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  第22章 【スミダヒコ王太子】は身命を賭して、奪われた【御神鏡】を1ヶ月以内に取り戻すと言明!!

 〔278〕【御神鏡】の威力・効用が全国に知れ渡り、各地の豪族が競って、手に入れようとする!

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  【御神鏡】による【疾疫(疫病)】の鎮静化が全国に知れ渡ると、各地の豪族が競って、手に入れようとするようになった!


なかでも、【タニハ国】は地震・暴風雨被害が甚大で、その復旧工事が、国内至る所で行われており、地方豪族の提供する労働力に対する代価として、従来なら、【宝玉】で支払われていたが、最近では【鏡】が代価として支払われているという!

【タニハ国】は地方の【神殿】の数は倭国随一を誇り、その祭壇に掲げてある【鏡】の数は百数十枚にもなり、たびたび盗まれていた。

特に【疾疫】の鎮静化の後は、その窃盗被害が急増していた。

モットも【タニハ王家】の【日御子マリカ】によると、

「何でも、聞くところによると、自宅の祭壇に【鏡】を掲げてあると、家族は無病息災なんですって!」
「また、【神殿】の【祭壇】に掲げられた【鏡】であれば功徳があるとか・・・」
「一般の民にとっては、【鏡】であれば何でも良いとか・・・」
「【タニハ】建国以来、【銅製錬所】で、【銅鏡】を大量生産して参りましたが、地震・洪水で全て壊滅し、【銅鏡】は不足気味です!」


日御子ミカ】は【タニハ】の窮状を聞いて、即座に決断した。

「なるほど!【イワシの頭も信心から】というわけか!?」
「【倭国】に蓄えてある【銅鏡】を全て、放出しよう!」
「【銅製錬所】の再建を最優先にして下さい。」
「当分の間、【銅鏡】は復旧のための労働力の代価でいいでしょう。」

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