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第2章 【ヤマト軍団】と、【予言された年に生誕の4王女】
〔21〕マリン王妃の【遠隔言霊交信神技《テレパシー》】
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【ヤマト軍団】の一行は【キビ王家の館】に到着した。
キビト国王自ら【館】を出て、一行を出迎えた。
お互い、挨拶を交わし終えた、その時、二頭の子馬が駆けて来た。
キララ姫は初めての乗馬のはずだが、実にうまく乗り回している。
驚くべき身体適応能力である。
「オヤジィー!」
「この【馬】オジキに貰っちゃった!」
「礼を言っといてくれよなーッ」
「マッタクッ!」
「礼儀知らずの【お転婆】で困るよ!」
「何を言ってやがる。」
「本当は嬉しいくせに!」
「それに、『この乱世では、従順でしとやかな女の子は、荒くれ者の慰みモノになるか、短命になるかのいずれかだ!』なーんて御高説をのたもうたのは、どこのどなたでしたっけ?」
「ワッハッハッハッ!」
「マッ!」
「ここでは何だ、とにかく中に入ってくれ!」
「あれが【馬】か!?」
「聞いてはいたが、見るのは初めてだ。」
「なかなか、手に入れることができない高価なものと聞いている。」
「とにかく礼を申す。」
「有りがたく頂戴致す!」
「ところで、朝鮮からの帰路、大嵐で多くの船と積み荷を失ったらしいな!?」
「あの【馬】も、お主自身も【奇跡の生還】らしいなァ!?」
「エッ!!」
「どうして、その事を!?」
「・・・アーッ! 奥方の王妃からの情報か!?」
本家のイト国王妃とマリン・キビ国王妃は、【双子姉妹】であり、双子の間でのみ通用する【遠隔言霊交信神技】
の使い手であった。
キビト国王自ら【館】を出て、一行を出迎えた。
お互い、挨拶を交わし終えた、その時、二頭の子馬が駆けて来た。
キララ姫は初めての乗馬のはずだが、実にうまく乗り回している。
驚くべき身体適応能力である。
「オヤジィー!」
「この【馬】オジキに貰っちゃった!」
「礼を言っといてくれよなーッ」
「マッタクッ!」
「礼儀知らずの【お転婆】で困るよ!」
「何を言ってやがる。」
「本当は嬉しいくせに!」
「それに、『この乱世では、従順でしとやかな女の子は、荒くれ者の慰みモノになるか、短命になるかのいずれかだ!』なーんて御高説をのたもうたのは、どこのどなたでしたっけ?」
「ワッハッハッハッ!」
「マッ!」
「ここでは何だ、とにかく中に入ってくれ!」
「あれが【馬】か!?」
「聞いてはいたが、見るのは初めてだ。」
「なかなか、手に入れることができない高価なものと聞いている。」
「とにかく礼を申す。」
「有りがたく頂戴致す!」
「ところで、朝鮮からの帰路、大嵐で多くの船と積み荷を失ったらしいな!?」
「あの【馬】も、お主自身も【奇跡の生還】らしいなァ!?」
「エッ!!」
「どうして、その事を!?」
「・・・アーッ! 奥方の王妃からの情報か!?」
本家のイト国王妃とマリン・キビ国王妃は、【双子姉妹】であり、双子の間でのみ通用する【遠隔言霊交信神技】
の使い手であった。
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