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第2章 【ヤマト軍団】と、【予言された年に生誕の4王女】
〔18〕キビ王家の【キララ王女】とヤマト王家の【ラビナ王女】
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ヤマト王太子の一行は、児島の碇泊船に二百人の待機要員を残し、長蛇の列を連ねて【王家の館】のある巨大集落を目指していた。
すると、頭上から、
「オーイ! ヤマトのオジキー!」
「お転婆娘は連れて来とらんのかー!?」
すかさず、後方から白馬(子馬)が駆け寄って来た。
「じゃじゃ馬娘から言われたくないわよ!」
樹木の枝から前方宙返りして、地面に降り立った女の子も、馬上の女の子も、共に小麦色に日焼けしているが、どことなく気品のある、稀に見る美少女だった。
「オーッ! キララ姫か!?」
「暫く見ぬ間に、ずいぶんと、たくま・・・綺麗になったなァー!」
「ん? 何じゃ?」
「我ら田舎モンには都会モンの言葉はよォーわからん。」
「それに『じゃじゃ馬』って、何じゃーっ?」
「親父の言葉を田舎語に翻訳するとねーッ、男のように逞しく、健やかに成長したなァー!」「それから、【馬】っていうのはね、この動物のことで、さっきの宙返り、馬のようにかっこ良かったわよ。」
「これッ!ラビナ!!」
「そうじゃろうのオーッ!」
「さっきのは【前方宙返り半捻り】じゃ!」
「誉め言葉と、とっておこう。」
「フゥーッ! コホン!」
「それで、姫への贈り物はこの子馬なんじゃがー・・・」
「ワレは白は好かん!」
「どうせなら、オジキの乗っているような栗毛がいい。」
「そうかァー!?」
「それはちょうど良かった。」
「後方の台車に繋いでいる。」
「ラビナ!!」
「一緒に行って、後から来なさい。」
「ハーイ!」
と、2人一緒に駆けて行った。
すると、頭上から、
「オーイ! ヤマトのオジキー!」
「お転婆娘は連れて来とらんのかー!?」
すかさず、後方から白馬(子馬)が駆け寄って来た。
「じゃじゃ馬娘から言われたくないわよ!」
樹木の枝から前方宙返りして、地面に降り立った女の子も、馬上の女の子も、共に小麦色に日焼けしているが、どことなく気品のある、稀に見る美少女だった。
「オーッ! キララ姫か!?」
「暫く見ぬ間に、ずいぶんと、たくま・・・綺麗になったなァー!」
「ん? 何じゃ?」
「我ら田舎モンには都会モンの言葉はよォーわからん。」
「それに『じゃじゃ馬』って、何じゃーっ?」
「親父の言葉を田舎語に翻訳するとねーッ、男のように逞しく、健やかに成長したなァー!」「それから、【馬】っていうのはね、この動物のことで、さっきの宙返り、馬のようにかっこ良かったわよ。」
「これッ!ラビナ!!」
「そうじゃろうのオーッ!」
「さっきのは【前方宙返り半捻り】じゃ!」
「誉め言葉と、とっておこう。」
「フゥーッ! コホン!」
「それで、姫への贈り物はこの子馬なんじゃがー・・・」
「ワレは白は好かん!」
「どうせなら、オジキの乗っているような栗毛がいい。」
「そうかァー!?」
「それはちょうど良かった。」
「後方の台車に繋いでいる。」
「ラビナ!!」
「一緒に行って、後から来なさい。」
「ハーイ!」
と、2人一緒に駆けて行った。
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