倭国女王・日御子の波乱万丈の生涯

第２６章 【日御子】の【念動力】及び【予知能力】の減衰と、その陰で蠢く【野望と策謀】

〔３７４〕天上界には【日輪の女神】の魂魄は既に存在せず、【残留思念】が微かに残っていました！

　　【ルビナ妃】は再度、【遠隔言霊交信神技】の集中力を高めて、天上界に向けて、発信した！

心を清逸の上、【遠隔言霊交信】の感度を高めて、隈無く探すと、【残留思念】の微かな痕跡を見つけたのだった！

・・・妾ワラワ・・は・・既に、地上世界に・・輪廻転生した！・・・


　　早速、【ルビナ妃】は【日御子】に【言霊交信】を送った！

・・・義母上！わかりました！・・・
・・・【日輪の女神】の【残留思念】の微かな痕跡を発見しました！・・・
・・・それによりますと、『妾は既に、地上世界に【輪廻転生】した！』と、途切れ途切れに、極小さな声が繰り返し、聞こえまする・・・


・・・そうであったか！・・・
・・・おそらく、【２代目日御子】か、その側近に転生されたのであろう！・・・
・・・これで、私も、一安心じゃ！・・・