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二章設定 ルミナとその中に潜む者、及び関係者
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二章のルミナとその中に潜む者たち。及び関係者の設定
■ルミナ
二章主人公。一章の終わった次の日から二章が開始する。
ルミナという生命体のベースとなる存在。魂喰らいの魔物であり、その魔物の本質的には身体はいらないが、「魂喰らいの魔物によって成立した存在であるルミナ」という性質上身体がなければ行動することがほぼできない。要するに実質生身が本体。
現在はルーナの身体を奪いそのまま使用している。魔物としての力もルーナの力も未だ使い切れていない。両方とも脅威的な速度で覚えていっているが、そもそも覚えなければいけない知識や経験が膨大な量あるのでまだまだ時間がかかる。
驚異的な速度を例えるなら作中でも例えられたが「生後数日の赤ん坊のはずが小学生レベルに成長している」ほど。知識ベースにルーナや魂喰らいの魔物という教師役がいるような状態だがそれでも圧巻という他ない。
魔物として生まれて(=一章)まだ数日しか経っておらず、まだ赤ん坊のような状態。本来魂喰らいはレイスとして成り立った魔物がヵ月~年単位で魔力を吸収してから成る魔物である。言い換えると成長する期間があると言ってもいい。
ルミナにはそれがないため、成長する期間が必要となる。元が異世界人であるが故に魔力操作といった本来なら生まれた時点で使えるはずの技能すら未熟であり、従来の魂喰らいよりも時間がかかる。……のだが、ルーナの知識に「異世界」の概念があってしまったために逆に加速して成長している。
強さという意味では本編世界では最上位~下位に位置する。白兵戦でドワーフの軍で言うところの高位軍人の下の方くらいであり、その面ではまだ強くはない。
だが魔法を使えるというアドバンテージは全てをひっくり返すほどに強い。というかぶっちゃけゼルのせい。ゼルを通すと魔法を使えることで戦力がバグっており、ゼルを使えなければ高位軍人にも負けるし、なんなら正規軍レベルにも負ける。
ちなみに基準となる強さは↓こんな感じ
ラビット<<超えられない壁<<一般の人間<一般の亜人<下位の魔物(ゴブリンとか)<人間の正規軍=<一般の五大種族<中位の魔物(オーガとか)<五大種族の正規軍<人間の高位軍<超えられない壁=上位の魔物(ドラゴンとか、グレイオーガとか)<五大種族の高位軍<<災害を討伐できるものたち
ちなみに冒険者は魔物基準で上位~下位まで。
敵対するキグンマイマイによって成長する速度を更に上げ、少なくともキグンマイマイに魔力が吸収されなくなるほどまで成長した。
だがこれは吸収速度<成長速度になり、衰弱に進むはずの魔力回復が間に合うようになっただけの話であり、キグンマイマイに魔力の吸収はされていた。
町長マイマイとの戦いに敗れ一度マイマイに変質されたが、ルーナの手によって元の身体に再変質される。
ルミナの最も恐ろしいところはルミナの中に潜む者たちのベースとなっているところである。ベースであるため、ルミナの力を十全に使用しつつ、潜む者たちは力を行使することが可能である。
しかも潜む者たちが全員化け物揃いであるために、表に出てきたら最低でも災害を討伐できる程の強さを誇る。
今回で言えば、ルーナが力を行使している。ルーナは元々魔力操作が規格外であり、そこに魔力操作の成長速度が異常というルミナの性質が現れた結果、不完全な魔力量ながらも魔法二発を完全行使しなおかつ消える気配なしという異次元の結果を残した。
ルミナの中に潜む者たち
■ルーナ=アス
今回表に出てきた潜む者。実質主人公その二。死んだと思ったか?。死ぬわけがないだろう。
一章にてルミナにゼルを託し、その身体を譲った張本人。実はゼルを作った魔法の際に魂をゼルと身体の双方に移し、生きながらえていた。
ルミナの中では最も年長者であるため導くかのようにルミナの歩みを助ける。
が、キレやすいというのはそこまで変わってなかったりする。ルミナの邪魔したら殺すとか普通に言葉に出す。
