倭国女王・日御子の波乱万丈の生涯

第１９章 【ヤマト軍団】の【タケミヒコ総帥】の【北部戦線】における叛乱鎮圧及び領土拡張戦！！

〔２３９〕【北越ヤマト国】の【叛乱軍】の【叛乱指導者達】は【旧・北越ツモ国】の残党共であった！！

　　【北越ヤマト国】の【叛乱軍・賊徒】は小人数の十数組に分散し、しかも横の連携が整然ととれており、【神出鬼没】であった。

昼間は逃げ隠れし、夜間は奇襲をかけては一斉に逃げ出し、追いかけると、【竹槍の落とし穴】【岩石崩し】【火攻め】【水攻め】等の【奇計】を駆使され、見事な【遊撃ゲリラ戦法】にて、散々な目にあったのである。

この１ヶ月で、【ヤマト軍団】の精兵８００を失ったのである！



　　【タケミヒコ】は事態の深刻化を危惧し、考えた。

・・・今は夏だが、すぐに秋となり、大雪の冬となる・・・
・・・このままでは、【地の利】【時の利】で不利となり、我が軍は壊滅状態となりかねない・・・
・・・ここは【地の利】に精通している者、【敵の罠】を仕掛けた者の【道案内】が必要だなァー・・・

「オーイ！」
「今までのこの国での戦闘で、捕らえた捕虜共全員、この場に連れて参れ！」

縛られた６人の捕虜全員が、この場に引っ立てられてきた。

「そなたらの【孫子の兵法】実に見事である！」
「我々【ヤマト軍団】は、冬になる前に、この地を離れなければならない。」
「その前に、そなたら捕虜全員を叩っ斬らねばならない！」
「さりながら、相談によっては、生かせておいてもよい！」
「それどころか、我々【ヤマト軍団】に入れてやってもよい！」