博学英才の【太子】と、【日御子】の超常能力を受け継いだ【刀自古姫御子】

古代雅之

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 〔207〕608年、【小野妹子】を正使とし、【難波雄成】を副使とする第三次遣隋使が派遣される《1》

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  608年、【裴世清】を送る際、再び【小野妹子】を正使とする第三次遣隋使が派遣された。

この使節団には、【裴世清】が倭国滞在中、接待役を務めた【難波雄成】が副使として抜擢されている。

同時に、【南淵請安】ら4人の留学僧、【高向玄理】ら留学生共に一般学修行のため、同使節団に同行することになった。


  この時代、【隋】に使節団を送った国は何十ヶ国もあるが、留学生や留学僧を送っている国は倭国だけである。

日本人の向上進取性の旺盛を語るものではあるが、つまるところ、これは【太子】の意志によるものだ。

この時代には、【太子】以外にこんなことを考え出す人はいなかったのである。


  また、この留学の人々は短きも十数年、長きは30年に渡り中国に留まって勉学し、帰国して各々、日本の進歩に役だった。

とりわけ【玄理】【請安】らは、後の【大化改新】の際、改新派のブレーンとして、有名になった。
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