154 / 449
第13章 【ミカ姫】は【イト王家王太子妃】のままで【若き日輪の御子】と成り得るのか!?
〔154〕【ユリ姫】による【御神鏡】の助けを借りた【他浄治癒力神技】
しおりを挟む
まず、【ユリ】は兄の、焼け爛れた背中に、【日輪の光】を【御神鏡】で反射させた【御神光】を照射させながら、祈念し続けた。
【ユリ】の【他浄治癒力神技】による治療は初めての試みで、はなはだ心許なかった。
実際、兄の背中に反射光を照射し始めて、かなりの時が経過したが、焼け爛れた兄の背中は全く変わらぬままだった。
【ユリ】は次第に焦って来て、何がダメなのか、あれこれ考えていた。
・・・ユリや!・・・
・・・妾の声が聞こゆるか?・・・
・・・はい!・・・
・・・【日輪の女神】様!はきと、聞こえまする・・・
・・・そなたが、鏡で反射させたのは単なる【日の光】であって、【御神光】とは似て非なるもの・・・
・・・他事や雑念や不安が混在しとる故じゃよ!・・・
・・・昨日までの【御神鏡】に対するそなたの【一心不乱の祈祷】は、それは見事であった!・・・
・・・【御神光】は【一心不乱の祈祷】からのみ、発生するのじゃ!・・・
・・・最初から、心して、やり直しじゃ!・・・
・・・ハハーッ!・・・
・・・誠にありがたき御助言!・・・
・・・感謝申し上げまする!・・・
【ユリ】は【御神鏡】を胸に抱き、精神統一し【一心不乱の祈祷】をして、【御神鏡】の鏡面を兄の背中に向けた!
すると、明らかに、先ほどの、単なる【日の光】とは異なり、質量感のある神々しい【御神光】が兄の背中に照射された!
【ユリ】の【他浄治癒力神技】による治療は初めての試みで、はなはだ心許なかった。
実際、兄の背中に反射光を照射し始めて、かなりの時が経過したが、焼け爛れた兄の背中は全く変わらぬままだった。
【ユリ】は次第に焦って来て、何がダメなのか、あれこれ考えていた。
・・・ユリや!・・・
・・・妾の声が聞こゆるか?・・・
・・・はい!・・・
・・・【日輪の女神】様!はきと、聞こえまする・・・
・・・そなたが、鏡で反射させたのは単なる【日の光】であって、【御神光】とは似て非なるもの・・・
・・・他事や雑念や不安が混在しとる故じゃよ!・・・
・・・昨日までの【御神鏡】に対するそなたの【一心不乱の祈祷】は、それは見事であった!・・・
・・・【御神光】は【一心不乱の祈祷】からのみ、発生するのじゃ!・・・
・・・最初から、心して、やり直しじゃ!・・・
・・・ハハーッ!・・・
・・・誠にありがたき御助言!・・・
・・・感謝申し上げまする!・・・
【ユリ】は【御神鏡】を胸に抱き、精神統一し【一心不乱の祈祷】をして、【御神鏡】の鏡面を兄の背中に向けた!
すると、明らかに、先ほどの、単なる【日の光】とは異なり、質量感のある神々しい【御神光】が兄の背中に照射された!
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
228
1 / 5
この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる