異世界に転生したら?(改)

まさ

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第2章、夢の冒険者になりました。

第5話、天国はここにあった。

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拝啓。

女神オルフィーナ様、いかが御過ごしでしょうか。

異世界コッチでの生活もなれてきました。

毎日、新しい発見の連続で、楽しんでおります。


話は変わり。私は今、現在進行形で命の危機に瀕しております。

今日は、仲間と話し合い、疲れをとる為に休日にしたのでございます。

朝起きてハクヨウとコウが外に散歩に行った後の事でした………



ハクヨウ達を見送り、部屋でくつろいで居ましたのでございます。

部屋でゴロゴロするのも飽きてきたので、少し外に出て俺も散歩しようと思い立ち部屋のドアを開けた時でした………

どうやらコレットさんが、俺の部屋のドアをノックしようとしてたらしく、俺がドアを開けるタイミングが重なり、コレットさんがノックを空振りしてし、バランスを崩して前のめりに倒れてきたのでございます。

普通は空振りても倒れる事は無いと思いますが。

コレットさんは、前面に素晴らしいお胸…ゲフン。

重心が前の方にあるみたいですので、それが原因かもしれないです。


話を戻します。

アクシデントがありました。

私は、咄嗟にコレットさんを受け止めようと腕を出し、抱き抱え様と反応したのですが誤ってお胸様を触ってしまい、まずいと重い手を引いてしまったのです。

なにぶんイキナリのアクシデントだったので……ホントウニワザトジャナイ。


そして、手を引いた事でコレットさんが、またもやバランスを崩し倒れて来たのです。

ナンテコッタイ。

そして私は一瞬、後頭部に衝撃を感じ、時間にして数秒だったのですが意識を切り離したのでございますです。



まぁ直ぐに目を覚ましたけども。


~そして現在いま

意識を取り戻した私は、混乱したのでございます。

何故ならば!そう、何故ならば!!!

今の私は、どうやって入ったのかは分かりませんが、コレット様の上着の中にダイブ!しており目の前は暗闇なのですが、明らかに!ほぼ直で!巨大な双丘に挟まれ、まさに『ジャストフィト  ナウ』な状態なのです。

双丘の柔らかさ、そして温もり、更にほのかに漂う石鹸のかほり……

最初は暗闇で、どういう状況か分からなかったのですが。

まぁ、ね。あの感触で理解できました。

そう理解できてしまったのです。


その為、現在、我輩の脳内はショートしておりまして体が動かず硬直しておりますれば!


こうやって、余韻に浸る事しか出来ない状況!

そうなんです!『動かない』では無く『動けない』んです!!

うん!そう!これは不可抗力、仕方の無い事なんです!!

アア……ウゴケナイドウシヨウ……


体は硬直するしマイサンも硬ちょk……ゲフン。

とにかく現在、コレットさんが俺の上から避けてくれない限りは動けぬ。

下手に手を動かしたら……どうする事も出来ぬ!無念!

下手に動いたら『事故』から『犯罪』にかわる可能性が非常に高い。

我。ピンチ。助けて欲しくないけど、助けて(血涙)


…多少キャラがブレているのは、仕方無いと思い下さい。

でも、さすがに苦しくなって来ました。

なんたって、鼻も口も塞がれて余裕が無いので、あ、コレチョット、ホントに苦しい…………


フガフガもがく俺の動きに『ピクッ』と反応したり「んっ」とか「あん」とか声を出すのは止めてくださいコレットさん。


あ、ヤバイ。ガチで二度目の転生しそう。


TA-SU-KE-TE。


ああ。でも何か夢みたい。

色んな意味で気持ち良く……

これがヘヴン。天国なのですね。



それからすぐに俺の意識が無くなる寸前にコレットさんが立ち上がってくれたのでギリギリ女神に召されるのは回避されました。


クッ!ザンネn……ゲフン。


いやぁ~参りました、でも助かって良かったです。

良かったんですが、何故か残念無念の感情が強すぎて、目から汗が出てきます。



それから回復堪能した俺は、今度こそ外へ散歩にと向い歩きはじめるのでした。


その様子をいつの間にかコウとハクヨウが散歩から戻って来ていて、すべて見られてたから逃げた訳ではありません。




ウタガウノヨクナイ






こうして、疲れをとる為に休日にした一日を有意義にすごした俺でした。



~追伸、女神様~ 

素晴らしい休日をありがとうございました。

今日の出来事は、私の脳内メモリーに永久的に保存される事でしょう。

ヌフ。



何故か脳内に『不潔です。変態です』と言う罵倒が聞こえたのは気のせいでしょう。
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