128 / 449
第11章 【天孫族連合軍】対【畿内ツモ国軍】の戦い!
〔128〕【朱雀の翼】対【スルク弓箭連隊】及び【青龍の牙】の敵本拠地攻め!≪4≫
しおりを挟む
環濠内の住居は勿論、樹木・草木・草花木果に至るまで、全焼と化し、火炎・煙が高く舞い上がり、辺り一帯は真昼のように明るくなった!
早い段階で、逃げ出した者は、火傷を負い、環濠に飛び込んだ者十数名のみで、皆、見張っていた【ヤマト軍団員】によって、取り押さえられていた。
深夜で、眠りに就いた王族・貴族ら高位高官身分の者達は、ほぼ間違いなく焼死したことであろう!?
この燃え盛る炎を目にして、ミカ姫は思った。
・・・かつては自分も、身を守る為とはいえ、何十人も、殺人を犯してきた・・・
・・・十数年前まで、この地で栄えた王族・貴族を虐殺して、国を乗っ取った【ツモ国の王族】高位高官・・・
・・・スルクの毒矢(トリカブトの根毒)での虐殺を命じた者や、その実行者達・・・
・・・この地で何も知らず、雇われて働いている無辜の人々・・・
・・・その他大勢の人々が炎にまかれ、死んでゆく・・・
・・・この大量虐殺を命じ、実行している我々・・・
・・・戦争とはいえ、何と罪深く、【諸行無常】の響きあり!!・・・
ハヤテやミカ達【青龍の牙】【ヤマト軍団】の将兵は、
「しばし、その場で待機」
の、号令の下、立ちすくんで、劫火の様を眺めている者、座り込んでいる者、横になっていびきをかいている豪の者等、まちまちであった。
その間、【マリン妃親子】は【御神鏡通信】にて【畿内ヤマト王家】の【カリン妃親子】に任務完了の報告とともに、【朱雀の翼】の【ヤマト総帥】の指示を仰いだ。
早い段階で、逃げ出した者は、火傷を負い、環濠に飛び込んだ者十数名のみで、皆、見張っていた【ヤマト軍団員】によって、取り押さえられていた。
深夜で、眠りに就いた王族・貴族ら高位高官身分の者達は、ほぼ間違いなく焼死したことであろう!?
この燃え盛る炎を目にして、ミカ姫は思った。
・・・かつては自分も、身を守る為とはいえ、何十人も、殺人を犯してきた・・・
・・・十数年前まで、この地で栄えた王族・貴族を虐殺して、国を乗っ取った【ツモ国の王族】高位高官・・・
・・・スルクの毒矢(トリカブトの根毒)での虐殺を命じた者や、その実行者達・・・
・・・この地で何も知らず、雇われて働いている無辜の人々・・・
・・・その他大勢の人々が炎にまかれ、死んでゆく・・・
・・・この大量虐殺を命じ、実行している我々・・・
・・・戦争とはいえ、何と罪深く、【諸行無常】の響きあり!!・・・
ハヤテやミカ達【青龍の牙】【ヤマト軍団】の将兵は、
「しばし、その場で待機」
の、号令の下、立ちすくんで、劫火の様を眺めている者、座り込んでいる者、横になっていびきをかいている豪の者等、まちまちであった。
その間、【マリン妃親子】は【御神鏡通信】にて【畿内ヤマト王家】の【カリン妃親子】に任務完了の報告とともに、【朱雀の翼】の【ヤマト総帥】の指示を仰いだ。
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
228
1 / 5
この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる