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天狗の術と鬼の力
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とある町にやって来た三人は、初めて見る町と人の多さに驚かされます。しかし、皆生気は薄く痩せていました。
「チェッ、シケてやがる。美味そうな人間食い放題かと期待してみれば、どいつもこいつも今にもくたばりそうじゃねえか」と阿多醐が詰ります。
「皆獅子の所為じゃ。この分では、後半年もせん内に人は死に絶えるやもしれぬ」眞是守が憂いの眼で見つめます。
「へっ。……ん? どうした小僧? 元気が無えな、らしくねえぞ?」と阿多醐が有太に声を掛けます。
「……ん、大丈夫、ちょっと疲れただけ」有太は笑顔を作ってみせました。
「無理も有るまい。儂らと違って人間、しかも子供じゃ。歩き通しで殆ど何も口にしとらん、先ずは何か食わねばのう」と眞是守は有太を見て言います。
「じゃあとっとと食おうぜ。ここに来てからそこそこ美味そうな匂いが漂って来て……ん~~涎が出そうだ」阿多醐の顔がだらしなくニヤケます。
町には食事処が数件在り、料理の匂いを犬並みの嗅覚を持つ阿多醐が嗅ぎ付けたのです。すぐにでも駆け出し食事処に飛び込みそうな阿多醐を、眞是守が素早く窘めます。
「待たぬか! 人の町には守らねばならぬ決まりが有る。飯を食うたり物を手に入れるには、カネと言う物が必要なのじゃ」
「何だよカネって?」阿多醐が尋ねます。
「色んな品物と交換出来る専用の品じゃよ。人は何をするにもカネが要るのじゃ」と眞是守が説明しました。
「面倒臭え、欲しいもんは奪えばいいだろ」阿多醐が悪い顔をします。
「お前も獅子の様に、人に忌み嫌われ追い回されるか?」
「…………」
眞是守にそう言われ阿多醐は黙ってしまいました。しかし誰もお金は持っていません、さあどうやってお金を稼ぐのでしょう。
「ねえマゼ、天狗って色んな術使えるの?」と有太が尋ねます。
「ん~? 勿論じゃ。妖術、仙術、何でも出来るぞ」眞是守は得意げに答えます。
「じゃあ、それを観せてみたらどうかな?」
「儂の術を見世物にすると言うのか? むぅ……本来なら絶対に有り得ぬが、今は止むを得んか」眞是守は渋い顔で了承しました。
「アタゴは力持ちだよね?」有太は今度は阿多醐に尋ねます。
「当ったり前よ! 馬三頭と綱引きしたって負けねえからな」阿多醐は力瘤を作ってみせました。
「その凄いところを観せてやってよ」
「いいぜえ、へへへ」
有太の勧めで二人はその気になり、通りの端でそれぞれ持ち前の能力を使って芸の真似事を披露し始めました。眞是守は風を操り木の葉を舞い踊らせ、火の玉をお手玉の様に弄んでみせます。阿多醐は大岩を持ち上げたり、大の男三人と同時に腕相撲をしたりと怪力ぶりを見せ付けました。
二人の芸を観た人々は大変喜びましたが……集まった心付は思ったより少なく、皆がっかりしました。二人の芸はとても素晴らしかったのですが、人々はそれに報いるだけの銭も食べ物も持ってはいなかったのです。何人かはその事情を説明して詫び、人々は笑顔から一転申し訳無さそうにその場を離れて行きました。それでも食事をする分には足りたので、三人は一軒の料理店屋に入りました。久しぶりの真面な食事、眞是守と阿多醐にとっては珍しい人間の料理をゆっくり味わいます。
「二人共凄かったよ! みんな楽しんでた」
「じゃがのう……もっと稼げても良かったんじゃがなぁ」
有太は二人を元気付けますが、眞是守と阿多醐は悔しさと落ち込みからずっと浮かない顔をしています。
「アタゴも元気出して。あんなに力持ちだとは知らなかった、見直したよ」
「そ、そうか? まあ本気を出せばも~っと凄えからよ」阿多醐は煽てに乗って笑顔になりました。
「ほら、俺のもちょっとあげるよ」
有太は更に機嫌取りに、自分の大豆の煮物の小鉢を差し出しますが……阿多醐は顔が引き攣ります。
「ば、馬鹿! そんなもんこっちに寄せんな、さっさと食っちまえ!」
「どうしたの?」
大食らいの鬼である阿多醐ならきっと喜ぶだろうと思っていた有太は怪訝な顔をします。その様子を見て、眞是守は可笑しくて笑いながら説明します。
「ほっほっ、鬼は豆が嫌いなんじゃよ。よぉく覚えとけ? 懐に忍ばせておいて、旅が終わって此奴に喰われそうになったら投げ付けてやればよい」
