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5.いちやくん
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「もーぉっ、美山さんめっちゃ謎じゃないですかぁ。訳アリな感じですかー?」
「まあまあ、いいじゃないですか。年寄りの身の上話なんて若い人にはつまらないでしょうよ。それよりもお兄さんはいい人の一人でもいないのですかい?」
すでに俺の前に散らばる徳利は五本ほど空になっている。酔いも程々を通り越し、訳も分からぬ状態のまま美山さんに絡み続けた。
美山さんが動じる気配はない。いつの間にやら女将さんから水の入ったグラスを受け取っていて、さり気なく俺の盃とグラスとを入れ替えたように見えた。けどまあ、いいや。なんか楽しい。飲んでいるこれが水か酒かもどうにも良く分からないし、喉がちょっと冷たくなるのが気持ち良くて勢いよくコクコクと流した。
「部屋で手料理こさえて待っていてくれるようなお相手がいるといいでしょう?」
「そーっすねえ。いいなあ彼女ほしいなあ。こんな料理作ってくれるコが彼女だったらマジで幸せでしょうけどぉ」
「おや。掴まれましたかな、胃袋を」
「ガッツリ掴まれてますー。男でもなんでもいいんでイチヤ君と結婚したい!」
食事の締めにと出してもらった鯛茶漬けも絶品だった。出汁が香る茶漬けを頬張り、その勢いに呑まれて更に酒は進み、結果としてこの現状がある訳なのだが俺は取り敢えず満足だ。
嫁に欲しい。いちや君。誰だか知らないけれど結婚したい。
一分に一度くらいずつイチヤくん嫁に欲しいと呟きながら、酒の匂いのしないグラスの中をどんどん飲み干していく。ぷはっと一気に酸素を取り込む。
「いちやくーん!」
会ったこともなければ見たこともない料理上手な男を思い浮かべては、その名前を連呼した。
「あらあら。すっかり落とされてしまったようですね」
「あれを呼んできてやってきてはどうですか」
「美山さん、そんなことしたら夢が壊れてしまいますよ。この方の中のいちや君はきっと可愛らしいお嬢さんでしょうから」
可愛いお嬢さんっぽい感じの男の人かな。絶対そうだ。文句の付けどころのない日本人好みの料理を真心こめて仕上げる純真な少女だ。
きっと髪なんて染めたこともないに決まっている。真っ直ぐな黒髪で。陶器みたいな肌。三歩後ろを付いて来るようなつつましくしとやかな女性。
延々と繰り広げられるぽやぽやとした妄想。俺の中のいちや君は純和風の大和撫子に仕上がっていた。
なぜ和風なのか。料理が和だからかな。あとはあの古物店に行ったからかな。あの人は完全に男だしスラっとしていたがタッパもあったけど、とんでもない美人だった。料理上手な美少女の姿に古物店店主の姿が重なる。
「いちやくーんッッッ……!」
「あらあらまあ。重症ですねえ」
「申し訳ない、私も浮かれて飲ませすぎてしまったようです。しかし困りましたな」
一晩中あれの妄想に縋らせる訳にもいかないでしょうに。そう言いった美山さんの声が耳にぼんやり入ってくる。その視線はちらりと奥の調理場へと向かっていた。
俺もそっちの方を見る。カウンター席に座りながら調理場の中を窺い見ることはできない。美山さんと半ベソの俺の視線につられてか、女将さんも横方向へと視線を向けた
「……呼びますか?」
「残酷ですがやむを得ません。現実を見て酔いから醒めてもらいましょう」
二人の声だけが耳に入ってくる。
カウンターの内と外、お互い顔を見合わせながら困り顔で笑みを零す二人の姿。それだけは見えた。見えたけどよく分からない。くたっとテーブルに身を預け、いちや君の妄想はいまだ継続中。
毎秒美化されていく虚像に思いを馳せる俺は虚しい生き物以外の何者でもない。心なしかこっちを見下ろす二対の目からは憐れみも感じる。
女将さんは意を決したように調理場へと向かっていった。それを見送り、美山さんはポンポンとこの肩を叩いてくる。
「お兄さんや、大丈夫ですかいな。ほらしっかりなさい」
「美山さんは分かってくれますかあっ? 仕事も金もないような情けない男だけどウマい飯作ってくれる彼女には憧れるんですよぉっ。逆に仕事も金もないんだから可愛い彼女くらい与えられたって罰は当たらないと思うんですッ!!」
