異世界に転生したら?(改)

まさ

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第3章、俺達が出来る事。

第3話、魔族襲来!!

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俺達の旅は順調に続いていた。

次の町まで2~3日と言ったところだ。


レツガも戦闘を何度か経験し、俺達との連携にも慣れてきている。



ここで俺達【森林の伊吹】のステータスを紹介しておこう。





マサムネ


【森林の伊吹】パーティーリーダー


【テイマー】レベル5

HP1500/1500

MP2100/2100

【スキル】

・テイム、レベル5

・亜空間、レベル6

・身体強化、レベル6

・自動マッピング【レベル6】

・鑑定、レベル6

スキル習得率、スキル伸び率、魔法習得率、魔法伸び率、HP、MP、それぞれ3倍


【魔法】

【火魔法】レベル6

・ファイヤーボール(火の玉を飛ばす)

・ファイヤーアロー(火の矢を飛ばす)

・ファイヤーウォール(火の壁)

・ファイヤーボム(爆発する火の玉を飛ばし広範囲にダメージ)

・パワーブースト(力アップ)

・ファイヤーアローレイン(複数の火の矢を飛ばす)


【光魔法】レベル5

・ヒール(小回復)

・ホーリーアロー(光の矢を飛ばす)

・キュア(毒や麻痺等の状態異常回復)

・ホーリーサークル(光の円形の壁)

・エリアヒール(複数の仲間を小回復)





ハクヨウ

【マサムネの従魔】

HP500(+150)

MP1800(+200)

※()内の数値は、リンクの効果


【スキル】

・賢者の波動

・森林の加護

・リンク

【魔法】

【風魔法】レベル8

・ウィンドカッター(風の刃を飛ばす)

・アクセルウィンド(素早さアップ)

・ウィンドアロー(風の矢を飛ばす)

・ウィンドカッターワイド(幅広の風の刃を飛ばす)

・ボルテック(雷撃を飛ばす)

・トルネード(広範囲の強魔法攻撃)

・エンチャント(風or雷の属性を武器に付与する)

・サンダーストーム(雷を纏う巨大な竜巻)


【土魔法】レベル5

・アースショット(石の礫を飛ばす)

・アースウォール(土の壁を作る)

・アースハンマー(大きな岩を敵の頭上から落とす)

・アースヒール(継続で小回復する)

・アースクエイク(敵の足元を揺らしダメージ+足を止める)






コウ

【森林の伊吹】サブリーダー


【剣士レベル6】※レベルが上がる毎に剣での攻撃力アップ(1レベルで+15%)

HP730/730

MP120/120

【スキル】

・剣術、レベル7

・身体強化、レベル6

・騎士の心

【魔法】

【水魔法】レベル4

・ウォーターショット(水の玉を飛ばす)

・ウォーターアロー(水の矢を飛ばす)

・ウォーターカノン(巨大な水の玉を飛ばす)

・ウォーターフィールド(水を広範囲に撒き散らし水魔法の威力を上げる。効果25%アップ。また水に弱いモンスターの能力を少し下げる)





レツガ

【マサムネの従魔】

HP350/350(+200)

MP70/70(+50)

※()内の数値は、大地の祈りの効果

【スキル】

・大地の祈り

・耐える心

・咆哮

【魔法】

【土魔法】レベル2

・アースショット

・アースウォール







俺達の成長を感じながら、歩き続ける。


そして2日後、やっと町の姿が見えてきた。



だが俺達を待っていたのは考えもしない光景だった。


町の外周を囲む大きな石の壁、それが何ヵ所か壊されていて町の中が見えている。


それに門があった場所は大きな爆発の被害にあったのか、門の残骸は粉々に吹き飛んでいる。


まだそれほど時間が経っていないのか、まだ町のいたる所から煙が上がっている。

警戒しながら町に近付くと、何人もの人が倒れていた。

良く見ると、兵士や商人、人族や亜人族など多種多様に渡っている。

確認していないが、皆死んでるようだ。



「いったい何があったんだ?」


「これは酷いでゴザル………」


血や人の身体の一部と思われる物もあり、大量虐殺されたのだろうか、余りにも酷い状況だった。


「このシルファルと言う町は、ガーディッシュよりも人口が多く、活気溢れる町だとギルドマスターが言っていたでゴザル、それが何と言う……」


俺もコウも言葉を失い呆然とする。

ハクヨウとレツガは、その中でも周囲を警戒してくれていた。

その様子を見て俺は我に返る。


「とにかく誰かまだ生きている人が居るかも知れない、皆で探してみよう!」


「分かったでゴザル!」


『ピー!』(わかったー)


『グアー!』


俺とハクヨウ、コウとレツガ、二手に別れ捜索する事にした。

本当は纏まって捜索した方が安全なのかも知れないが、町は広大だ。


探す時間を考えると別れる事にした。



それからしばらく町を周り捜索していったが、生きている人はいなかった。

ただ破壊された家屋と人の一部が残るのみだった。


余りにも酷い有り様に込み上げてくるものがある。



それから暫くしてコウ達と合流した。


「どうだった?」


「駄目でゴザル、動く人の気配が全く無かったでゴザル」


「俺の方もだ、本当に何があったんだ?」


「モンスターの群れに襲われたのではゴザらんか?」


「たぶん違うと思う。モンスターの大群にに襲われたとしたら、モンスターの死体があるだろうし、何より家の原型が無い程に粉々に出来るとは思わない、それに門や城壁を見ると恐らく魔法の攻撃だと思う、そんな魔法を使うモンスターが何体もいたら世界はとっくに滅びてるんじゃないか?」


「確かに……そうでゴザルな」


「たぶん少ない数で、下手すれば単体の可能性もある」


「もう一度、町をまわってみよう。探し残しがあるかもしれない」



再び町に行こうと歩き出した時だった。

突然、凄まじいプレッシャーが俺達を襲った。


無意識に体が震え汗が吹き出してくる。


それは俺だけでは無かった。

俺以外のメンバーもそうで、全員が体を震わせ顔色が悪くなっている。


「こ、このプレッシャーは何だ!?こんなに濃い殺気、オークキングの時でもこんなに震えなかったぞ!」


「グゥ…これはモンスターの域を遥かに超えてるでゴザル!」


プレッシャーを感じる方向を見る。


その場所は破壊されず残った城壁の上だった。

見た目は人族に近かったが背中には羽が生え、頭には二本の角あり、そして肌は青白く俺達を見る目は血の様な紅に輝いていた。


「な!?あ、あれはまさか!」


コウがかなり動揺している。


「コウ!アレが何か分かるのか!?」


「あ、アレは恐らく…………魔族!」


コウは明らかに恐怖を感じていた。


「魔族!?もしかして町をこんな風にしたのは……」


「恐らく………」


今まで経験した事の無い程の圧倒的な存在感を出す存在、そして俺達を見ているだけで俺達に恐怖を感じさせる存在。

その存在は、俺達をただ見据えていた。



そして、この後の死闘を通じて感じるのである。





圧倒的な悪の力を。
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