「てめ、爺い! 余計な事教えんじゃねえよ!」
「ぶわははは!!」
怒る阿多醐と笑う眞是守……暫くその様子を眺めていた有太は、場を収めようと差し出した小鉢を手に取ります。
「心配しなくても豆を用意したりしないよ。獅子を退治したら俺を喰わせるって約束したもんね。俺は嘘を吐いた事も約束を破った事も無い、絶対に守るから……アタゴも頑張ってよね」
「お、おう。言われなくても、獅子はオレ様の手でキッチリ息の根を止めてやるぜ。だからお前はしっかり飯食って、もっと美味くなる様によ~く育っとけ」
どうにか腹を満たした三人は、もっとお金を稼ぐ方法と奏者を探す当てについて頭を悩ませました。一頻り町を回り、町外れで途方に暮れていると……
「あ、さっきのひとたちだぁ!」
小さな子供が駆けて来ます。それに付いて両親と思われる男女も歩いて来ます、どうやら町外れに住む家族の様です。
「さっきのすごかったよ、またみたい!」
「すみません。先程は素晴らしい芸を観せて頂いたのに、何もお出し出来る物が無くて……」母親は申し訳無さそうに頭を下げます。
「気にしないで、皆辛いのは分かってるから」有太は優しく宥めました。
「でも本当に良い芸だった。あれならお殿様も満足されるに違いない」と父親が言う。
「何の話じゃ?」眞是守が尋ねます。
「あれ? アンタらそれで来たんじゃないのかい? この国の殿様が沈んだ民を憂い、旅芸人を集めて城で宴会をするんだってさ。殿様のお気に召されたら褒美も貰えるらしいよ」と父親が説明します。
「それじゃ!」と眞是守が声を上げました。
家族を見送り、眞是守が二人に今後の案について説明します。
「今の話にあった宴会に出向けば、褒美を得ると同時に楽器を演奏する芸人も探せる……一石二鳥じゃ。城下町なら人もここより多くまだ活気も有ろう、重ねて奏者探しと見物料稼ぎも捗る……行かぬ手はあるまい?」
「俺は賛成だよ」有太はそう答えて阿多醐の顔を見上げ答えを待ちます。
「オレは考えるのは苦手だ、次に何するかはお前らに任せる」と阿多醐は答えました。
「決まりじゃな」
こうして三人は、城下を目指して長い街道を歩き始めたのでした。果たして、眞是守が言う様に都合良く路銀と奏者が得られるのでしょうか。
「チェッ、シケてやがる。美味そうな人間食い放題かと期待してみれば、どいつもこいつも今にもくたばりそうじゃねえか」と阿多醐が詰ります。
「皆獅子の所為じゃ。この分では、後半年もせん内に人は死に絶えるやもしれぬ」眞是守が憂いの眼で見つめます。
「へっ。……ん? どうした小僧? 元気が無えな、らしくねえぞ?」と阿多醐が有太に声を掛けます。
「……ん、大丈夫、ちょっと疲れただけ」有太は笑顔を作ってみせました。
「無理も有るまい。儂らと違って人間、しかも子供じゃ。歩き通しで殆ど何も口にしとらん、先ずは何か食わねばのう」と眞是守は有太を見て言います。
「じゃあとっとと食おうぜ。ここに来てからそこそこ美味そうな匂いが漂って来て……ん~~涎が出そうだ」阿多醐の顔がだらしなくニヤケます。
町には食事処が数件在り、料理の匂いを犬並みの嗅覚を持つ阿多醐が嗅ぎ付けたのです。すぐにでも駆け出し食事処に飛び込みそうな阿多醐を、眞是守が素早く窘めます。
「待たぬか! 人の町には守らねばならぬ決まりが有る。飯を食うたり物を手に入れるには、カネと言う物が必要なのじゃ」
「何だよカネって?」阿多醐が尋ねます。
「色んな品物と交換出来る専用の品じゃよ。人は何をするにもカネが要るのじゃ」と眞是守が説明しました。
「面倒臭え、欲しいもんは奪えばいいだろ」阿多醐が悪い顔をします。
「お前も獅子の様に、人に忌み嫌われ追い回されるか?」
「…………」
眞是守にそう言われ阿多醐は黙ってしまいました。しかし誰もお金は持っていません、さあどうやってお金を稼ぐのでしょう。
「ねえマゼ、天狗って色んな術使えるの?」と有太が尋ねます。
「ん~? 勿論じゃ。妖術、仙術、何でも出来るぞ」眞是守は得意げに答えます。
「じゃあ、それを観せてみたらどうかな?」
「儂の術を見世物にすると言うのか? むぅ……本来なら絶対に有り得ぬが、今は止むを得んか」眞是守は渋い顔で了承しました。
「アタゴは力持ちだよね?」有太は今度は阿多醐に尋ねます。
