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第11章 【天孫族連合軍】対【畿内ツモ国軍】の戦い!
〔122〕味方の死傷者一兵も出さず、敵を全滅せしめたる手腕、流石は【若き英雄】との名にし負うハヤテ殿じゃ!
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【ヤマト王太子】の執務室にて、親子3人が顔を合わせて、談笑するのは、実に3年ぶりのことであった。
「ところで、タニハの大御所から聞いたんだが、【ミアンカの姉上】の娘を養子にしたそうだね!?」
「殿下の許しを得ずして、私の独断で決めました!」
「申し訳ありませぬ!」
「イヤ!許すも許さないもない!」
「これは一石二鳥、否、一石三鳥」
「我が【ヤマト王家】としては大歓迎だし、【タニハ王家】としても、最良の方策であり、【ミアンカの姉上の娘】にとっても、一番良いことであろう!」
この時、港の警備兵が、
「【本家イト国弔問使節団】及び【キビ王家弔問使節団】が、先程港に到着した由にござりまする。」
「そうか!」
「では、早速、【王家の方々】を丁重に、こちらに案内せよ!」
暫時経過の後、【イト王家】のカリン王妃、ハヤテ王太子と婚約者のミカ姫、ユリ姫、【キビ王家】のマリン王妃、キララ姫の6人の王族が案内されて入室し、【ヤマト王家】の3人の王族と対面した。
双方共に、型通りの挨拶を交わして、
「ところで、ハヤテ殿!」
「【アキ王家】の内紛を鎮めた、あの【火矢戦法】実にお見事!」
「味方の死傷者一兵も出さず、敵を全滅せしめたる手腕、流石は【若き英雄】との名にし負うハヤテ殿じゃ!」
「尊敬する【ヤマト王太子殿下】にそこまで誉められて【恐悦至極】に存じ上げまする!」
「その結果、【ツモ本国】にて、【大異変】が勃発したのを御存知か?」
「いいえ!」
「何も聞いてはおりませぬ!」
「家とタニハ軍の間諜の報告によると、3000の兵を失い、5人もの王子が殺され、国王は憤死したそうだ!」
「ところで、タニハの大御所から聞いたんだが、【ミアンカの姉上】の娘を養子にしたそうだね!?」
「殿下の許しを得ずして、私の独断で決めました!」
「申し訳ありませぬ!」
「イヤ!許すも許さないもない!」
「これは一石二鳥、否、一石三鳥」
「我が【ヤマト王家】としては大歓迎だし、【タニハ王家】としても、最良の方策であり、【ミアンカの姉上の娘】にとっても、一番良いことであろう!」
この時、港の警備兵が、
「【本家イト国弔問使節団】及び【キビ王家弔問使節団】が、先程港に到着した由にござりまする。」
「そうか!」
「では、早速、【王家の方々】を丁重に、こちらに案内せよ!」
暫時経過の後、【イト王家】のカリン王妃、ハヤテ王太子と婚約者のミカ姫、ユリ姫、【キビ王家】のマリン王妃、キララ姫の6人の王族が案内されて入室し、【ヤマト王家】の3人の王族と対面した。
双方共に、型通りの挨拶を交わして、
「ところで、ハヤテ殿!」
「【アキ王家】の内紛を鎮めた、あの【火矢戦法】実にお見事!」
「味方の死傷者一兵も出さず、敵を全滅せしめたる手腕、流石は【若き英雄】との名にし負うハヤテ殿じゃ!」
「尊敬する【ヤマト王太子殿下】にそこまで誉められて【恐悦至極】に存じ上げまする!」
「その結果、【ツモ本国】にて、【大異変】が勃発したのを御存知か?」
「いいえ!」
「何も聞いてはおりませぬ!」
「家とタニハ軍の間諜の報告によると、3000の兵を失い、5人もの王子が殺され、国王は憤死したそうだ!」
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