転生先は小説の‥…。

kei

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別視点

ジェフリーの、ジェフリーによる、色眼鏡な人物紹介

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少し遡って、まだガザが現れる前の話になります。
ギルガがジェフの後輩だと若に言われた後、ギルガに説明を始めたジェフの話。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

「‥‥‥お前の後輩です。ちゃんと世話をしなさい」


若からの指示で俺に期間限定の後輩ギルガが出来た。
若に好い様にあしらわれて一時的に部下扱いになったって。ぷぷ、しかも騙されてるってハイデから聞いた。若、ギルガの正体知ってた~

おかげで前から欲しかった後輩が。若、これって以心伝心~?

カッコイイ俺の先輩として最初のお仕事は、後輩ギルガにお嬢様に関わる人物の情報を伝える事だよね~。よぉ~し、ここは、カッコイイジェフリー先輩の㊙情報をタダで教えてあげよ~っと。



**お嬢様。

気安くお名前呼べないからお嬢様で。
レティエル・ザックバイヤーグラヤス様(旧)。公爵様の一人娘。
今は、帝国貴族ファーレン公爵様の養女(仮)になっちゃって、お名前もレティエル・ファル・ファーレン様。


≪はぇ? ギルガ何? 知ってるって? あっそっ≫


綺麗系の見た目に反して気さくで面白いお嬢様。
護衛騎士に護衛させてくれないお嬢様。
命狙われても、攫われても、怖がらない、ちょっとお嬢様っぽくないお嬢様。
高位貴族のお嬢様にしては猜疑心がない素直なお嬢様。
呑気で能天気なのも、お嬢様の良さ。
若の大切な大切なお嬢様。


≪ほぇ? お嬢様の能力を詳しく? それは~ちょー珍しい能力~!≫




**若は若。

公爵家の人からは「若君」「若様」って。でも「若」呼びは俺だけ! 
あ、勿論、ギルガは若君で!

ランバード・ザックバイヤーグラヤス様(旧)

次期公爵家当主の地位も暗殺事件の公表で、皆、ぽっくりを誤認しちゃった。
だから、若、後継から外されたよぉ あー残念~!
でも若的には渡りに船なわけ。
だってぇ~、大ぴらに帝国籍使えるでしょ~



≪えっ? もっと詳しく教えろって? えー、ど~しよう~かなぁ。むっ? 魔道具技師としての若のこと? むむむ、さては魔道具狙いだな?≫


ランバード・ファル・ファーレン様。

若、こっちの名で魔道具技師の登録されてるからね。帝国では有名人。
若くして才気溢れる天災‥‥ん、優秀な技師として皇帝へーかからお褒めの言葉もらってる~


≪むぃ? 良く知ってる? あ~じゃ、もう教えないよー≫





お嬢様、この国で生活するの、難しいと思う。
だって魔力持ちにアタリのキツイ国でしょ? 
魔力持ちってだけで狙われるし。お嬢様も俺達も危ないの。


≪ほぇ? 帝国人魔力持ちの誘拐事件と関係があるかって?≫

それを調べにギルガは王国に来たんでしょ? お嬢様の護衛を隠れ蓑に…
あっ、逆? どっちでもいーよ、若とお嬢様が無事なら~。


お嬢様を狙う犯人、まだ捕まってないでしょ? 安全性を考慮してファーレン家に身を寄せるのが一番って、カレンシア様が若に託したの。だからお嬢様の保護者は若だよぉ‥‥ギルガも命令があるの、わかるけど勝手なことしちゃダメだからね。




≪はぇ? お嬢様の護衛? ふーん、知りたい?≫


*ハイデ・・・薬物で出来ている。成分、毒多め。

*ミリヤ・・・筋肉で出来てる。成分、暴力沙汰多め。

*マリア・・・筋肉で出来てる。成分、凶暴性多め。


≪何~その顔~。少なーって思ってるでしょ~ いいのいいの少数精鋭だから≫

あっ、増員要請してるからそのうち増えるよ~、お嬢様の侍女が必要だって。



≪んにょ? 俺の? ギルガが? 言ってみて~≫


*ジェフリー・・・おふざけで出来ている。成分、不謹慎発言多め。

まったくもって、笑えないね!

それに大事な大事な肝心な情報が抜けてるー、ダメダメ。
俺は若の優秀な右腕! 前はもう一人エリックいたけど。



あとは~、ギルガ聞きたいことある~?



≪ひょ? この領地の領主? お嬢様との? 知ってるよね~≫


*クリスフォード・ラックスファル侯爵。

若は塵屑って呼んでる、ラックスファル領の領主。
お嬢様の元婚約者で第一王子殿下の地位から突き落とされた人。
お嬢様を陥れようとして逆に返り討ちに遭ったよ~馬鹿だよね~

領地に籠って大人しくしてたのに、ねー



あとは~?

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