よしよしと優しく俺を宥められる。それが引き金となったっぽい。目の前がジワッとかすむ。
「正直もう家帰って独りなのとかマジしんどい! 部屋ん中なんて暗いし寒いしカップ麺片手に毛布被ってると俺の人生なんなんだろうってすげえ情けなくなってきて……っなんで俺こんな悲惨なことになってんの!?」
「ほうほうほう。それはそれは」
「そういう時って母さんとかばあちゃんとかが作った料理が突然めっちゃ恋しくなったりするんすよ!」
「分かります分かります」
「そんな感じなんです、いちや君の料理もッ。疲れてんのも癒されるんですっ。見た目はこんな綺麗なのになんか懐かしい感じとかしちゃうんです! 高級感と素朴感が程よくマッチしてるって言うか!!」
「そうですかそうですか。あれにとっても最高の褒め言葉でしょうねえ」
律儀に相槌を打ってくれる。ポンポンと相変わらず優しい手つきで肩を叩いてくる。そんな美山さんの手に、僅かに顔を上げた先でヒシッとしがみ付いていた。
美山さんに宥められつつも、とうとうヒクリとしゃくりあげた。泣き酒ってやつだ。生まれて初めてかも。なんでだ。料理がこんなにおいしいからだ。
「ぅう……ひっ、く……ぁあー……いちやくーん!」
「はい。お呼びでしょうか」
叫び上げた俺の言葉に返したのは美山さんではなかった。
静かな声。淡々とした口調。冷静なその言葉は厨房の入口の方から聞こえてきた。辛うじてそれに気づき、よろよろと顔を上げた俺の目に飛び込んできたのは背の高い男性の姿。黒い髪と切れ長の目元が、印象的な人だった。
男性の隣に目を向ける。やや困った顔をしている女将さん。女将さんはそのまま俺たちのすぐ目の前まで戻り、一方の男性はカウンター扉から外に出て俺のすぐそばで足を止めた。
美山さんの手にしがみ付いていた俺は、ポカンとしながらも顔を上げ、ケツがずり落ちそうな椅子に腰かけたままその人と半端に向き合った。
「…………へ?」
調理場から出てきたこの男。その顔に、思いっきり見覚えがある。
「……なん、で」
「お客様が私をお呼びとのことで女将から伺いました。あなたでしたか」
「平賀さん……?」
「はい。先日はどうも」
その男は黒い髪に、涼やかな目元をした、和装で身形を整えている見目麗しい男。俺にとっては恩を受けたばかりの人物。古物店店主の、平賀一弥さん。その人だ。
数日前に会った時の着流しとはちょっと違っていた。今は作務衣に紺色の前掛けをしている。
「い……いちや君、って……」
「私ですが」
「…………」
イチヤ。いちや君。そうかあれはイチヤって、読むんだ。平賀一弥。あの時もらった名刺からてっきり、カズヤさんだとばかり。思って。
いちや。そうか。なるほど。いちや君か。古物店の店主たる彼が、なぜか小料理屋の調理場から出てきた。
パシパシとまばたきを繰り返しながら全力で思考を巡らせているうち、そのおかげかいささか酔いもさめた。醒めたというか、ちょっと飛んだ。
「この……料理……」
「すべて私が作ったものです。申し訳ありません。お口に合わなかったでしょうか」
とんでもない。言葉を発するのも忘れてブンブンと首を左右に振った。何も考えなどないままにその場でスクッと立ち上がっている。
余りに勢いづいた衝撃で椅子はガダンと後ろに倒れた。しかし気に留めている余裕はない。平賀さんと正面から向かい合い、両手でパシッとその手を取った。
「あのっ……俺……ッ」
「はい?」
「お、れ……」
握りしめたその両手は明らかに男の手だった。柔らかみのないその手にギュッと力を込めている。
結婚したいくらい美味いゴハンを作れるいちや君は、古物店の平賀一弥さんだった。
ぐらっと、突如としてブレた俺の視界。目の前が白く染まる。ぐるぐる回る。白いのに暗い。世界が回って気持ち悪い。
目に映るものはその時すでに脳まで届かなくなっていた。映像を情報として頭できちんと処理する工程がグラグラと崩れ落ちていく。全身からは重く力が抜けて、重いなと思ったときには、すでにもう何も分からない。
「あ……」
掴んだ平賀さんの手が、反対にこの手を握り返したような気がする。くずれていく体を支えるかのように。
