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  第7章 【王太子ハヤテ】が【ミカ】を同伴し、凱旋帰国!

 〔75〕ミカのことを【亡国の王女】として、両親に紹介する!

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  「ヨーシ!これで、両親を説得する自信が出来たよ。」
「ミカのことを亡国の王女として紹介するよ。」


「エエーッ!そんなの無理よ!」
「私に嘘はつけない!」


「一概に嘘とは言い切れないよ。」
「御母上はナム王太子の巧言で口説かれた、と言ってたよね?」
「ナムは国を奪うために、その国の王女を口説いているのであって、平民の女を口説いたりはしてないはずだよ。」
「平民の女なら、口説かずとも、軍隊を差し向けて拉致ラチすればいいだけのこと、それが権力というものなんだ。」
「それに、たとえ、ミカや師匠のような剣の達人であっても、【弓箭(弓矢)隊】を30人ばかり、差し向ければ、矢傷を与えて、拉致すればいい。」
「今回の急な夜逃げにしても、師匠が『次は弓箭(弓矢)隊が来るかも!?』と、予想したからなんだ。」


「そういえば、平民にしては、両親が共に剣の達人というのも、おかしな話だし、なぜ天津で暮らしていたのか、何故、逃げまわっていたのか、不思議ではあったんだ。」
「フッフッフッフッ、この私が!?王女様!?」


「さようでございます、ミカ姫!」
「船室の結納の品々は、平民には無用の品なれど、姫には必需品かと・・・」


「苦しゅうないぞ!」
「良きに、は・か・ら・え!」


「ハハーッ!」
「姫の仰せに従い、今宵コヨイ、良きにはからって姫の船室に忍んで参りますれば・・・!?」


「・・・・・・・・・・・・!」


「・・・・・・・・・・・・!」
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