでいつも終わっている。あと一歩を踏み出すに踏み出せない。
次の一口になるクリームパスタをくるくるフォークに巻き付けた。グルグルになった麺を見下ろしながらまたしても悶々としかけたその時、ショウくんが何気なくそれを言った。
「まだ結構先だけど、予定が合いそうなら遥希も一緒にどうかと思って」
「え?」
「でもまあ、そうだよな。学生は春休みのが長いか」
「…………」
欲張ってパスタを巻き付けていた銀色のフォークがピタリと止まった。固まったまま頭に湧いてくる。
仮にだ。仮に、ではあるが。見ず知らずのサラリーマンじゃなくて地元出身者のショウくんと帰った場合、実家ではどんな反応になるだろう。
それをしばらく考えた。時間にしておそらく数秒。たった数秒であらゆることを一気に頭に巡らせて、フォークを止めたその動作のまま口だけをゆっくり動かした。
「……あのさ、ショウくん」
「うん?」
ショウくんと一緒に帰ったら。
どんな反応も何もない。同郷の兄ちゃんと帰省したとして、そこに不自然さは欠片もない。
「…………やっぱ俺も年明けに帰る」
そして三時間後の今に至る。
とどのつまり俺は逃げた。瀬名さんとの約束を反故にして。反故にされた側の瀬名さんはジットリした目で俺を見ている。
「こんなに悲しい」
「……すみません」
「がっかりだ」
「…………」
ショウくんとのメシを終え帰宅したら、瀬名さんは俺が作り置いていったカボチャの煮つけを食っていた。
食っている最中の大人に、しかも自分は外食のクセして人には適当な作り置きなんかを堂々と食わせておきながら、裏切りも甚だしいこんな話題を切り出すような真似なんてそう簡単にできるはずもなく、結局、三時間ほど経過してから言った。実はちょっとお話したい事が、と。
そんなことがあって現在、俺の居場所はまさしく地獄だ。
今度はうちに。確かに言った。しかしいざとなると怖気づいた。
男らしさはゼロパーセントだがショウくんにああ言われてつい、難しくない方に傾いてしまった。楽な方に。ショウくんとならば気軽に帰れる。
ショウくんと帰るよ。そう言って連絡すれば、母さんはあらそうと答えるだろう。
ショウくんと再会したことはうちの母さんも知っている。前にラヴィで一緒にメシを食った翌々週くらいだったか。母さんから電話がかかってきた。
「ショウくんって覚えてる?」
「ショウくん? ああ、本田さんとこの翔太郎くん?」
「そうそう。そのショウくんと会ったんだよ、こっちで。かなり近いとこ住んでた」
「へえ、そうなの。東京で働いてるとは聞いてたけど」
というやり取りののち、再会したその瞬間まで俺がショウくんを全く覚えていなかった事実に呆れ返っていた。あんたはなんでそんなボンヤリしてんのと。どうすればショウくんを忘れられるのと。
ガーくんの卵時代の時と同じく散々に貶されはしたものの、母さんにとっては時々俺の面倒を見てくれた男の子だ。本田さんちの翔太郎くんだ。ずいぶん長いこと会っていなかったとは言え信頼度はまあまあ高いはず。
胃が重くなる方から逃げ、気軽な方にすがってしまった。逃げ道に使うだなんてショウくんに対しても失礼だ。瀬名さんに至っては背信行為だ。目すら合わせられなくなったのも自業自得としか言いようがない。
裏切ってしまった。約束したのに。何をどう釈明しても申し訳が立つものではない。
「本当にすみません……」
「そもそもお前、年末年始はバイトするって言ってなかったか」
「年末までは、はい……そのつもりです。ショウくんは二日三日で行って帰ってくるって言うから……」
それに合わせて俺も予定組もうかと。言おうとした言葉は最後まで言えなかった。瀬名さんの目があまりにも氷点下なので。
「…………ショウくん、ショウくん、ショウくん、ショウくんと」
「や、そんなには言ってない……かと……」
「俺のことをキョウくんとは一向に呼ばねえくせに」
そこなんだ。
「一応聞くが、年明けに帰ってその年の春にもう一度帰省するのはダメなのか」
「それは……ちょっと……」
「なぜ」
「……休みのたびに帰るのも……それはそれで逆に、ウザがられそうっていうか……」
「…………」
「この前も来たのにまた来るのとか言われそうだし……」
「…………」
「帰省はやっぱ、夏休みか年末年始が定番かなって……思って……」
「…………」
「あの……」
「…………」
「……ごめんなさい」
「がっかりだ」
もうやだ泣きたい。