けれどもその真偽を確かめる術はない。俺の意識はそこで完全に閉ざされ、白から黒へと変わる視界の中にゆっくりと浸かっていった。
「まあまあ、いいじゃないですか。年寄りの身の上話なんて若い人にはつまらないでしょうよ。それよりもお兄さんはいい人の一人でもいないのですかい?」
すでに俺の前に散らばる徳利は五本ほど空になっている。酔いも程々を通り越し、訳も分からぬ状態のまま美山さんに絡み続けた。
美山さんが動じる気配はない。いつの間にやら女将さんから水の入ったグラスを受け取っていて、さり気なく俺の盃とグラスとを入れ替えたように見えた。けどまあ、いいや。なんか楽しい。飲んでいるこれが水か酒かもどうにも良く分からないし、喉がちょっと冷たくなるのが気持ち良くて勢いよくコクコクと流した。
「部屋で手料理こさえて待っていてくれるようなお相手がいるといいでしょう?」
「そーっすねえ。いいなあ彼女ほしいなあ。こんな料理作ってくれるコが彼女だったらマジで幸せでしょうけどぉ」
「おや。掴まれましたかな、胃袋を」
「ガッツリ掴まれてますー。男でもなんでもいいんでイチヤ君と結婚したい!」
食事の締めにと出してもらった鯛茶漬けも絶品だった。出汁が香る茶漬けを頬張り、その勢いに呑まれて更に酒は進み、結果としてこの現状がある訳なのだが俺は取り敢えず満足だ。
嫁に欲しい。いちや君。誰だか知らないけれど結婚したい。
一分に一度くらいずつイチヤくん嫁に欲しいと呟きながら、酒の匂いのしないグラスの中をどんどん飲み干していく。ぷはっと一気に酸素を取り込む。
「いちやくーん!」
会ったこともなければ見たこともない料理上手な男を思い浮かべては、その名前を連呼した。
「あらあら。すっかり落とされてしまったようですね」
「あれを呼んできてやってきてはどうですか」
「美山さん、そんなことしたら夢が壊れてしまいますよ。この方の中のいちや君はきっと可愛らしいお嬢さんでしょうから」
可愛いお嬢さんっぽい感じの男の人かな。絶対そうだ。文句の付けどころのない日本人好みの料理を真心こめて仕上げる純真な少女だ。
きっと髪なんて染めたこともないに決まっている。真っ直ぐな黒髪で。陶器みたいな肌。三歩後ろを付いて来るようなつつましくしとやかな女性。
延々と繰り広げられるぽやぽやとした妄想。俺の中のいちや君は純和風の大和撫子に仕上がっていた。
なぜ和風なのか。料理が和だからかな。あとはあの古物店に行ったからかな。あの人は完全に男だしスラっとしていたがタッパもあったけど、とんでもない美人だった。料理上手な美少女の姿に古物店店主の姿が重なる。
「いちやくーんッッッ……!」
「あらあらまあ。重症ですねえ」
「申し訳ない、私も浮かれて飲ませすぎてしまったようです。しかし困りましたな」
一晩中あれの妄想に縋らせる訳にもいかないでしょうに。そう言いった美山さんの声が耳にぼんやり入ってくる。その視線はちらりと奥の調理場へと向かっていた。
俺もそっちの方を見る。カウンター席に座りながら調理場の中を窺い見ることはできない。美山さんと半ベソの俺の視線につられてか、女将さんも横方向へと視線を向けた
「……呼びますか?」
「残酷ですがやむを得ません。現実を見て酔いから醒めてもらいましょう」
二人の声だけが耳に入ってくる。
カウンターの内と外、お互い顔を見合わせながら困り顔で笑みを零す二人の姿。それだけは見えた。見えたけどよく分からない。くたっとテーブルに身を預け、いちや君の妄想はいまだ継続中。
毎秒美化されていく虚像に思いを馳せる俺は虚しい生き物以外の何者でもない。心なしかこっちを見下ろす二対の目からは憐れみも感じる。
女将さんは意を決したように調理場へと向かっていった。それを見送り、美山さんはポンポンとこの肩を叩いてくる。
「お兄さんや、大丈夫ですかいな。ほらしっかりなさい」
「美山さんは分かってくれますかあっ? 仕事も金もないような情けない男だけどウマい飯作ってくれる彼女には憧れるんですよぉっ。逆に仕事も金もないんだから可愛い彼女くらい与えられたって罰は当たらないと思うんですッ!!」
よしよしと優しく俺を宥められる。それが引き金となったっぽい。目の前がジワッとかすむ。