しかも経験や知識がどえらく豊富であるためにルミナの障害を先んじて武力で回避するような真似をしたりする。今回で言えばミグアへの脅迫じみた真似がそれ。
可愛い妹を溺愛する姉が、妹を殴られそうになったシーンを見たからそいつぶち殺す、みたいなイメージのキャラ。元々はもう少し大人しいキャラクター性だった。
強さで言えば魂を二つに分けてルミナの中に潜んだために、本来より不完全なものになっている(=弱くなっている)。だがそれでもドワーフの高位軍人すら余裕で蹴り飛ばせるほどの強さは持っており、ゼルを使えば災害の討伐すら可能。
さらに今回のキグンマイマイとの戦闘ではルミナがベースとなっており、魔力操作が頭おかしい領域になっていた。
全く別の生物(マイマイ)に変質していても行動を可能にする等が良い例である。人が蟻になったらどう行動すればいいのか分からないだろうが、電気信号や五感感覚だけでそれを把握しているようなことをしていた。
さらにそれを魔法に使い、災害獣を用いた鎧ガイードの作成に星魔法をもう一発という本来できない領域の真似をおこなう。……本来ならゼルを作ったときに倒れたように、魔法はとんでもない魔力量を使用するが魔力操作を十全に行い最大効率でやれれば話は変わる、というのを今回やった。
効率とは?という話だが、魔法の行使には「魔力とそれ以外に同時使用する力が同等でなければいけない」という性質を持ち、これが恐ろしく難しい。なのだがゼルによる願いの行使で簡単に使えるようになっている。これを示して正規の方法とルーナは告げていた。
使用魔法
星魔法 アームズ・(名前)・エボルト
用意した素材を材料に魔法的な力を付与した道具を作成する魔法。本来なら「アームズ」だけであり後ろは付かない魔法である。
今回は意思を持った者を道具にするという都合上、名前を魔法に付けてイメージを固めた。その方法はエボルトという拡張方式なのでこの魔法名となった。
星魔法 コメット
一章でガイカルド相手にルミナが放った攻撃(魔法)と同じもの。ガイカルドを敵にする場合は一撃で外殻を破壊する必要があり、威力に特化させたが今回は範囲に広げている。本来の使い方は威力特化であり、威力を拡散させるという応用的な使い方になっているので一章程の威力はない。
だが周囲を地獄にするには十分過ぎる破壊力を持っており、今回はキグンマイマイの体内を破壊し尽した。
一章の設定閲覧解除
二章)ルミナの一部となっており、その内部に潜んでいた。秘められた力はルミナが危機的状況に陥った時、解放されることだろう。
■ガイード
一章でルミナに喰われた災害獣ガイカルド。喰われたが、元々瑠美の身体を喰っていたからなのか自然とルミナの中にいた。
一人称は「我」。
ルミナの手によりバングルにその死骸となった身体が収納され。ルミナの非常食になっていたがもう喰われたしいっかーくらいの軽い感覚でいる。
実は喰われた後ルミナの身体を奪おうと動いていたが、ルーナによって止められていた。どこかルーナと険悪なのはそのため。そして二章の最初の方でルーナが後半程行動できなかった理由。
ガイードがキグンマイマイに呑まれたと気づいたところ(ミグア交戦)でルーナとは和解。こいつら絶対ぶっ殺すという気性の荒さが同族だったのでルーナとの間の殺伐さはほぼ無くなった。
結果的にはキグンマイマイの戦闘の火蓋を切ることになった。ルミナが変質されてぶち切れて表に出、その特徴的な尻尾を展開する。かつてのガイカルドの馬鹿げた巨体が尻尾と球体に圧縮されているため、破壊されないモーニングスターみたいなことになっている。
しかも同様に潜んでいたルーナの魔法によって表に出されることになった。ガイード自身が「表に出た方がルミナの力になれる」と判断したからだったからであり、ルーナが出て行けとか言ったわけではない。
しかして表に出るにはルミナに喰われているため元の姿では不可能であり、別の姿をとる必要があった。そのための素体はバングルの中にあったためそれを半分以上使用。ルーナの魔法により「災竜黒鎧ガイード」となりルミナを守る鎧となって顕現する。
