倭国女王・日御子の波乱万丈の生涯

第２１章 【倭国全土】で【疾疫（エノヤマイ）】流行し、【御救い所】にての診療崩壊！！

〔２７２〕【御救い所】に崖から転落し、重傷の【スミダヒコ総帥】が運び込まれ、研修生の中では最も優秀な【ミランダ姫】が診た！

　　【御救い所】が設立されて、１０数年が経過した。

この間、【王族未婚女子研修生】も、第３期の【研修生】を数えるまでになっていた。

第１期と第２期入所の【研修生達】は既に、【他浄治癒能力】に磨きをかけ、優秀な【医療従事者】となり、中でも、第２期入所の【ミランダ姫】の腕は群を抜いていた！

その【御救い所】の評判を聞きつけて、傷病者が次々に受診に来所していた！



　　そんな時、【ヤマト丞相】の息子であり、【ヤマト軍団】の【スミダヒコ総帥】が崖から転落し、【御救い所】に運ばれて来た。

その時、たまたま【スミダヒコ】の担当になったのが、【所長】の【ユリ日御子】を除いて、最も優秀な【医療従事者】の【ミランダ姫】であった！



　　【ミランダ】は早速、【スミダヒコ】の身体に【手当】をすると、両足と腰椎の【複雑骨折】とが判明した。

このままでは、一生歩くことはおろか、立ち上がることさえ不可能であったろう！

【ミランダ】は早速、【他浄治癒能力】で、患者の身体を透視し、骨片を【治癒念動能力】で正確に繋ツナぎ合わせ、丁寧に補修していった。

幸いなことに、丸一昼夜、患者は失神していたので、【ミランダ】は丸一昼夜、寝食をとらず、【手術】に専念できたのだった！