「正直もう家帰って独りなのとかマジしんどい! 部屋ん中なんて暗いし寒いしカップ麺片手に毛布被ってると俺の人生なんなんだろうってすげえ情けなくなってきて……っなんで俺こんな悲惨なことになってんの!?」
「ほうほうほう。それはそれは」
「そういう時って母さんとかばあちゃんとかが作った料理が突然めっちゃ恋しくなったりするんすよ!」
「分かります分かります」
「そんな感じなんです、いちや君の料理もッ。疲れてんのも癒されるんですっ。見た目はこんな綺麗なのになんか懐かしい感じとかしちゃうんです! 高級感と素朴感が程よくマッチしてるって言うか!!」
「そうですかそうですか。あれにとっても最高の褒め言葉でしょうねえ」
律儀に相槌を打ってくれる。ポンポンと相変わらず優しい手つきで肩を叩いてくる。そんな美山さんの手に、僅かに顔を上げた先でヒシッとしがみ付いていた。
美山さんに宥められつつも、とうとうヒクリとしゃくりあげた。泣き酒ってやつだ。生まれて初めてかも。なんでだ。料理がこんなにおいしいからだ。
「ぅう……ひっ、く……ぁあー……いちやくーん!」
「はい。お呼びでしょうか」
叫び上げた俺の言葉に返したのは美山さんではなかった。
静かな声。淡々とした口調。冷静なその言葉は厨房の入口の方から聞こえてきた。辛うじてそれに気づき、よろよろと顔を上げた俺の目に飛び込んできたのは背の高い男性の姿。黒い髪と切れ長の目元が、印象的な人だった。
男性の隣に目を向ける。やや困った顔をしている女将さん。女将さんはそのまま俺たちのすぐ目の前まで戻り、一方の男性はカウンター扉から外に出て俺のすぐそばで足を止めた。
美山さんの手にしがみ付いていた俺は、ポカンとしながらも顔を上げ、ケツがずり落ちそうな椅子に腰かけたままその人と半端に向き合った。
「…………へ?」
調理場から出てきたこの男。その顔に、思いっきり見覚えがある。
「……なん、で」
「お客様が私をお呼びとのことで女将から伺いました。あなたでしたか」
「平賀さん……?」
「はい。先日はどうも」
その男は黒い髪に、涼やかな目元をした、和装で身形を整えている見目麗しい男。俺にとっては恩を受けたばかりの人物。古物店店主の、平賀一弥さん。その人だ。
数日前に会った時の着流しとはちょっと違っていた。今は作務衣に紺色の前掛けをしている。
「い……いちや君、って……」
「私ですが」
「…………」
イチヤ。いちや君。そうかあれはイチヤって、読むんだ。平賀一弥。あの時もらった名刺からてっきり、カズヤさんだとばかり。思って。
いちや。そうか。なるほど。いちや君か。古物店の店主たる彼が、なぜか小料理屋の調理場から出てきた。
パシパシとまばたきを繰り返しながら全力で思考を巡らせているうち、そのおかげかいささか酔いもさめた。醒めたというか、ちょっと飛んだ。
「この……料理……」
「すべて私が作ったものです。申し訳ありません。お口に合わなかったでしょうか」
とんでもない。言葉を発するのも忘れてブンブンと首を左右に振った。何も考えなどないままにその場でスクッと立ち上がっている。
余りに勢いづいた衝撃で椅子はガダンと後ろに倒れた。しかし気に留めている余裕はない。平賀さんと正面から向かい合い、両手でパシッとその手を取った。
「あのっ……俺……ッ」
「はい?」
「お、れ……」
握りしめたその両手は明らかに男の手だった。柔らかみのないその手にギュッと力を込めている。
結婚したいくらい美味いゴハンを作れるいちや君は、古物店の平賀一弥さんだった。
ぐらっと、突如としてブレた俺の視界。目の前が白く染まる。ぐるぐる回る。白いのに暗い。世界が回って気持ち悪い。
目に映るものはその時すでに脳まで届かなくなっていた。映像を情報として頭できちんと処理する工程がグラグラと崩れ落ちていく。全身からは重く力が抜けて、重いなと思ったときには、すでにもう何も分からない。
「あ……」
掴んだ平賀さんの手が、反対にこの手を握り返したような気がする。くずれていく体を支えるかのように。
けれどもその真偽を確かめる術はない。俺の意識はそこで完全に閉ざされ、白から黒へと変わる視界の中にゆっくりと浸かっていった。
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