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第3章、俺達が出来る事。
第10話、深淵の闇での戦い!
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いよいよ深淵の闇へと入る為に、大森林との境界を目指し歩いている。
朝だと言うのにどんどんうす暗くなる景色。
深淵の闇のモンスターの強さを思うと、自然と身体にも力が入る。
マップを開き、警戒する俺を先頭に俺の横にはレツガが付き、その後ろにはリリム。
そしてリリムの肩にはハクヨウが乗りリリムのガードを万全にした。
そして機動力があるコウを最後尾にして薄暗い森を進んで行く。
俺のマッピングは『レベル7』半径1.5㎞までカバーする事が出来る、その端の方には反応が有るものの、今の所は直ぐにエンカウントしそうなモンスターの反応は無い。
「とりあえず、近くには反応が無い、このまま警戒をしながら進もう」
「分かったでゴザル」
「は、ハイ!」
『グアー!』(分かりました)
『ピーー!?』(え?ごはん!?)
無言でハクヨウに愛のムチをしながら森を進んだ。
暫くは、何事もなく進んでいたが、マップの端の方からもの凄いスピードで俺達に向かって真っ直ぐに進んでくる反応があった。
1㎞以上の距離があるのに数秒で来るだろう。
「皆!反応が1つ!来るぞ!!」
一斉に武器を構えて戦闘体制をとる。
コウとリリムは、前方を見つめレツガは即座に咆哮を発動出来る様に力を込める。
そしてハクヨウは『ピ、ピピピピ!』(アダダダダ!)
まだ愛のムチを受けていた。
突然の事で忘れてたし、何なら無駄に力が入ってハクヨウの頭からミシミシ音がしてる気がする。
ま、おかげで少し力が抜けたから良しとするか。
「距離100メートル!そろそろ見えてくるぞ!」
俺とリリム、ハクヨウの魔法が得意なメンバーはすぐに魔法を撃てる様に魔力を溜めていく。
コウはレツガの横に並び剣を構える。
コウはレツガの咆哮と共に飛び出し俺達はコウがモンスターに届く前に魔法をモンスターに放つ。
どんどん近付く音と振動が大きくなってくる。
「見えた!!」
見えてきたのはレツガの2倍はありそうな巨体のモンスターの影。
俺は「鑑定」を発動してモンスターを確認する!
___________________
【キングエイプ】レア度A♂50才
巨大な猿のモンスター
HP3500/3500
MP0/0
巨体にも関わらず、圧倒的なパワーはもちろん、かなりの俊敏さを併せ持つ。
魔法に弱い。
完全な物理特化型のモンスター。
___________________
「猿型のモンスターだ!力が強い上に素早いらしい!魔法に弱いみたいだから、魔法を放ちながら動きを見てコウとレツガは攻撃してくれ!!」
「おう!」「ハイ!」
『ピーーー』(そろそろ放して~ますたーイダダダダ)
おっと忘れてた(テヘペロ)
キングエイプが10メートル前にまで接近、そのタイミングで合図を出す。
「レツガ!今だ!」
『グゥオオオオオ!』(咆哮!)
