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第26章 【日御子】の【念動力】及び【予知能力】の減衰と、その陰で蠢く【野望と策謀】
〔361〕距離を表すのに、【魏国】では【里】が使われ、【倭国】では【陸路~日】【水路~日】として使われる!!
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一般に、距離を表すのに、古代中国では【~里】が使われ、【倭国】では【陸路~日】【水路~日】として使われていた。
【三国志】の【魏志東夷伝・倭人の条】では【魏国の使者】は【筑紫圏内】では、自分達が実際移動した距離を【~里】で表し、【筑紫以外の地】は、移動していないので、【倭国人】からの伝聞を下に【陸路~日】【海路~日】として、記されている。
実際、当初の予定として、【倭国の都】まで、是が非でも行かねばならない、としていたのは【倭国王】に【皇帝名代】として、【詔書・印綬】を拝受させるという儀式が重要なのであった。
それ故に、【魏国使節】にとって、【倭国王】自ら【筑紫の大率】まで出向いた、というのは二重の意味で有り難かったのである!
一つには、【皇帝名代】としての【使節】を【倭国の玄関・大率】まで、【倭国王】が出向き、出迎えたというのは【皇帝】の権威に、平伏したことに他ならない!
今一つは、【使節】自身の個人的な理由だが、【筑紫】から遥かに遠い【倭国の都】まで、苦労して出向かなくても、よくなったことである。
この時、【使節】が【謁見】したのが、【女王・日御子】ではなく、【女王補佐・キララ日御子】であったことなど、露程も疑わなかったのである!
この【替え玉・謁見】問題は、未来永劫、露見する事はなかった!!
【三国志】の【魏志東夷伝・倭人の条】では【魏国の使者】は【筑紫圏内】では、自分達が実際移動した距離を【~里】で表し、【筑紫以外の地】は、移動していないので、【倭国人】からの伝聞を下に【陸路~日】【海路~日】として、記されている。
実際、当初の予定として、【倭国の都】まで、是が非でも行かねばならない、としていたのは【倭国王】に【皇帝名代】として、【詔書・印綬】を拝受させるという儀式が重要なのであった。
それ故に、【魏国使節】にとって、【倭国王】自ら【筑紫の大率】まで出向いた、というのは二重の意味で有り難かったのである!
一つには、【皇帝名代】としての【使節】を【倭国の玄関・大率】まで、【倭国王】が出向き、出迎えたというのは【皇帝】の権威に、平伏したことに他ならない!
今一つは、【使節】自身の個人的な理由だが、【筑紫】から遥かに遠い【倭国の都】まで、苦労して出向かなくても、よくなったことである。
この時、【使節】が【謁見】したのが、【女王・日御子】ではなく、【女王補佐・キララ日御子】であったことなど、露程も疑わなかったのである!
この【替え玉・謁見】問題は、未来永劫、露見する事はなかった!!
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