鎧と言っても動きやすさを優先しているので衣服である。ニーアの2Bのドレスのような姿をしており、ルーナが出ているときはルミナを守るために左目に眼帯をつく。
その最大たる特徴は災竜黒鎧ガイードは元の姿を圧縮し、竜の要素を大きく出した形状をしているところ。背中から竜がわしづかみするようにウェストのところを百足の足が掴んでおり、掴んでいる竜に翼と尻尾が生えている。
それらはルミナに連なる者であれば魔力を通せば使用が可能。
これらの付属するものをどの程度使えるかは魔力操作能力に依存する。ルーナは魔力操作能力が規格外なので全ての付属を出して戦闘できていたが、ルミナだけだと不可能。衣服という鎧を展開するというデフォルト機能がせいぜいである。
■ミグア
身長160cm。体重不明。年齢不詳。長い左耳と欠けた右耳、髪からはフェアリーの粉がチラリと見え、五大種族のクォーターのような姿をしている。
生身で存在しルミナの中にはいないが、ルミナに連なる関係者として新しく入ってきた。
五大種族のクォーターのような姿をしているが、その正体はマイマイの希少種。生態を荒らし、種族そのものを喰らう災厄の化けた身体そのものである。
マイマイの成長過程が特殊、成体となっても個体の身体をマイマイにしていないという二重の希少性は、マイマイでも初めての個体であり、キグンマイマイが保護していたほど。
だがマイマイであることに変わりはなかったため、キグンマイマイの支配下に落ちており。さらに契約で縛られていた。支配されていたためキグンマイマイ→町長からの命令を受けてルミナの殺害に赴く。が、失敗する。
そしてキグンマイマイの方向性が変わり、取り込もうという方針になったためルミナに接近。……したはいいが成長し続けるルミナがルーナの魔術を覚え始めていたために契約魔術でキグンマイマイの支配下から一部脱出することに成功する。これによって行動の支配から抜け出す。
さらにルミナに絆されルミナについていこうと考えるようになる。
支配はとぎれていなかったのでキグンマイマイに叛意を向けるのは不可能だった。が、ルミナに渡されて食べた肉……ガイードの魔力が込められたグレイオーガの肉は、ガイードがミグアを殺そうと魔力を仕込んだものだったが、結果的にこれが功を奏する。
ガイードの魔力は災害獣であり、ミグアには毒そのものである。色が綺麗に整ったパレットに黒の絵具をぶちまけるような真似であり、常人なら死ぬ。
助かったのは皮肉にもどんな種族にも対応できるマイマイであったが故である。そしてこれによりガイードの魔力に対しほんの少しの免疫を得る。
ルミナが変質させられガイードがキレた時にガイードのバングルに収納され、さらにガイードの魔力が投下される。
本来なら死ぬはずだったが、免疫が多少できていたこととキグンマイマイの体内から隔離されたために種族の特性が発動したことにより生存。マイマイはキグンマイマイという環境が非常に優しい環境に到達する以前は基本的に厳しい環境におり、環境適応能力が非常に高い。が、キグンマイマイ内部にいるとそれが機能しなくなる。無理やり外に出たため、環境変化に対応する機能が正常に起動するようになる。
だがガイードの中は毒の沼地のようなものであり、ミグアは死なないが回復もしないという状況に陥る。
ガイードの機能停止により外に出されたが、町長マイマイに取り込まれかける。
ルーナとの意識共有により自身をキグンマイマイの支配下から抜け出し、ガイードの魔力を自らのものと融合させた新しい存在として再誕。キグンマイマイの最期の一手となった。
ミグアの希少性がどこからきたのか
マイマイの例に漏れず、エルフとドワーフのハーフの幼児体に取り付く。しかしドワーフはマイマイ滅殺魔術を使うのでほぼすべての力を使って無理やり身体を森に移動させる。
そして長い耳の一部を魔物に喰われ、亜人扱いとなる。
成長した身体は亜人のコミュニティに所属しており、そこでミグアは目を覚ます。マイマイの例に漏れず、同族を喰おうとする。が、喰おうとしたものが既に死に体であり喰われるなら本望と告げられる。
これによりマイマイの本能が揺さぶられ、「喰われたいと言われた者だけを喰う」という偏執なマイマイになる。