一瞬、モンスターの動きが止まる。
「今だ!魔法を打ちまくれ!!」
俺とリリムとハクヨウで高レベルの魔法を放っていく。
ドドドドと凄まじい爆音と地面の振動と共に土埃が舞う。
3人で数十発の魔法を撃った。
土煙をハクヨウの風魔法で吹き飛ばす。
「油断するなよ!」
俺達は警戒しながらモンスターがいた場所を見つめる。
土埃が晴れ次第に見えてくる。
『グアアアアア!!』
そこには、傷を負いながらも土煙が無くなり見えてきた俺達を睨み咆哮をあげるキングエイプが血を流しながらも立っていた。
「コウ!レツガ!今だ!」
俺とコウ、レツガで近距離戦を仕掛ける。
それに合わせリリムとハクヨウが補助魔法と攻撃魔法で援護する。
キングエイプも最後の抵抗とばかりに巨大な棍棒の様な腕を振り反撃してくる。
当たれば少なくないダメージを受けそうな攻撃も大振りになり避けやすくなった。
俺達が攻撃を躱しながら、俺達の攻撃を加えていくとキングエイプの動きが鈍くなってきた。
それを見てレツガが体当りをしてキングエイプを吹き飛ばし後ろの大木に激突させて動きを完全に止めた。
トドメとばかりに俺とコウは飛び出し同時に剣を胸に刺す。
剣を抜き離れて様子を見ていると、キングエイプは前のめりで倒れて、そのまま光の粒となり消えていった。
大きく息をはく。
どうやらAクラスのモンスターだと、楽とまでは言わないが、まだ若干の余裕はありそうだけど、緊張の為か無駄に身体に力が入っていた事もあって、それなりに疲労感があった。
「1体でもここまで手数を必要とするとは……さすが深淵の闇のモンスターでゴザルな」
「良かった~倒せて……ホッとしました。皆さん怪我はありませんか?私が回復しますよ?」
皆を見ると大きな怪我もなくリリムも安心した様だ。
「1体でもこの強さだし、無理しないでマップを見ながら複数では無く、今の様に1体ずつ戦う様にしよう」
「ハイ!」「分かったでゴザル!」
『グア!』(マスター分かりました!)
『ピー、ピー!』(ごは…り、了解ですマスター!)
チッ!俺の殺気に気が付いたなアホウドリ!
暫く休憩をし索敵を再開した。
この森のモンスターの強さに気を引き締めなおし、再びモンスターを探しに行く。
魔族と戦える強さになるには、この森のモンスターを余裕をもって倒せる位にまで強くならないとダメだと思う。
それは皆も感じているだろう。
強くなる為に、そして守れる強さを手にいれる為に、何よりあのムカつく魔族のくそったれをぶっ飛ばす!
うん、何かヤる気が出てきた!
次だ次!
俺達は、次の相手を探し警戒しながら薄暗い森の中を進んでいった。
朝だと言うのにどんどんうす暗くなる景色。
深淵の闇のモンスターの強さを思うと、自然と身体にも力が入る。
マップを開き、警戒する俺を先頭に俺の横にはレツガが付き、その後ろにはリリム。
そしてリリムの肩にはハクヨウが乗りリリムのガードを万全にした。
そして機動力があるコウを最後尾にして薄暗い森を進んで行く。
俺のマッピングは『レベル7』半径1.5㎞までカバーする事が出来る、その端の方には反応が有るものの、今の所は直ぐにエンカウントしそうなモンスターの反応は無い。
「とりあえず、近くには反応が無い、このまま警戒をしながら進もう」
「分かったでゴザル」
「は、ハイ!」
『グアー!』(分かりました)
『ピーー!?』(え?ごはん!?)
無言でハクヨウに愛のムチをしながら森を進んだ。
暫くは、何事もなく進んでいたが、マップの端の方からもの凄いスピードで俺達に向かって真っ直ぐに進んでくる反応があった。
1㎞以上の距離があるのに数秒で来るだろう。
「皆!反応が1つ!来るぞ!!」
一斉に武器を構えて戦闘体制をとる。
コウとリリムは、前方を見つめレツガは即座に咆哮を発動出来る様に力を込める。
そしてハクヨウは『ピ、ピピピピ!』(アダダダダ!)
まだ愛のムチを受けていた。
突然の事で忘れてたし、何なら無駄に力が入ってハクヨウの頭からミシミシ音がしてる気がする。
ま、おかげで少し力が抜けたから良しとするか。
「距離100メートル!そろそろ見えてくるぞ!」
俺とリリム、ハクヨウの魔法が得意なメンバーはすぐに魔法を撃てる様に魔力を溜めていく。
コウはレツガの横に並び剣を構える。
コウはレツガの咆哮と共に飛び出し俺達はコウがモンスターに届く前に魔法をモンスターに放つ。
どんどん近付く音と振動が大きくなってくる。
「見えた!!」
見えてきたのはレツガの2倍はありそうな巨体のモンスターの影。
俺は「鑑定」を発動してモンスターを確認する!
___________________
【キングエイプ】レア度A♂50才
巨大な猿のモンスター
HP3500/3500
MP0/0
巨体にも関わらず、圧倒的なパワーはもちろん、かなりの俊敏さを併せ持つ。
魔法に弱い。
完全な物理特化型のモンスター。
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「猿型のモンスターだ!力が強い上に素早いらしい!魔法に弱いみたいだから、魔法を放ちながら動きを見てコウとレツガは攻撃してくれ!!」
「おう!」「ハイ!」
『ピーーー』(そろそろ放して~ますたーイダダダダ)
おっと忘れてた(テヘペロ)
キングエイプが10メートル前にまで接近、そのタイミングで合図を出す。
「レツガ!今だ!」
『グゥオオオオオ!』(咆哮!)
一瞬、モンスターの動きが止まる。
「今だ!魔法を打ちまくれ!!」
俺とリリムとハクヨウで高レベルの魔法を放っていく。
ドドドドと凄まじい爆音と地面の振動と共に土埃が舞う。
3人で数十発の魔法を撃った。
土煙をハクヨウの風魔法で吹き飛ばす。
「油断するなよ!」
俺達は警戒しながらモンスターがいた場所を見つめる。
土埃が晴れ次第に見えてくる。
『グアアアアア!!』
そこには、傷を負いながらも土煙が無くなり見えてきた俺達を睨み咆哮をあげるキングエイプが血を流しながらも立っていた。
「コウ!レツガ!今だ!」
俺とコウ、レツガで近距離戦を仕掛ける。
それに合わせリリムとハクヨウが補助魔法と攻撃魔法で援護する。
キングエイプも最後の抵抗とばかりに巨大な棍棒の様な腕を振り反撃してくる。
当たれば少なくないダメージを受けそうな攻撃も大振りになり避けやすくなった。
俺達が攻撃を躱しながら、俺達の攻撃を加えていくとキングエイプの動きが鈍くなってきた。
それを見てレツガが体当りをしてキングエイプを吹き飛ばし後ろの大木に激突させて動きを完全に止めた。
トドメとばかりに俺とコウは飛び出し同時に剣を胸に刺す。
剣を抜き離れて様子を見ていると、キングエイプは前のめりで倒れて、そのまま光の粒となり消えていった。
大きく息をはく。
どうやらAクラスのモンスターだと、楽とまでは言わないが、まだ若干の余裕はありそうだけど、緊張の為か無駄に身体に力が入っていた事もあって、それなりに疲労感があった。
「1体でもここまで手数を必要とするとは……さすが深淵の闇のモンスターでゴザルな」
「良かった~倒せて……ホッとしました。皆さん怪我はありませんか?私が回復しますよ?」
皆を見ると大きな怪我もなくリリムも安心した様だ。
「1体でもこの強さだし、無理しないでマップを見ながら複数では無く、今の様に1体ずつ戦う様にしよう」
「ハイ!」「分かったでゴザル!」
『グア!』(マスター分かりました!)
『ピー、ピー!』(ごは…り、了解ですマスター!)
チッ!俺の殺気に気が付いたなアホウドリ!
暫く休憩をし索敵を再開した。
この森のモンスターの強さに気を引き締めなおし、再びモンスターを探しに行く。
魔族と戦える強さになるには、この森のモンスターを余裕をもって倒せる位にまで強くならないとダメだと思う。
それは皆も感じているだろう。
強くなる為に、そして守れる強さを手にいれる為に、何よりあのムカつく魔族のくそったれをぶっ飛ばす!
うん、何かヤる気が出てきた!
次だ次!
俺達は、次の相手を探し警戒しながら薄暗い森の中を進んでいった。
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