年明けにはショウくんと帰り、春には瀬名さんを連れて行く。ダメな理由なんて本当は何もない。また来るの、とは母さんならば本気で言いそうな気がしないでもないけど、少なくとも来るなとは言わないだろう。
俺がただ逃げただけだ。気楽な方に行っただけ。色んなものから逃げ出したせいで、瀬名さんにこんな事を言わせてる。
「経緯が分かっても納得はできない」
「……ごめんなさい」
「…………」
そうとしか言えない俺のせいで、こんな顔をさせている。
「……すみません」
「あの時はカッコつけたが正直かなり嬉しかった」
「ごめんなさい……」
「なのに今は死ぬほど悲しい」
「ほんともうそれは……本当にすみません」
「生ガーくん見られると思ってた。この年になってどんぐり拾い集める妄想までした」
「はい……すみません」
「いつになったら予定聞かれるのかと思って実はウズウズしてたしな」
「申し訳ない……」
もう泣きそう。
さっきから瀬名さんが苛烈に責めてくる。俺はずっと平謝りに徹している。やれと言われれば土下座くらいできるだろう。それくらいに追い込まれた心地だ。実際に悪いことをしたのは俺だし。
「本当にごめんなさい……」
「手土産候補の選定も抜かりねえよ」
「そうですよね……すみません」
「ありとあらゆる予行演習も脳内でほぼ毎日繰り広げてた」
「……はい」
「それがなんでまた……」
「…………」
「……ショウくんと帰るなんてことになるんだ」
「…………すみません」
「意味が分からねえ」
春休みになったら瀬名さんと二人でうちの実家に行く。そのつもりだった。そのための予定を組むつもりでもいたが、本日、大幅な路線変更をした。
帰省の時期はワンシーズン前倒し。年明けに、ショウくんと帰ることになった。そうなるように俺がしてしまった。
「こんな仕打ちがあるか」
「本当に申し訳ないことを……」
「せめて納得のいくような経緯の説明くらいは欲しい」
「……はい」
そういう訳で俺は今、淡々と怒られている。
冬休みの時期ともなると瀬名さんは忙しいだろう。しかし春なら余裕がありそう。そのため春休みに実家に帰る予定を立てること自体は簡単だ。
簡単じゃないのは俺の脆弱な精神面。母さんにどう言って連絡するか。それをいつの時点で言うか。
実は会わせたい人がいるから一緒に連れて帰りたいんだけど。
無理だろ。こいつどうしたって思われる。そんな意味深な聞き方を一体誰ができようか。
暇さえあれば悶々と悩んでいた。実家にその連絡を入れるにしても、まずは瀬名さんに予定を聞かねば。けれども一度聞いてしまったら、そこからはもう後には引けない。
色々と考え抜いた。春の予定を聞いたらそれだけで瀬名さんはきっと喜んでくれる。喜んでくれたこの人を連れて実家に戻ったその時の、家族のリアクションも考えた。
胃が重い。ご飯は入るが。ショウくんから連絡が来たのはそんな頃。
次の週末にメシでもどうだ。何も考えずにオッケーした。
「そういやお前、帰省の予定は?」
今から三時間ほど前。マコトくんの家庭教師を終えた夕方過ぎ。ショウくんに連れて行ってもらったイタリアンレストランにて。
サーモンのクリームパスタとチーズのピザに囲まれながら、同郷の兄ちゃんにそんなことを聞かれてモリモリ食いつつそれを答えた。
「今度の春休みに行くよ。母さんにも帰るとだけ言ってある」
「そっか。春か」
「ショウくんは?」
「俺は年明けにでも」
お互いに夏の間中は一度も帰省しなかった。つい先日ショウくんには実家から電話が来たそうだ。
そういう話の流れで聞かれた予定であって、春に帰るつもりでいるにはいるが、この時点で肝心の瀬名さんにはまだ何も言っていなかった。
春ごろのスケジュールってどんな感じですか。切り出し方のシミュレーションなら何度もしつこい程に重ねた。空想するだけでいつも終わっている。あと一歩を踏み出すに踏み出せない。
次の一口になるクリームパスタをくるくるフォークに巻き付けた。グルグルになった麺を見下ろしながらまたしても悶々としかけたその時、ショウくんが何気なくそれを言った。
「まだ結構先だけど、予定が合いそうなら遥希も一緒にどうかと思って」
「え?」
「でもまあ、そうだよな。学生は春休みのが長いか」
「…………」
欲張ってパスタを巻き付けていた銀色のフォークがピタリと止まった。固まったまま頭に湧いてくる。
仮にだ。仮に、ではあるが。見ず知らずのサラリーマンじゃなくて地元出身者のショウくんと帰った場合、実家ではどんな反応になるだろう。
