倭国女王・日御子の波乱万丈の生涯

第２１章 【倭国全土】で【疾疫（エノヤマイ）】流行し、【御救い所】にての診療崩壊！！

〔２７６〕【疾疫《エノヤマイ》】の患者、大勢が【御救い所】に殺到！

　　【疾疫エノヤマイ(疫病)】の流行で、大勢の患者が【御救い所】に殺到し、【日御子ユリ】と１１人の【他浄治癒能力者】だけでは、手が回らなくなって来た！！


【日御子ユリ】から、【遠隔言霊交信神技テレパシー】で連絡を受けた【日御子ミカ】は急いで、空を飛んで来た！

【日御子ミカ】の【力】をもってしても、如何イカンともし難く、手の施しようがないかに思えた。

その時、【ミカ】の脳裡に、かつての【アキ王家国王治癒】の一件が思い出された。

早速、【倭国】内の近隣諸国から【御神鏡】の手配を命じ、１２枚の【御神鏡】が、【大神殿】に取り寄せられた。



　　【倭国大神殿】において、【日御子ミカ】が中心になって、補佐の【日御子】達｛【ユリ】【キララ】【ラビナ】【マリカ】}　及び、２５人の【日輪の女神直系王女】が【病魔退散】の【大祈祷会】を行った！


先ず、【祭壇】に１２枚の【御神鏡】を掲げ、【ミカ】は口火をきった。

「ここに集いし、我ら３０名は畏れ多くも、天上を統スべる【日輪の女神】直系の高貴な血を受け継いでいる女人達である！」

「我ら３０名には、多かれ少なかれ【超常霊能力】が備わっておる！」

「その【超常霊能力】を１２枚の【御神鏡】が数千倍にも増幅してくださる！」

「但し、他事を１人でも考えておると、効果は半減す！」

「ただ、悪霊退散！！病魔撲滅！！とのみ唱えよ！！」

「全員、心してかかれ！！」

「只今より、全員、黙祷モクトウ！！」