そしてこの偏執により「喰った者の姿を消したくない」と考えるようになり、個体をマイマイの姿に変えずにいた。
■ルミナ
二章主人公。一章の終わった次の日から二章が開始する。
ルミナという生命体のベースとなる存在。魂喰らいの魔物であり、その魔物の本質的には身体はいらないが、「魂喰らいの魔物によって成立した存在であるルミナ」という性質上身体がなければ行動することがほぼできない。要するに実質生身が本体。
現在はルーナの身体を奪いそのまま使用している。魔物としての力もルーナの力も未だ使い切れていない。両方とも脅威的な速度で覚えていっているが、そもそも覚えなければいけない知識や経験が膨大な量あるのでまだまだ時間がかかる。
驚異的な速度を例えるなら作中でも例えられたが「生後数日の赤ん坊のはずが小学生レベルに成長している」ほど。知識ベースにルーナや魂喰らいの魔物という教師役がいるような状態だがそれでも圧巻という他ない。
魔物として生まれて(=一章)まだ数日しか経っておらず、まだ赤ん坊のような状態。本来魂喰らいはレイスとして成り立った魔物がヵ月~年単位で魔力を吸収してから成る魔物である。言い換えると成長する期間があると言ってもいい。
ルミナにはそれがないため、成長する期間が必要となる。元が異世界人であるが故に魔力操作といった本来なら生まれた時点で使えるはずの技能すら未熟であり、従来の魂喰らいよりも時間がかかる。……のだが、ルーナの知識に「異世界」の概念があってしまったために逆に加速して成長している。
強さという意味では本編世界では最上位~下位に位置する。白兵戦でドワーフの軍で言うところの高位軍人の下の方くらいであり、その面ではまだ強くはない。
だが魔法を使えるというアドバンテージは全てをひっくり返すほどに強い。というかぶっちゃけゼルのせい。ゼルを通すと魔法を使えることで戦力がバグっており、ゼルを使えなければ高位軍人にも負けるし、なんなら正規軍レベルにも負ける。
ちなみに基準となる強さは↓こんな感じ
ラビット<<超えられない壁<<一般の人間<一般の亜人<下位の魔物(ゴブリンとか)<人間の正規軍=<一般の五大種族<中位の魔物(オーガとか)<五大種族の正規軍<人間の高位軍<超えられない壁=上位の魔物(ドラゴンとか、グレイオーガとか)<五大種族の高位軍<<災害を討伐できるものたち
ちなみに冒険者は魔物基準で上位~下位まで。
敵対するキグンマイマイによって成長する速度を更に上げ、少なくともキグンマイマイに魔力が吸収されなくなるほどまで成長した。
だがこれは吸収速度<成長速度になり、衰弱に進むはずの魔力回復が間に合うようになっただけの話であり、キグンマイマイに魔力の吸収はされていた。
町長マイマイとの戦いに敗れ一度マイマイに変質されたが、ルーナの手によって元の身体に再変質される。
ルミナの最も恐ろしいところはルミナの中に潜む者たちのベースとなっているところである。ベースであるため、ルミナの力を十全に使用しつつ、潜む者たちは力を行使することが可能である。
しかも潜む者たちが全員化け物揃いであるために、表に出てきたら最低でも災害を討伐できる程の強さを誇る。
今回で言えば、ルーナが力を行使している。ルーナは元々魔力操作が規格外であり、そこに魔力操作の成長速度が異常というルミナの性質が現れた結果、不完全な魔力量ながらも魔法二発を完全行使しなおかつ消える気配なしという異次元の結果を残した。
ルミナの中に潜む者たち
■ルーナ=アス
今回表に出てきた潜む者。実質主人公その二。死んだと思ったか?。死ぬわけがないだろう。
一章にてルミナにゼルを託し、その身体を譲った張本人。実はゼルを作った魔法の際に魂をゼルと身体の双方に移し、生きながらえていた。
ルミナの中では最も年長者であるため導くかのようにルミナの歩みを助ける。
が、キレやすいというのはそこまで変わってなかったりする。ルミナの邪魔したら殺すとか普通に言葉に出す。
しかも経験や知識がどえらく豊富であるためにルミナの障害を先んじて武力で回避するような真似をしたりする。今回で言えばミグアへの脅迫じみた真似がそれ。
可愛い妹を溺愛する姉が、妹を殴られそうになったシーンを見たからそいつぶち殺す、みたいなイメージのキャラ。元々はもう少し大人しいキャラクター性だった。
強さで言えば魂を二つに分けてルミナの中に潜んだために、本来より不完全なものになっている(=弱くなっている)。だがそれでもドワーフの高位軍人すら余裕で蹴り飛ばせるほどの強さは持っており、ゼルを使えば災害の討伐すら可能。
さらに今回のキグンマイマイとの戦闘ではルミナがベースとなっており、魔力操作が頭おかしい領域になっていた。
全く別の生物(マイマイ)に変質していても行動を可能にする等が良い例である。人が蟻になったらどう行動すればいいのか分からないだろうが、電気信号や五感感覚だけでそれを把握しているようなことをしていた。
さらにそれを魔法に使い、災害獣を用いた鎧ガイードの作成に星魔法をもう一発という本来できない領域の真似をおこなう。……本来ならゼルを作ったときに倒れたように、魔法はとんでもない魔力量を使用するが魔力操作を十全に行い最大効率でやれれば話は変わる、というのを今回やった。
効率とは?という話だが、魔法の行使には「魔力とそれ以外に同時使用する力が同等でなければいけない」という性質を持ち、これが恐ろしく難しい。なのだがゼルによる願いの行使で簡単に使えるようになっている。これを示して正規の方法とルーナは告げていた。
使用魔法
星魔法 アームズ・(名前)・エボルト
用意した素材を材料に魔法的な力を付与した道具を作成する魔法。本来なら「アームズ」だけであり後ろは付かない魔法である。
今回は意思を持った者を道具にするという都合上、名前を魔法に付けてイメージを固めた。その方法はエボルトという拡張方式なのでこの魔法名となった。
星魔法 コメット
一章でガイカルド相手にルミナが放った攻撃(魔法)と同じもの。ガイカルドを敵にする場合は一撃で外殻を破壊する必要があり、威力に特化させたが今回は範囲に広げている。本来の使い方は威力特化であり、威力を拡散させるという応用的な使い方になっているので一章程の威力はない。
だが周囲を地獄にするには十分過ぎる破壊力を持っており、今回はキグンマイマイの体内を破壊し尽した。
一章の設定閲覧解除
二章)ルミナの一部となっており、その内部に潜んでいた。秘められた力はルミナが危機的状況に陥った時、解放されることだろう。
■ガイード
一章でルミナに喰われた災害獣ガイカルド。喰われたが、元々瑠美の身体を喰っていたからなのか自然とルミナの中にいた。
一人称は「我」。
ルミナの手によりバングルにその死骸となった身体が収納され。ルミナの非常食になっていたがもう喰われたしいっかーくらいの軽い感覚でいる。
実は喰われた後ルミナの身体を奪おうと動いていたが、ルーナによって止められていた。どこかルーナと険悪なのはそのため。そして二章の最初の方でルーナが後半程行動できなかった理由。
ガイードがキグンマイマイに呑まれたと気づいたところ(ミグア交戦)でルーナとは和解。こいつら絶対ぶっ殺すという気性の荒さが同族だったのでルーナとの間の殺伐さはほぼ無くなった。
結果的にはキグンマイマイの戦闘の火蓋を切ることになった。ルミナが変質されてぶち切れて表に出、その特徴的な尻尾を展開する。かつてのガイカルドの馬鹿げた巨体が尻尾と球体に圧縮されているため、破壊されないモーニングスターみたいなことになっている。
しかも同様に潜んでいたルーナの魔法によって表に出されることになった。ガイード自身が「表に出た方がルミナの力になれる」と判断したからだったからであり、ルーナが出て行けとか言ったわけではない。
しかして表に出るにはルミナに喰われているため元の姿では不可能であり、別の姿をとる必要があった。そのための素体はバングルの中にあったためそれを半分以上使用。ルーナの魔法により「災竜黒鎧ガイード」となりルミナを守る鎧となって顕現する。
鎧と言っても動きやすさを優先しているので衣服である。ニーアの2Bのドレスのような姿をしており、ルーナが出ているときはルミナを守るために左目に眼帯をつく。
その最大たる特徴は災竜黒鎧ガイードは元の姿を圧縮し、竜の要素を大きく出した形状をしているところ。背中から竜がわしづかみするようにウェストのところを百足の足が掴んでおり、掴んでいる竜に翼と尻尾が生えている。
それらはルミナに連なる者であれば魔力を通せば使用が可能。
これらの付属するものをどの程度使えるかは魔力操作能力に依存する。ルーナは魔力操作能力が規格外なので全ての付属を出して戦闘できていたが、ルミナだけだと不可能。衣服という鎧を展開するというデフォルト機能がせいぜいである。
■ミグア
身長160cm。体重不明。年齢不詳。長い左耳と欠けた右耳、髪からはフェアリーの粉がチラリと見え、五大種族のクォーターのような姿をしている。
生身で存在しルミナの中にはいないが、ルミナに連なる関係者として新しく入ってきた。
五大種族のクォーターのような姿をしているが、その正体はマイマイの希少種。生態を荒らし、種族そのものを喰らう災厄の化けた身体そのものである。
マイマイの成長過程が特殊、成体となっても個体の身体をマイマイにしていないという二重の希少性は、マイマイでも初めての個体であり、キグンマイマイが保護していたほど。
だがマイマイであることに変わりはなかったため、キグンマイマイの支配下に落ちており。さらに契約で縛られていた。支配されていたためキグンマイマイ→町長からの命令を受けてルミナの殺害に赴く。が、失敗する。
そしてキグンマイマイの方向性が変わり、取り込もうという方針になったためルミナに接近。……したはいいが成長し続けるルミナがルーナの魔術を覚え始めていたために契約魔術でキグンマイマイの支配下から一部脱出することに成功する。これによって行動の支配から抜け出す。
さらにルミナに絆されルミナについていこうと考えるようになる。
支配はとぎれていなかったのでキグンマイマイに叛意を向けるのは不可能だった。が、ルミナに渡されて食べた肉……ガイードの魔力が込められたグレイオーガの肉は、ガイードがミグアを殺そうと魔力を仕込んだものだったが、結果的にこれが功を奏する。
ガイードの魔力は災害獣であり、ミグアには毒そのものである。色が綺麗に整ったパレットに黒の絵具をぶちまけるような真似であり、常人なら死ぬ。
助かったのは皮肉にもどんな種族にも対応できるマイマイであったが故である。そしてこれによりガイードの魔力に対しほんの少しの免疫を得る。
ルミナが変質させられガイードがキレた時にガイードのバングルに収納され、さらにガイードの魔力が投下される。
本来なら死ぬはずだったが、免疫が多少できていたこととキグンマイマイの体内から隔離されたために種族の特性が発動したことにより生存。マイマイはキグンマイマイという環境が非常に優しい環境に到達する以前は基本的に厳しい環境におり、環境適応能力が非常に高い。が、キグンマイマイ内部にいるとそれが機能しなくなる。無理やり外に出たため、環境変化に対応する機能が正常に起動するようになる。
だがガイードの中は毒の沼地のようなものであり、ミグアは死なないが回復もしないという状況に陥る。
ガイードの機能停止により外に出されたが、町長マイマイに取り込まれかける。
ルーナとの意識共有により自身をキグンマイマイの支配下から抜け出し、ガイードの魔力を自らのものと融合させた新しい存在として再誕。キグンマイマイの最期の一手となった。
ミグアの希少性がどこからきたのか
マイマイの例に漏れず、エルフとドワーフのハーフの幼児体に取り付く。しかしドワーフはマイマイ滅殺魔術を使うのでほぼすべての力を使って無理やり身体を森に移動させる。
そして長い耳の一部を魔物に喰われ、亜人扱いとなる。
成長した身体は亜人のコミュニティに所属しており、そこでミグアは目を覚ます。マイマイの例に漏れず、同族を喰おうとする。が、喰おうとしたものが既に死に体であり喰われるなら本望と告げられる。
これによりマイマイの本能が揺さぶられ、「喰われたいと言われた者だけを喰う」という偏執なマイマイになる。
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