倭国女王・日御子の波乱万丈の生涯

古代雅之

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  第14章 【ナム王太子】討たれ、【ツモ国滅亡】により【新生倭国】建国及び、【女王・日御子】即位す!!

 〔164〕【ナム王太子】率いる【東軍】が【ツモ本国・本拠地】を包囲炎上虐殺す!!

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  第2次【イワミの戦い】で惨敗した【西軍】は散り散りとなり、【本拠地】に逃げ返った者十数名であった。


【東軍】は圧倒的優勢のまま、追撃侵攻し【ツモ本国本拠地】を完全包囲した。


本来なら、降伏勧告があってしかるべきだが【ナム】は怒り心頭に達しており、深夜になって、【本拠地全焼・皆殺し】を決断した!


【環濠】の外側に【火矢・弓箭連隊2000】をほぼ等間隔に立たせ、【火矢・2000本】を外周柵周辺に放った。


こうして、外側から順次、中心に向かって、火矢を打ち込んでいった。


【半弓】は【長弓】程の飛距離がなくとも、多数の火矢で、包囲炎上・全焼せしめることが可能なのである。


そして、焼け出され、火傷を負った人々も女・子供・老人に至るまで、助けることなく、真矢で虐殺していった。



  【ナム】は【環濠】の外側に立ち上がり、炎と黒煙で燃え盛る【ツモ本国本拠地】を眺めながら、不敵な笑みを浮かべた。

・・・父上が、後継者を指名せずに、急死したことは、【間諜(密偵、スパイ)】の報告から、明白だ・・・
・・・それを、浅知恵の【末子相続】が【遺言】だなどと小細工をロウしおって・・・
・・・お前達が家族・郎党諸共、焼け死ぬのは【天罰】だと思え!!・・・
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