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 〔184〕4世紀末、【高句麗】の【広開土大王(好太王)】、大型軍船に騎馬軍団を乗せ、【百済】【伽耶】【倭】軍を破る《4》

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  4世紀の【伽耶国】の国民総生産(GNP)は【高句麗】の2倍以上であるが、軍事力では大きく逆転されている。

つまり、現代の【韓国】と【北朝鮮】の縮図を見る思いである。

仮に、米国の核の傘のない【韓国】と【北朝鮮】が開戦すれば、敗れるのは【韓国】であろう。


  【高句麗軍】の御家芸たる『馬上弓射』!!

この『馬上弓射』の難しさは、弓矢を持ったまま乗馬した経験者にしかわからないであろう!

また、手綱を両手から離し、腰を浮かせて、両膝だけで馬を操る難しさは、乗馬経験者にしかわからないであろう!


  極寒の荒れ地で、生き抜くために、馬上弓射の訓練を続けて来た国の三千騎と、東洋一の貿易港を持ち、東洋二位の鉄鋼生産量を誇りながら、趣味の乗馬を楽しんで来た国の壱万騎が交戦すれば、勝敗は自ずと、明白である。

【高句麗王・タムドク】は、属国の【新羅】から泣きつかれただけで出馬したわけではなく、生涯を通じて勝算のない戦はしなかった男である。

製鉄所のない【高句麗】に、本格的な大規模製鉄所を造成するための南征である。

それが証拠に、【百済】では48城を抜いても、占領せず、素通りしただけで、【伽耶国】に入り、製鉄所のほとんどを破壊し、製鉄技術者のみ、多勢拉致して、帰国しているのである。
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