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第25章 【タニハ王家】の【レイカ大御所】の大往生と、【倭国丞相】にして【ヤマト国・国王】の【ヤマト】の崩御・昇天!
〔344〕「我が人生は『山有り、谷有り』なれど、我が【曾孫】が【倭国女王陛下】とは【金甌無欠】なり!!」
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【日御子】が【大御所】の【寝所】に入った時、【大御所】は眠っているかのように、意識が喪失していた。
「【大御所】!【日御子】が参りましたぞ!!」
「眼をお開け下され!」
【日御子】の声に刺激され、【大御所】は覚醒して、ゆっくりと両目を開けた。
「オオーッ!」
「孫の【ミアンカ】か!?」
「よく、戻って来た!!」
「【ミアンカ】の娘【ミカ】でありまする!」
「【女王陛下・日御子様】であられましたか!?」
「陛下の母御の夢を見ておりもうした!」
「こんな、むさい所に陛下の御来臨を賜り、恐悦至極でありまする!」
「何を仰る!【大御所】!」
「この【ミカ】は未来永劫、【大御所の曾孫】であり、【孫のミアンカの娘】に変わりござりませぬ!!」
「我が人生において、痛恨の極みは、娘の【シェリカ】と孫の【ミアンカ】を早死にさせてしまったことでありまする。」
「されど【ミアンカ】の分身として、【陛下】を残されたことは2人の【急死】を補って余りある喜びでした。」
「また、我が人生において、痛快の極みは、【陛下の神通力】で、生まれて初めて、空を飛んだことでありまする!」
「この婆は、現世において、もう何も思い残す事はござりませぬ!」
「このまま、【黄泉の国】を通って【地獄】に行こうと悔いはござりませぬ!」
「何を仰いますか!?」
「【大御所】は逝去後【魂魄】となりて、【天上】へと駆け上り【ミアンカの母上】や【シェリカの祖母上】同様、【日輪の女神】傘下の【八百万神々】の一員となるのです!」
【大御所】は【日御子】の【言霊】を聴きながら、眼を閉じ、微笑みながら、永眠したのである!!
「【大御所】!【日御子】が参りましたぞ!!」
「眼をお開け下され!」
【日御子】の声に刺激され、【大御所】は覚醒して、ゆっくりと両目を開けた。
「オオーッ!」
「孫の【ミアンカ】か!?」
「よく、戻って来た!!」
「【ミアンカ】の娘【ミカ】でありまする!」
「【女王陛下・日御子様】であられましたか!?」
「陛下の母御の夢を見ておりもうした!」
「こんな、むさい所に陛下の御来臨を賜り、恐悦至極でありまする!」
「何を仰る!【大御所】!」
「この【ミカ】は未来永劫、【大御所の曾孫】であり、【孫のミアンカの娘】に変わりござりませぬ!!」
「我が人生において、痛恨の極みは、娘の【シェリカ】と孫の【ミアンカ】を早死にさせてしまったことでありまする。」
「されど【ミアンカ】の分身として、【陛下】を残されたことは2人の【急死】を補って余りある喜びでした。」
「また、我が人生において、痛快の極みは、【陛下の神通力】で、生まれて初めて、空を飛んだことでありまする!」
「この婆は、現世において、もう何も思い残す事はござりませぬ!」
「このまま、【黄泉の国】を通って【地獄】に行こうと悔いはござりませぬ!」
「何を仰いますか!?」
「【大御所】は逝去後【魂魄】となりて、【天上】へと駆け上り【ミアンカの母上】や【シェリカの祖母上】同様、【日輪の女神】傘下の【八百万神々】の一員となるのです!」
【大御所】は【日御子】の【言霊】を聴きながら、眼を閉じ、微笑みながら、永眠したのである!!
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