50 / 449
第6章 燦然と光り輝く【タニハ王家の至宝・紅玉】
〔50〕【御神鏡】による【被邪術解除】≪2≫
しおりを挟む
「よーし、分かった」
大御所は【祭壇】に掲げてあった【御神鏡】を取り外して、
「婿殿、こちらに1人ずつ、連れて参れ。」
「そして、この鏡で【日輪の御神光】を照射する度に、『正気に戻れ!』と叫んでもらえまいか?」
「御意!」
【大御所】が、屋外の日輪の光を【御神鏡】で反射させた【日輪の御神光】をシズカ姫に照射するや、ヤマトの「正気に戻れ!」と言う大声が【御所】内外に響き渡った。
【シズカ姫】は両手で頭を挟んで「ウッ!」と呻くや否や、両眼に生気が戻って来た。
「シズカや、この婆が分かるか?」
「ハイ、【大御所】様!」
「よし!もう大丈夫じゃ!」
「親衛隊員8名はシズカを居室寝所にお連れせよ!」
「隊長は今までのことを陛下にご報告申し上げよ!」
「サァ、婿殿続けようぞ!」
「御意!」
こうして、三名の親衛隊員も正気に戻り、他の三名と共に【御所】を後にした。
【御所】に残ったヤマトは尋ねた。
「その鏡が【日輪の女神】の【霊力】が宿っているという・・・?」
「左様じゃ!」
「我ら天孫族20王家が、各々【日輪の女神】から拝領した【御神鏡】じゃ!」
「我ら天孫族の女人は皆、多かれ少なかれ、ある程度の【霊能力】を身に携えておるが、この【御神鏡】によって、何倍にも増幅されておるのじゃ!」
「先程の彼奴の狼藉も、この【御神鏡】が教えてくれたのじゃ!」
「彼奴の正体も分かった!」
「えっ!?エエーッ!!??」
大御所は【祭壇】に掲げてあった【御神鏡】を取り外して、
「婿殿、こちらに1人ずつ、連れて参れ。」
「そして、この鏡で【日輪の御神光】を照射する度に、『正気に戻れ!』と叫んでもらえまいか?」
「御意!」
【大御所】が、屋外の日輪の光を【御神鏡】で反射させた【日輪の御神光】をシズカ姫に照射するや、ヤマトの「正気に戻れ!」と言う大声が【御所】内外に響き渡った。
【シズカ姫】は両手で頭を挟んで「ウッ!」と呻くや否や、両眼に生気が戻って来た。
「シズカや、この婆が分かるか?」
「ハイ、【大御所】様!」
「よし!もう大丈夫じゃ!」
「親衛隊員8名はシズカを居室寝所にお連れせよ!」
「隊長は今までのことを陛下にご報告申し上げよ!」
「サァ、婿殿続けようぞ!」
「御意!」
こうして、三名の親衛隊員も正気に戻り、他の三名と共に【御所】を後にした。
【御所】に残ったヤマトは尋ねた。
「その鏡が【日輪の女神】の【霊力】が宿っているという・・・?」
「左様じゃ!」
「我ら天孫族20王家が、各々【日輪の女神】から拝領した【御神鏡】じゃ!」
「我ら天孫族の女人は皆、多かれ少なかれ、ある程度の【霊能力】を身に携えておるが、この【御神鏡】によって、何倍にも増幅されておるのじゃ!」
「先程の彼奴の狼藉も、この【御神鏡】が教えてくれたのじゃ!」
「彼奴の正体も分かった!」
「えっ!?エエーッ!!??」
0
お気に入りに追加
228
あなたにおすすめの小説
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
猿の内政官 ~天下統一のお助けのお助け~
橋本洋一
歴史・時代
この世が乱れ、国同士が戦う、戦国乱世。
記憶を失くした優しいだけの少年、雲之介(くものすけ)と元今川家の陪々臣(ばいばいしん)で浪人の木下藤吉郎が出会い、二人は尾張の大うつけ、織田信長の元へと足を運ぶ。織田家に仕官した雲之介はやがて内政の才を発揮し、二人の主君にとって無くてはならぬ存在へとなる。
これは、優しさを武器に二人の主君を天下人へと導いた少年の物語
※架空戦記です。史実で死ぬはずの人物が生存したり、歴史が早く進む可能性があります
滝川家の人びと
卯花月影
歴史・時代
故郷、甲賀で騒動を起こし、国を追われるようにして出奔した
若き日の滝川一益と滝川義太夫、
尾張に流れ着いた二人は織田信長に会い、織田家の一員として
天下布武の一役を担う。二人をとりまく織田家の人々のそれぞれの思惑が
からみ、紆余曲折しながらも一益がたどり着く先はどこなのか。
織田信長IF… 天下統一再び!!
華瑠羅
歴史・時代
日本の歴史上最も有名な『本能寺の変』の当日から物語は足早に流れて行く展開です。
この作品は「もし」という概念で物語が進行していきます。
主人公【織田信長】が死んで、若返って蘇り再び活躍するという作品です。
※この物語はフィクションです。
鬼面の忍者 R15版
九情承太郎
歴史・時代
陽花「ヤングでムッツリな服部半蔵が主人公の戦国コメディ。始まるざますよ!」
更紗「読むでがんす!」
夏美「ふんがー!」
月乃「まともに始めなさいよ!」
服部半蔵&四人の忍者嫁部隊が、徳川軍団の快進撃に貢献するチープでファンキーな歴史ライトノベルだぜ、ベイベー!
※本作品は、2016年3月10日に公開された「鬼面の忍者」を再編集し、お色気シーンを強化したイヤんバカン版です。
※カクヨムでの重複投稿をしています。
表紙は、画像生成AIで出力したイラストです。
クラスメイトの美少女と無人島に流された件
桜井正宗
青春
修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。
高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。
どうやら、漂流して流されていたようだった。
帰ろうにも島は『無人島』。
しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。
男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?
夢の雫~保元・平治異聞~
橘 ゆず
歴史・時代
平安時代末期。
源氏の御曹司、源義朝の乳母子、鎌田正清のもとに13才で嫁ぐことになった佳穂(かほ)。
一回りも年上の夫の、結婚後次々とあらわになった女性関係にヤキモチをやいたり、源氏の家の絶えることのない親子、兄弟の争いに巻き込まれたり……。
悩みは尽きないものの大好きな夫の側で暮らす幸せな日々。
しかし、時代は動乱の時代。
「保元」「平治」──時代を大きく動かす二つの乱に佳穂の日常も否応なく巻き込まれていく。
本能のままに
揚羽
歴史・時代
1582年本能寺にて織田信長は明智光秀の謀反により亡くなる…はずだった
もし信長が生きていたらどうなっていたのだろうか…というifストーリーです!もしよかったら見ていってください!
※更新は不定期になると思います。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる