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第8章 【ミカ姫】は【日輪の女神】の長女の玄孫(孫の孫)のミアンカ王太女の嫡女!!
〔96〕【ミカ姫】がヤマト(邪馬台)王家の長女!?
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こうした経緯もあり、娘の縁談の辞退だけなら、【御神鏡交信】で事足りたのだが、ミアンカの娘に会うべく、【イト国本家】に足を運んだのである。
サヤカ妃にとって、本家イト国は隣国であり、たびたび、訪れていたので、最も親しい王妃に面会を申し込んだ。
王妃も、迎賓の間にて、ミカ姫を伴い、出迎えた。
サヤカ妃は挨拶もそこそこに、ミカを見出すや否や、
「ミアンカの姉上にそっくりじゃ!」
「姉上の娘に間違いない!」
ミカの両手をつかみ、次いで抱き締めて、
「ミアンカの姉上はいかがした?」
「一緒ではないのか!?」
【日輪の女神】によって記憶が回復したばかりのミカは涙を流しながら、
「帰国途中の船が・・・大嵐で・・・その時、両親は共に・・・」
嗚咽で咽びながらも、やっとの思いで話すに留まった。
「もう、分かった故、何も申すでない!」
「さぞ、つらかったであろう・・・」
「これからは姉上に成り代わり、この私が親代わりとなりましょう。」
「母上が・・・身罷る直前・・・まず、サヤカ叔母上を・・・訪ねよ、とのことでした。」
と、嗚咽で涙ながらに訴えた。
「そうか!そうか!」
「ウム・ウム・・・!」
サヤカ妃も涙ぐんだ。
サヤカ妃は涙を拭って、王妃に告げた。
「王后陛下!」
「いかがでしょうか!?」
「この娘を私共夫婦が親代わりとして、つまり、【ヤマト王家の長女】を【本家の王太子】に嫁がせるということです。」
「それは願ってもない名案ですわ!」
「それならば、両王家の縁談の約束を反故にする事もなく、威信も失墜しませんわ。」
サヤカ妃にとって、本家イト国は隣国であり、たびたび、訪れていたので、最も親しい王妃に面会を申し込んだ。
王妃も、迎賓の間にて、ミカ姫を伴い、出迎えた。
サヤカ妃は挨拶もそこそこに、ミカを見出すや否や、
「ミアンカの姉上にそっくりじゃ!」
「姉上の娘に間違いない!」
ミカの両手をつかみ、次いで抱き締めて、
「ミアンカの姉上はいかがした?」
「一緒ではないのか!?」
【日輪の女神】によって記憶が回復したばかりのミカは涙を流しながら、
「帰国途中の船が・・・大嵐で・・・その時、両親は共に・・・」
嗚咽で咽びながらも、やっとの思いで話すに留まった。
「もう、分かった故、何も申すでない!」
「さぞ、つらかったであろう・・・」
「これからは姉上に成り代わり、この私が親代わりとなりましょう。」
「母上が・・・身罷る直前・・・まず、サヤカ叔母上を・・・訪ねよ、とのことでした。」
と、嗚咽で涙ながらに訴えた。
「そうか!そうか!」
「ウム・ウム・・・!」
サヤカ妃も涙ぐんだ。
サヤカ妃は涙を拭って、王妃に告げた。
「王后陛下!」
「いかがでしょうか!?」
「この娘を私共夫婦が親代わりとして、つまり、【ヤマト王家の長女】を【本家の王太子】に嫁がせるということです。」
「それは願ってもない名案ですわ!」
「それならば、両王家の縁談の約束を反故にする事もなく、威信も失墜しませんわ。」
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