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第28章【倭国筑紫連合軍】は【難波】に上陸し、【倭国瀬戸内連合軍】は【紀伊半島】を大きく迂回して、伊勢湾に侵攻す!!
〔424〕【二代目・日御子】と目される【トヨ王家・トヨ姫】、既に戦闘の最中なるも、未だ【覚醒】せず!
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【二代目・日御子】と目される【トヨ王家・トヨ姫】は【トヨ国軍】に守られながらも、【王都・纒向】に入った。
既に、【トヨ国軍】が属する【筑紫連合軍】は、【王都・纒向】に侵攻し、矢が飛び交う戦闘中であった!
さりながら、未だに【トヨ姫】は【覚醒】していなかった!
【御勅使】の話では、戦闘で、心底危ない目に遭遇して、初めて【覚醒】すると云う!
・・・所謂、『九死に一生を得る』程の危険な目に遭わないと【覚醒】はしない、という事だろうか!?・・・
・・・そういえば、今日が13歳の誕生日だったなぁー・・・
・・・本来ならば,国元の館で、【誕生日の宴】をしている頃なのに・・・
などと、悠長に構えていた頃、【流れ矢】が上空高く、風にも乗って、大きな弧を描き、偶然にも【トヨ姫】に迫って来た!
「姫!!」
「危ない!!」
と、若手の家臣が、大声で叫び、【トヨ姫】に覆いかぶさって来た!
【姫】は、【流れ矢】とはいえ,上空高くから加速され、その家臣の背中から【心の臓】を貫いて初めて、気付いたのだった。
【姫】は、飛来して来る【矢】には全く気付かず、その家臣が胸から血を流して、目前で倒れるに至って、
・・・これが【戦争】と云うものなのか!・・・
・・・何と悲惨なものなのだろうか!・・・
これほどの、辛い思いをしても、なお【覚醒】には至らなかった。
既に、【トヨ国軍】が属する【筑紫連合軍】は、【王都・纒向】に侵攻し、矢が飛び交う戦闘中であった!
さりながら、未だに【トヨ姫】は【覚醒】していなかった!
【御勅使】の話では、戦闘で、心底危ない目に遭遇して、初めて【覚醒】すると云う!
・・・所謂、『九死に一生を得る』程の危険な目に遭わないと【覚醒】はしない、という事だろうか!?・・・
・・・そういえば、今日が13歳の誕生日だったなぁー・・・
・・・本来ならば,国元の館で、【誕生日の宴】をしている頃なのに・・・
などと、悠長に構えていた頃、【流れ矢】が上空高く、風にも乗って、大きな弧を描き、偶然にも【トヨ姫】に迫って来た!
「姫!!」
「危ない!!」
と、若手の家臣が、大声で叫び、【トヨ姫】に覆いかぶさって来た!
【姫】は、【流れ矢】とはいえ,上空高くから加速され、その家臣の背中から【心の臓】を貫いて初めて、気付いたのだった。
【姫】は、飛来して来る【矢】には全く気付かず、その家臣が胸から血を流して、目前で倒れるに至って、
・・・これが【戦争】と云うものなのか!・・・
・・・何と悲惨なものなのだろうか!・・・
これほどの、辛い思いをしても、なお【覚醒】には至らなかった。
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