倭国女王・日御子の波乱万丈の生涯

第８章 【ミカ姫】は【日輪の女神】の長女の玄孫（孫の孫）のミアンカ王太女の嫡女！！

〔１０１〕【ミアンカ王太女の国葬】は【タニハ王家】が総力を挙げて取り仕切る！！

　　カリン王妃の発言が終わるや否や、すかさず、サヤカ妃が続けた。

「【大御所】！」
「この二人の縁組みは本邦史上最高の良縁かと存じまする。」
「つきましては、【亡きミアンカの姉上】に成り代わり、不肖この私と夫ヤマトが、ミカ姫の親代わりとなり、【この縁談】を取りまとめる事の御許可を是非共、【大御所】に、御願いしたいと存じまする。」


「フッフッフッフッ！」
「イャーッ！」
「そなたには、まいった！」
「当初、ミアンカが娘にミカと名付けたは、【タニハ王家】との絆キズナを断ちがたく、いずれはミカを王家に戻すつもりであったのだろう。」
「【タニハ王家】の直系女人ニョニンの名前の末尾は、いずれも【カ】で終わっているのじゃ！」
「この婆ババは、ミアンカの遺志を慮オモンパカって、【後継女王】にと、思ったのじゃが・・・」
「されど、ミカ本人にとっては、【若き英雄・ハヤテ殿】の【お妃キサキ】になる方がええじゃろう！」

「ところで、サヤカの、この方面の才能は凄スゴいモノがあるのーッ！」
「そなたの婿ムコ殿にしても、当時の周囲の人は【粗暴な遊び人】とバカにしておったが、今や、【タニハ王国の救世主】であり、人望のある、戦の天才じゃ。」
「この婆ババとて、一目も二目も置いている。」
「ハヤテ殿の相手にしても、最初は、そなたの娘ではなかったか！？」
「それが、いつの間にか、ミカの親代わりとは・・・」
「イヤー！まいった、まいった！！」
「ワッハッハッハッ！！」

「されど、そう、先走るでない！！」
「婚礼よりも、ミアンカ王太女の葬儀が先決じゃ！」
「【ミアンカ王太女及び夫君】の【葬儀】は１ヶ月後、タニハ王家が総力を挙げ、取り仕切る！」
「喪主のミカ姫を始め、関係各位の御列席を期待する！！」