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〔258〕【太子】と【膳部菩々美妃】は墓所である【磯長陵】に合葬された!
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『日本書紀』には、この時の人々の驚きと哀しみとを、こう表現している。
『諸王も、諸臣も、天下の民も皆、老者は愛児を失ったような悲しみに陥り、ものを食べてもその味がわからないほどであり、若者は慈父母に先立たれたような悲しみにとらわれ、泣き悲しむ声が行路に満ちた。』
『人々は何事も手につかず、今はもうこの世も終りであり、今日以降、誰を頼みにして生きようか、と嘆いた。』
『やがて、磯長の陵に埋葬され、四十九であった。』
磯長叡福寺が【太子】の廟所である。
建物の形や樹木の姿が、漢画の墨絵にあるような美しく静寂な寺である。
『諸王も、諸臣も、天下の民も皆、老者は愛児を失ったような悲しみに陥り、ものを食べてもその味がわからないほどであり、若者は慈父母に先立たれたような悲しみにとらわれ、泣き悲しむ声が行路に満ちた。』
『人々は何事も手につかず、今はもうこの世も終りであり、今日以降、誰を頼みにして生きようか、と嘆いた。』
『やがて、磯長の陵に埋葬され、四十九であった。』
磯長叡福寺が【太子】の廟所である。
建物の形や樹木の姿が、漢画の墨絵にあるような美しく静寂な寺である。
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