「当ったり前よ! 馬三頭と綱引きしたって負けねえからな」阿多醐は力瘤を作ってみせました。
「その凄いところを観せてやってよ」
「いいぜえ、へへへ」
有太の勧めで二人はその気になり、通りの端でそれぞれ持ち前の能力を使って芸の真似事を披露し始めました。眞是守は風を操り木の葉を舞い踊らせ、火の玉をお手玉の様に弄んでみせます。阿多醐は大岩を持ち上げたり、大の男三人と同時に腕相撲をしたりと怪力ぶりを見せ付けました。
二人の芸を観た人々は大変喜びましたが……集まった心付は思ったより少なく、皆がっかりしました。二人の芸はとても素晴らしかったのですが、人々はそれに報いるだけの銭も食べ物も持ってはいなかったのです。何人かはその事情を説明して詫び、人々は笑顔から一転申し訳無さそうにその場を離れて行きました。それでも食事をする分には足りたので、三人は一軒の料理店屋に入りました。久しぶりの真面な食事、眞是守と阿多醐にとっては珍しい人間の料理をゆっくり味わいます。
「二人共凄かったよ! みんな楽しんでた」
「じゃがのう……もっと稼げても良かったんじゃがなぁ」
有太は二人を元気付けますが、眞是守と阿多醐は悔しさと落ち込みからずっと浮かない顔をしています。
「アタゴも元気出して。あんなに力持ちだとは知らなかった、見直したよ」
「そ、そうか? まあ本気を出せばも~っと凄えからよ」阿多醐は煽てに乗って笑顔になりました。
「ほら、俺のもちょっとあげるよ」
有太は更に機嫌取りに、自分の大豆の煮物の小鉢を差し出しますが……阿多醐は顔が引き攣ります。
「ば、馬鹿! そんなもんこっちに寄せんな、さっさと食っちまえ!」
「どうしたの?」
大食らいの鬼である阿多醐ならきっと喜ぶだろうと思っていた有太は怪訝な顔をします。その様子を見て、眞是守は可笑しくて笑いながら説明します。
「ほっほっ、鬼は豆が嫌いなんじゃよ。よぉく覚えとけ? 懐に忍ばせておいて、旅が終わって此奴に喰われそうになったら投げ付けてやればよい」
「てめ、爺い! 余計な事教えんじゃねえよ!」
「ぶわははは!!」
怒る阿多醐と笑う眞是守……暫くその様子を眺めていた有太は、場を収めようと差し出した小鉢を手に取ります。
「心配しなくても豆を用意したりしないよ。獅子を退治したら俺を喰わせるって約束したもんね。俺は嘘を吐いた事も約束を破った事も無い、絶対に守るから……アタゴも頑張ってよね」
「お、おう。言われなくても、獅子はオレ様の手でキッチリ息の根を止めてやるぜ。だからお前はしっかり飯食って、もっと美味くなる様によ~く育っとけ」
どうにか腹を満たした三人は、もっとお金を稼ぐ方法と奏者を探す当てについて頭を悩ませました。一頻り町を回り、町外れで途方に暮れていると……
「あ、さっきのひとたちだぁ!」
小さな子供が駆けて来ます。それに付いて両親と思われる男女も歩いて来ます、どうやら町外れに住む家族の様です。
「さっきのすごかったよ、またみたい!」
「すみません。先程は素晴らしい芸を観せて頂いたのに、何もお出し出来る物が無くて……」母親は申し訳無さそうに頭を下げます。
「気にしないで、皆辛いのは分かってるから」有太は優しく宥めました。
「でも本当に良い芸だった。あれならお殿様も満足されるに違いない」と父親が言う。
「何の話じゃ?」眞是守が尋ねます。
「あれ? アンタらそれで来たんじゃないのかい? この国の殿様が沈んだ民を憂い、旅芸人を集めて城で宴会をするんだってさ。殿様のお気に召されたら褒美も貰えるらしいよ」と父親が説明します。
「それじゃ!」と眞是守が声を上げました。
家族を見送り、眞是守が二人に今後の案について説明します。
「今の話にあった宴会に出向けば、褒美を得ると同時に楽器を演奏する芸人も探せる……一石二鳥じゃ。城下町なら人もここより多くまだ活気も有ろう、重ねて奏者探しと見物料稼ぎも捗る……行かぬ手はあるまい?」
「俺は賛成だよ」有太はそう答えて阿多醐の顔を見上げ答えを待ちます。
「オレは考えるのは苦手だ、次に何するかはお前らに任せる」と阿多醐は答えました。
「決まりじゃな」
こうして三人は、城下を目指して長い街道を歩き始めたのでした。果たして、眞是守が言う様に都合良く路銀と奏者が得られるのでしょうか。
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