倭国女王・日御子の波乱万丈の生涯

第２０章 【第２次タニハの戦い】において【ヤマト軍団】と【タニハ軍】が【クヌ国軍】に大敗す！！

〔２５０〕【クヌ国】の【キクチヒコ大将軍】、前回の敗戦から５年後、再び【タニハ国】に侵攻す！

　　【クヌ国】の【キクチヒコ大将軍】、前回の敗戦から５年後、再び【タニハ国】に侵攻して来た！

この【第２次タニハ侵攻戦】では【キクチヒコ大将軍】は【長弓・弓箭連隊３０００】を率いて来たのであった。


この【クヌ国軍】を初戦で迎え討ったのは【タニハ弓箭連隊１０００】であった！


されど、【キクチヒコ】は自軍を３隊に分け、倭国軍の援軍の到着前に【タニハ軍】を【包囲殲滅】の挙に出た！


【タニハ軍】は実に８００の死傷者を出して、【タケミヒコ総帥】の【ヤマト軍団２５００】が援軍として駆けつけた頃には【タニハ軍】は残り２００に満たなかった！



　　【弓箭隊】同士の戦いは、昔から、双方共【鶴翼の陣】で戦い始めるのが一般的ではあるが、【キクチヒコ】は、【ヤマト軍団】の【鶴翼の陣】に対して、５００人ずつ６隊に分け、【車掛かりの陣法】で、攻め立てた！


騎馬による【車掛かりの陣法】なら、後世の【上杉謙信】が最も得意とする【陣法】である！

それに対して、【キクチヒコ】は弓射による【車掛かりの陣】を見事なまでに駆使したのである。

弓射による【車掛かりの陣】とは、５００人の内、１００人が弓矢の射程圏内で矢を射たら、すぐに射程圏外に回り、別の１００人が射程圏内で矢を射るというように５交代で、連続して攻撃する、というものである。