それをしばらく考えた。時間にしておそらく数秒。たった数秒であらゆることを一気に頭に巡らせて、フォークを止めたその動作のまま口だけをゆっくり動かした。
「……あのさ、ショウくん」
「うん?」
ショウくんと一緒に帰ったら。
どんな反応も何もない。同郷の兄ちゃんと帰省したとして、そこに不自然さは欠片もない。
「…………やっぱ俺も年明けに帰る」
そして三時間後の今に至る。
とどのつまり俺は逃げた。瀬名さんとの約束を反故にして。反故にされた側の瀬名さんはジットリした目で俺を見ている。
「こんなに悲しい」
「……すみません」
「がっかりだ」
「…………」
ショウくんとのメシを終え帰宅したら、瀬名さんは俺が作り置いていったカボチャの煮つけを食っていた。
食っている最中の大人に、しかも自分は外食のクセして人には適当な作り置きなんかを堂々と食わせておきながら、裏切りも甚だしいこんな話題を切り出すような真似なんてそう簡単にできるはずもなく、結局、三時間ほど経過してから言った。実はちょっとお話したい事が、と。
そんなことがあって現在、俺の居場所はまさしく地獄だ。
今度はうちに。確かに言った。しかしいざとなると怖気づいた。
男らしさはゼロパーセントだがショウくんにああ言われてつい、難しくない方に傾いてしまった。楽な方に。ショウくんとならば気軽に帰れる。
ショウくんと帰るよ。そう言って連絡すれば、母さんはあらそうと答えるだろう。
ショウくんと再会したことはうちの母さんも知っている。前にラヴィで一緒にメシを食った翌々週くらいだったか。母さんから電話がかかってきた。
「ショウくんって覚えてる?」
「ショウくん? ああ、本田さんとこの翔太郎くん?」
「そうそう。そのショウくんと会ったんだよ、こっちで。かなり近いとこ住んでた」
「へえ、そうなの。東京で働いてるとは聞いてたけど」
というやり取りののち、再会したその瞬間まで俺がショウくんを全く覚えていなかった事実に呆れ返っていた。あんたはなんでそんなボンヤリしてんのと。どうすればショウくんを忘れられるのと。
ガーくんの卵時代の時と同じく散々に貶されはしたものの、母さんにとっては時々俺の面倒を見てくれた男の子だ。本田さんちの翔太郎くんだ。ずいぶん長いこと会っていなかったとは言え信頼度はまあまあ高いはず。
胃が重くなる方から逃げ、気軽な方にすがってしまった。逃げ道に使うだなんてショウくんに対しても失礼だ。瀬名さんに至っては背信行為だ。目すら合わせられなくなったのも自業自得としか言いようがない。
裏切ってしまった。約束したのに。何をどう釈明しても申し訳が立つものではない。
「本当にすみません……」
「そもそもお前、年末年始はバイトするって言ってなかったか」
「年末までは、はい……そのつもりです。ショウくんは二日三日で行って帰ってくるって言うから……」
それに合わせて俺も予定組もうかと。言おうとした言葉は最後まで言えなかった。瀬名さんの目があまりにも氷点下なので。
「…………ショウくん、ショウくん、ショウくん、ショウくんと」
「や、そんなには言ってない……かと……」
「俺のことをキョウくんとは一向に呼ばねえくせに」
そこなんだ。
「一応聞くが、年明けに帰ってその年の春にもう一度帰省するのはダメなのか」
「それは……ちょっと……」
「なぜ」
「……休みのたびに帰るのも……それはそれで逆に、ウザがられそうっていうか……」
「…………」
「この前も来たのにまた来るのとか言われそうだし……」
「…………」
「帰省はやっぱ、夏休みか年末年始が定番かなって……思って……」
「…………」
「あの……」
「…………」
「……ごめんなさい」
「がっかりだ」
もうやだ泣きたい。
年明けにはショウくんと帰り、春には瀬名さんを連れて行く。ダメな理由なんて本当は何もない。また来るの、とは母さんならば本気で言いそうな気がしないでもないけど、少なくとも来るなとは言わないだろう。
俺がただ逃げただけだ。気楽な方に行っただけ。色んなものから逃げ出したせいで、瀬名さんにこんな事を言わせてる。
「経緯が分かっても納得はできない」
「……ごめんなさい」
「…………」
そうとしか言えない俺のせいで、こんな顔をさせている。
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